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ママタイムズ

「まちなかひまわり大作戦」

伏虎義務教育学校3年3組の子供たちが考えた「自分たちのまちにできること」。まちが明るく、元気に!会話の花が咲きました!

2021/07/16

7月15日(木)、飲食店やオフィスが立ち並ぶまちの一角で、子供達の元気な声。
伏虎義務教育学校3年3組の子供達です。実は、この日、子供達が考えてきた作戦を実行することになりました。名付けて「まちなかひまわり大作戦!!」。伏虎義務教育学校では、和歌山のひと・もの・ことを題材に学ぶ「わかやま創造科」という授業があります。その中で、「自分達のまちにどんなことができるのか」みんなで話し合い、子供達主導のプロジェクトが始動しました。

飲食店からまちづくりの取り組みをされているTABLOCAL(タブローカル)の奥畑さんから、素敵な提案が

そんな子供達に、飲食店オーナーであり、飲食業から「住みやすいまちづくり」を目指す取り組みをされているTABLOCAL(タブローカル)の奥畑公康さんから素敵な提案が。
子供達が種から育てたひまわりでまちを元気にするというものです。
奥畑さんがオーナーを務める飲食店の一つ、「襷食堂(たすきしょくどう)」があるビルの壁をひまわりでいっぱいにすることになりました。

そこから、3年3組の「まちなかひまわり大作戦!!」の準備がスタート!
ひまわりやホウセンカ、マリーゴールド、コスモスの種をたくさんのプランターに植えて、学校で大事に育てました。他にも、襷食堂にお弁当を買いに来てくれたお客さんに渡すためのお手紙を1枚1枚心を込めて書きました。その数なんと200枚!

お弁当に子供達の手紙が。これだけでも優しい気持ちになりますね。
襷食堂のお弁当の横に自分たちが書いた手紙を準備。

「ひまわりを見てまちの人達が笑顔になってくれたらいいな!」一学期最後に大作戦決行です!

トラックに積まれた花々を運び出す子供達。
子供達が学校で育てた沢山の花々を載せたトラックが到着。担任の友居先生や「お花のおねえさん」ことオフィスイオリの北村依央理さんと一緒に、みんなで力を合わせて運び出しました。
大きく育った花々を植えたプランター。けっこう重いと思いますが暑い中、みんな一生懸命運んでいました。
自分たちが大切に育てたひまわりやたくさんの花を見て、ここを通るサラリーマンやOLさん、近くの病院に行くおじいちゃん、おばあちゃん、沢山のまちの人達が元気になってくれたらいいなぁ、笑顔になってくれたらいいなぁ。

襷食堂のお客様やまちの人達に積極的に話しかける子供達

襷食堂に来たお客さんに駆け寄って「ひまわりを植えたので見て行ってください!」と元気に話しかける子供達。驚きながらも自然とみなさんが笑顔に変わるのがとても印象的でした。
TABLOCALの奥畑さんもおっしゃっていましたが、「未来を創るのは、まちを元気にするのは子供達」だなとつくづく感じました。子供達って本当にすごいんです。「まちをよくしたい、まちの人達を笑顔にしたい」と思ったら、すぐ行動出来て、真っすぐな気持ちを伝えられる。その姿に、まちの人達の心も動かされるんですね!
この日も、子供達がいるだけで賑やかで明るく、まちなかは会話の花がたくさん咲いていました。

駐車場ばかりのまちなかがぱっとと明るくなりました!見つけたら足を止めて見ていってくださいね

子供達のようにすくすく育った花々。取材時にはまだつぼみだったひまわりも満開になっています!
「お花のおねえさん」から葉っぱの間引き方を教えてもらって黙々と作業していました。
最後にお掃除もして、ひまわり設置完了です!
伏虎義務教育学校3年3組の子供達主導のプロジェクト「まちなかひまわり大作戦!!」
みなさんにもぜひ、子供達が、自分たちのまちのことやまちの人達のことを考え、話し合い、花々を種から育て、沢山の手紙を書いて・・・と、プロジェクトのために一生懸命準備してきた過程を想像してひまわりを見て頂きたいです。
そして私たち大人も、子供達にとって住みやすいまちづくりを考えていきたいですね。

子供達の育てたひまわりを見に行きませんか?場所は、和歌山市十二番丁の襷食堂横の壁側です!

◆◆◆取材後記◆◆◆
取材時に挨拶した瞬間から、人懐っこく話しかけてくれた3年3組の子供達。今回のプロジェクトで、「自分たちのまち」について考え、そのために動いた経験はきっと未来に繋がると思います。
私にも同じ年の息子がいるので、今度3年3組のみんなのことを話してみようと思います。これからも子供達の活動を色々ご紹介していこうと思います。
お楽しみに!      (田中かおり)