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地元民おすすめ!和歌山のお出かけスポット特集!

水ときらめき紀の川館

更新)

紀の川大堰(おおぜき)のヒミツに迫る!川をのぼる魚の観察やレアなダムカードまで、まいぷれ和歌山編集スタッフがその魅力を徹底レポート!

和歌山市を流れる紀の川。その壮大な流れを間近で感じながら、川の役割や生き物たちの営みを学べる施設、「水ときらめき紀の川館」。

ここでは、紀の川大堰(きのかわおおぜき)の役割を学べる展示のほか、紀の川の歴史過去の水害時の様子建設中の貴重な写真や、紀の川を遡る魚たちを観察できる「魚道観察室」などの設備があり、子どもから大人まで楽しめるスポットなんです!

さらに、紀の川大堰のダムカードが無料でもらえるのも嬉しいポイント♪

今回は、そんな「水ときらめき紀の川館」にまいぷれ和歌山編集部スタッフが実際に訪れて、その魅力を詳しくレポートします!

大堰(おおぜき)とは?

 

大堰とは、川の水をせき止めたり、水の流れを調整したりするための施設。洪水の防止や水の安定供給など、地域の暮らしを支える大切な役割を果たしています。

 

紀の川大堰について

紀の川の水の流れをコントロールして、地域の暮らしを支える施設です。紀の川大堰は、次の3つの目的で建設されました。(平成15年3月完成)

 

治水: 洪水を防ぐために川の水量や流れをコントロールし、地域の安全を守ります。
利水: 生活用水や農業用水など、私たちの暮らしに必要な水を安定して供給します。
環境維持: 川の環境を守るため、魚道を整備して魚の移動をサポートし、生き物がすみやすい自然環境を保ちます。

早速施設内へ!

入場はインターホンを押して、スタッフの方に見学に来たことを伝えます。

インターホンは正面玄関のすぐ前にあります。

館内は土足禁止。靴箱でスリッパに履き替えて施設内へ。

エントランス

館内に入ると正面に大きなモニターがお出迎え!

紀の川大堰建設中の写真。だんだんと完成されていく様子がわかります!

和歌山市の様々な観光名所や施設がマップで紹介されています。

パソコンコーナー

パソコンがずらり!

「チャレンジ!!紀の川クイズ」をはじめ、「紀の川マップ」、「紀の川ものしり辞典」など、3つ項目が楽しめます。

展示コーナー

過去の水害や紀の川の舟運、橋の今昔について、展示パネルでわかりやすく紹介されています。川を生活の一部として活用してきた歴史や過去の水害の様子も取り上げられており、川の流域に暮らす人々がその恵みを享受しつつも常に災害に直面していた歴史について学ぶことができます。また、紀の川大堰が果たす「治水」「利水」「環境」の3つの役割についても紹介されており、これらがどのように地域の人々の生活を守り、支えてきたのかを知ることができます。

壁一面の資料!

明治・昭和初期の紀の川のくらしや、橋の今昔。

紀の川で起こった水害の様子。

下流~上流のおはなしや水源地を守る取り組みについての展示。

床には縮尺された和歌山市の航空写真が。紀の川の河口から源流までを巡りながら、川の流れに合わせて移り変わる風景や地形の変化を体感できます。

紀の川下流に生息する昆虫の標本の展示。

紀の川大堰の構造や機能、仕組みを知れるジオラマ。

カニのマークのボタンを押すと、映像がスタート!小さなお子さんでもわかりやすい♪

次は、屋外にある「魚道観察室」へ!

魚道とは?

魚道とは、河川やダム、堰などの人工構造物が魚の移動を妨げないように設置された通路のこと。

魚たちが繁殖や餌を求めて自由に上流と下流を行き来できるように設計されています。泳ぎが得意な魚も苦手な魚も安心して移動できるよう、魚種や水流の速さ、周囲の環境に応じてさまざまな形状や構造が工夫されています。

 

紀の川大堰では、左右岸に3種類ずつ計6基の魚道を整備。

・川のようにゆるやかな流れを再現し、泳ぎがあまり得意でない魚でも無理なく進める【人工河川式魚道】

・さまざまな魚種やサイズの魚が遡上・降下できるよう工夫された【デニール付バーチカルスロット式魚道】

・段差のある流れの中で、魚が一段ずつ休みながらのぼれるよう設計された【階段式魚道】

 

こうした工夫によって、魚たちが安全に移動できる環境が守られ、生き物たちの豊かな営みを支えているのです。

魚道観察室へは、施設前の階段を降りて向かいます。

橋のふもとに3種類の魚道があります。

魚道の近くには鳥がたくさん!魚を狙っているのでしょうか?

階段式魚道の様子。

魚道のそばを水路をのぞいてみると、大きな魚がいっぱい!施設の方に伺うと、こんなにたくさんの魚がいることは珍しいのだそう!

魚道観察室

 

魚道観察室では、海と川を行き来する魚が海から川へさかのぼる姿をガラス越しに観察することができます!特に3月下旬から5月下旬頃にかけては、多くのアユが遡上する姿が見られるそう!

階段を降りると魚道観察室の入り口があります。

中はまるで“水族館”みたい!魚が逃げていかないように照明は少し暗くしているそう。

この日はあいにく魚の遡上は見られませんでしたが、4月頃から遡上の様子を見られる日が多いそうですよ♪

実際のアユの遡上の様子

取材日に見ることは叶いませんでしたが、その後、アユの遡上が始まったようです。2025年4月10日にはなんと約6万匹を数えたそうですよ!

※画像提供 水ときらめき紀の川館

※画像提供 水ときらめき紀の川館

※画像提供 水ときらめき紀の川館

遡上のシーズンになると、多くの魚たちが川をのぼる姿を見ることができます。小さな体で懸命に進むその光景は、まさに圧巻!ぜひその迫力を間近でご覧ください。

魚道観察室ではアユをはじめ、ウナギやモズクガニなどの遡上の様子が観察できるそうです。

遡上の時期がひと目でわかるカレンダー。

編集スタッフが見つけた施設内の注目ポイント!

波の動きをモチーフにした可愛いソファ♪

可愛いイラストとともに施設内の壁のあちこちに貼られたクイズ。

施設で学んだこと、ちゃんと覚えているかな?

予約すると、さらに詳しく見学ができます。

 

もっと詳しく館内を知りたい方や、団体での見学を考えている方は事前予約を!

施設のスタッフによる説明や案内に加え、2階にある操作室の見学を通じて、川の役割や防災の仕組みについてさらに深く学ぶことができます。また、屋上にある展望デッキでは、周囲の景色を眺めながら、川の流れや施設の役割をより実感することができます。

ただし、業務の都合により予約があってもご案内が難しい場合があるとのこと。確実な案内を希望される場合は、早めに確認しておくと安心ですね。

屋上へ続く3階のホールには東西南北のパノラマ写真が展示されています。

紀の川大堰を一望できる展望デッキ。

ダムにもコレクションカードがあるの知ってた?


ダムカードとは、国や自治体が管理しているダムで配布されている公式コレクションカードの事。ダムの所在地、型式、貯水量といった基本情報のほか、美しい写真や設計にまつわる豆知識などが掲載されています。全国各地で集めているファンも多く、コレクターズアイテムとして人気です。

【紀の川大堰のダムカード】はここ、「水ときらめき紀の川館」で配布を行なっています。紀の川大堰の歴史や役割を学んだ記念に、ぜひ現地でゲットしてみてください!なお、カードの配布は実際にダムを訪れた方限定です。

まいぷれ和歌山スタッフも紀の川大堰のダムカードをいただきました♪

まとめ

 

いかがでしたか?

紀の川大堰の役割をはじめ、紀の川の自然や歴史、そして川の生態系を学べる「水ときらめき紀の川館」。子どもから大人まで楽しみながら紀の川大堰の役割や周辺の環境について深く知ることができる魅力的な施設に、訪れてみてはいかがでしょうか?

~編集後記~

 

近くを通るたび、「ここはなんの施設だろう?中に入れるのかな?」とずっと気になっていました。

今回取材させていただき、
普段何気なく利用している水が、こんなにも多くの工夫と努力によって守られていることに改めて気付くことが出来ました。

団体での見学はもちろん、個人の方でも是非見学に来て下さいとのこと♪
紀の川の流れを間近に感じながら、学びと発見に満ちた時間をぜひ体験してみてください!

施設概要

開館時間9:30~16:30(入館は16:00まで)
休館日土曜日、祝日、年末年始(12月28日~1月4日)
住所和歌山市有本462
電話073-423-2080  
駐車場あり

※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。