和歌山の歯科医院特集
(更新)
高齢者から若い世代まで、誰もが知っておきたい口腔ケアの大切さを奥出さんがお話してくれます♪

歳を重ねるにつれて気になるお口の健康。特に高齢者の方々にとって、口腔ケアは健康な歯を守るだけでなく、全身の健康を左右する重要な要素になります。今回は、和歌山市にある「なかにし歯科医院」のマネージャーで歯科衛生士の奥出さんに、口腔衛生管理体制の重要性や指導・助言について話をうかがいました。
――奥出さん、本日はよろしくお願いします。なかにし歯科医院では、「介護施設での口腔管理体制のための指導や助言」を行われているとお聞きしました。まずはそのような取り組みを始められたきっかけを教えてください。
奥出:
近年、お口の中の細菌が全身の健康に与える影響について研究が進み、特に高齢者の方では誤嚥性肺炎の原因にもなることがわかってきました。私たち歯科医院の役割は、単に「歯を治す」だけではなく、地域の皆さまの健康を総合的に支えることだと考えています。
介護保険制度の改定により、特別養護老人ホームなどでは口腔衛生管理体制が必須になりました。しかし現場では「どのように口腔ケアを行えばよいのか」「どんな歯ブラシを選べばよいのか」など、具体的にどのようなことを行えばよいかと困っていらっしゃる施設が多いんです。
――そうなんですね。現在介護施設等で研修を行われているとのことですが、実際にどのような内容を指導されているのでしょうか?
奥出さん:
主には口腔ケアの必要性と手順が中心になります。例えば、基本的なブラッシング方法はもちろん、口を開いてくれない方に対するアプローチ方法、誤嚥を防ぐための注意点などをお伝えしています。
また、口腔リハビリについてもご説明します。唾液腺のマッサージを行うことで唾液の分泌が促され、自然な潤いが戻ってくることで舌苔がつきにくくなったり、口腔内環境が改善したりと様々な効果が期待できます。

――現場の介護職員の方々からは、どのような反応がありますか?
奥出さん:
皆さん本当に熱心に聞いてくださいます。介護福祉士の方々は利用者さんのケアに一生懸命取り組まれていますが、口腔内の専門的な知識については不安を感じていらっしゃる方も多いんです。
例えば、入れ歯の汚れや歯と歯茎の境目の清掃など、表面上は綺麗に見えても実は汚れが溜まっている部分があります。そういった「プロの歯科衛生士としての視点」を共有することで、より効果的な口腔ケアを実践していただけるように心がけています。
――利用者さんからの反応はいかがですか?
奥出さん:
利用者様も同様にとても好評です。口腔ケアとマッサージを組み合わせて行ったりもするのですが、最初は口の中がカサカサに乾燥していた方も、回数を重ねるごとに口腔内に潤いが出てきて、明らかに気持ちよさそうにしてくださるんです。
「次はいつ来るの?」「また来てね」と楽しみにしてくださる利用者さんもいらっしゃいます。
そういう反応を見ると、本当にやりがいを感じますね。

――口腔ケアが行き届かないと、どのような問題が起こるのでしょうか?
奥出さん:
まず、歯周病が悪化し、歯肉の腫れや出血・痛みが生じます。また、歯周病菌が血液に入ることで心筋内膜炎や心筋梗塞といった心疾患のリスクが高まります。ほかにも認知症にも影響するという研究結果も出ています。
そして深刻なのは、口腔機能の低下です。噛む力が弱くなると、本来は普通に食事ができるのに、安全のためにペースト状の食事を提供するという判断がなされる場合もあります。
――なるほど…それは確かに深刻な問題ですね。
奥出さん:
私がもし逆の立場だったら、食べる機能があるのに食べさせてもらえないのは本当に悲しいことだと思うんです。食事は人生の楽しみの一つでもありますし、その楽しみを奪ってしまわないよう、適切な口腔ケアで機能を維持していくことが大切だと考えています。
噛む力を維持することで、消化器官への負担も軽減されますし、脳への刺激にもなります。
口腔ケアは単なる清掃ではなく、生活の質を維持・向上するための重要な「ケア」なんです。
――口腔衛生管理体制のための指導・助言は重要性の高い取り組みであることが理解できました!最後に、今後の展望についてお聞かせください。
奥出さん:
私たちが目指しているのは、地域の皆さまが「健康的で楽しい生活を送る」ことができるようにサポートすることです。
歯科医院というと「痛くなったら行く場所」というイメージがまだまだ強いですが、治療が必要だから行くのではなく、予防のために定期的に通っていただく、そして困ったときには気軽に相談していただける存在でありたいと思っています。
介護施設での研修を通じて、口腔ケアの重要性をより多くの方に知っていただき、地域全体の口腔への意識を高めていきたいですね。
――素敵なお話ありがとうございました!
なかにし歯科医院では、訪問診療や口腔ケア指導を通じて、地域の高齢者や介護施設の方々の口腔衛生管理体制をサポートしています。奥出さんのお話からも、口腔ケアが単なる清潔保持だけでなく、全身の健康や生活の質に深く関わっていることがよく分かりました。
歯周病予防や誤嚥性肺炎の予防、さらには心疾患や認知症のリスク低減にも繋がる口腔ケア。ご自身やご家族、あるいは介護されている方の口腔ケアについて見直すきっかけにしていただければ幸いです。
高齢・病気・障がいなどの事情で通院が困難な方、ご家族の口腔ケアでお悩みの方は、まずはお気軽にご相談されてはいかがでしょうか。
※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。
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