和歌山ランチめぐり
冷たい蕎麦に込めた熱い情熱。幻の在来種を自家製粉、蕎麦に魅了された店主が打つこだわりの「冷蕎麦」(和歌山市屋形)

まいぷれ和歌山スタッフが、和歌山市内を中心に気になるランチのお店を取材する「和歌山ランチめぐり」。今回は、和歌山市屋形にある「そば切 徳」を取材してきました!

「免疫力UPランチ」 1300円(税抜き)
そば切
酵素玄米おにぎり(又はいなりずし)
季節の副菜
そば通の間で「幻のそば」とされる品種、「奈川在来」が味わえると評判のお店で、店主の並々ならぬ情熱が注がれた「そば切」を頂きました。
作法にのっとり、まずは何も付けずに蕎麦だけを頂きます。もちもちした食感、コシが強く弾力ある歯応え!風味を引き立たせるため中粗挽きにしているそうで、香りもしっかりと感じられます。
つなぎの小麦は1割程度、にもかかわらずブチブチ切れることなく、とてもしなやか。しかもこの細さは正に職人技です◎
次はつゆにそっと半分ほど浸して頂きます。つゆの濃さは丁度良く、つい飲み干してしまいそうになるくらいの奥深い旨味。蕎麦の繊細な味を消してしまうこと無く、より引き立てていました。
そして次は薬味を乗せて。決してつゆに溶いてしまわないで下さいね。ふわっと卸された本山葵を蕎麦にちょっと付けて頂きます。ツン!とした刺激が鼻から抜け、その爽快感が味わいのアクセントに。
土鍋で炊いた酵素玄米のおにぎりはふっくらとして、玄米は硬いという印象を払拭するほど軟らかい口当たり。時間をかけて練られたそば豆腐、丁寧に裏漉しされたスープ、女将特製のデザートと手の込んだものばかり。
湯がきたてを出してくれるので、出されたらテンポよく頂きましょう◎時間が経つほど、せっかくのコシが失われていきます・・・一番美味しいタイミングを逃してはいけませんよ*
・引き戸を開けた右側には、ガラス張りの打ち場。
・通路には飛び石が敷かれ、部屋の窓には障子、落ち着いた和の佇まい。
・2~4人掛けのテーブル席。総席数15席。
和食料理店で働いていた時にそば打ちを任せられるようになり、蕎麦の魅力に目覚めたのがきっかけです。修行を重ね、各地の玄蕎麦を試す中でこの品種に出会いました。
製粉は蕎麦の風味を左右する重要な工程。本来の旨味を引き出すため、土作りから大切に育てている生産者の想いを伝えるため、自家製粉にこだわり、毎日丁寧に挽いています。
お出しするのは「冷蕎麦」のみ。蕎麦のみを味わって頂くも良し、薬味や料理と一緒に頂くも良し、また、お酒との組み合わせも楽しんで頂ければ。
糖尿病予防や疲労回復、免疫機能を高めるなど数多くの効能を持つ蕎麦。食べて健康になって頂きたいと願っています。
きちんとしたお店でお蕎麦を頂くのは久しぶり。全くそば通ではない私の、にわか通ぶった食べ方を披露しましたが…やはり何でも「一番美味しい食べ方」が有るもので。
製粉にこだわり、「冷蕎麦」にこだわり、「挽きたて、打ちたて、湯がきたて」にこだわるのは、本当に美味しいと思えるものを最高の状態で食べて欲しいというご主人の想いがあるから。
食べ方くらい好きにさせてと言う前に、生産者さんや作り手の努力と想いを汲んで、作法にのっとり通ぶって食べてみて下さいね*
※「そば切」とはいわゆる麺の形の蕎麦のこと。江戸時代より昔は練っただけの「そばがき」でした。
(くう*)
| 店名 | そば切 徳 |
| 住所 | 和歌山市屋形町4-15-1 |
| 電話 | 073-427-3456 |
※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。