まいぷれママの「子育てあのねっと」|和歌山市の子育て支援情報
“コツ”をつかめば作文にも応用できる!ことばを通して自己表現してみよう!

夏休みの宿題といえば定番の「読書感想文」。
・どんな本を選べばいいの?
・何から書き出せばいいのかわからない。
・こどもに書き方をどう教えればいいの?
そんなお悩みを持つ方に「読書感想文を書くコツ」を教えてもらいました!

講師の赤山仁美さん。
新潟大卒、元塾講師・元学童保育士。自分のことばで自分を表現することを目標に、作文や俳句づくり等、“ことばによる表現”に取り組む教室「ことばと居場所 カタ・コト」を開設されています。
本を読んだり、文章を書くのが苦手な子は実際に自分がしているスポーツなどの興味があること、体験したことがある身近なことがテーマの本を選ぶと文章を作りやすいと思います。
体験したことがないことでも、本をきっかけに体験・経験してみて、気付いたことや感じたことをエピソードとして文章を構成すると書きやすいです。
小説のような文字数が多い本でなくとも構いません。文字数が少なく写真が多い児童書でも新たな「考え」や「発見」、「感じること」が出来ると思いますよ。親御さんはお子さん自身が決めた本を尊重し、お子さんは自分で本を決めてやってみる!という気持ちで本選びを楽しんでみてください。

自分の生活に関係ある身近なテーマだと、文章を組み立てやすいかも!
「読んだことがない人に伝わるように」と本の内容を詳しく説明しなくても構いません。あらすじは2~3行でOK! 本を読んで【自分がどう感じ、考えたか・どう活かしていくか】を文章にすれば良いのです。自分との共通点や自分と違うところは何か?もし自分だったらどうするか?などを想像したり考えてみましょう。
もし内容が薄いと感じるなら、“サブ”として関連した本をもう一冊用意したり、映画やニュースなどと関連づけて深めていくといいでしょう。
「学校に提出するんだから」と完ぺきに作り込まなくてもいいのです。お子さんの得意なことから褒めていき、共感しながら話を引き出してあげるのもいい方法だと思います。何を書けばいいかわからないと悩んでいたら「どこが面白かった?」「どうしてそう思ったの?」などお子さんが具体的に答えやすい質問をしてみるのも効果的です。「何を書いてもいいんだ!」の気持ちで仕上げていきましょう。一気に仕上げなくても、1日1枚ずつ・1エピソードずつでも良いんですよ。考える“間”はそれぞれ。お子さんの性格やペースに合わせて適度な距離感で見守ってあげましょう。
この本を読んで、気付いたこと・考えたことを「どうしたいか」「どう活かしていきたいか」「こんな風にやってみたい」気持ちを表現すると文章がまとまりやすいでしょう。
子どもたちにも人気でオススメなのが最近流行しているカードタイプの「ボードゲーム」です。
「ミツカルタ」という7つの文字の中から3文字以上を使った言葉を見つけ、相手よりも多く文字カードを見つけることを目指すゲームや、イラストにあったセリフを吹き出しに当てはめる「ヒットマンガ」など、想像力が付き、国語力を鍛えながら楽しく遊べます。また、カルタや、5音・7音の言葉を紙に書いて短歌のゲームを作ったり、季語を入れた俳句作りもオススメです!

「ミツカルタ」

「ヒットマンガ」

和ろうそくは、つなぐ
文・写真/大西暢夫
出版社名/アリス館
和ろうそくの材料や工程をたどることで、古くから日本に伝わる職人の手仕事・材料を無駄にしないという身近なSDGsについて知ることが出来る本。
令和5年度埼玉県推奨図書(小学校5・6年生向け)
「別冊太陽 絵本で学ぶSDGs」掲載(平凡社 絵本でSDGs推進協会編)
「おすすめ!日本の子どもの本 2023」掲載(一般社団法人 日本国際児童図書評議会(JBBY))

ランドセルは海を越えて
文・写真/内堀 タケシ
出版社名/ポプラ社
6年間背負った日本のこどもたちのランドセルを、学校へ通うこともままならない戦場地・アフガニスタンの子どもたちへ贈る活動について書かれた「自分と違う立場」について考えるきっかけになる写真絵本です。
第17回企業フィランソロピー賞「笑顔を届けま賞」受賞
令和2年度版「国語4年(上)」掲載(光村図書出版株式会社)

「どんなかんじかなあ」
文/中山 千夏・絵/和田 誠
出版社名/自由国民社
主人公が色々な人の立場に立ってみて、気持ちを想像する。多様性について考えるきっかけになる絵本です。
「友達のまりちゃんは目がみえない。それで考えたんだ。『みえない』って どんなかんじかなあって」
第11回日本絵本賞受賞
第52回青少年読書感想文全国コンクール課題図書(小学校低学年の部)
長崎県読書感想文コンクール・テーマブック(小学校中学年の部)

ほんわかとした雰囲気の中で、子どもから楽しくことばの“チカラ”を伸ばしてくれる教室。是非一度体験してみてはいかがでしょうか?
~編集後記~
3人の子どもを持つママライターであるわたしですが、子どもの読書感想文となると本選びから文章構成に至るまでついつい口を出しすぎて毎年反省…。文字がたくさんある小説を読まないと!となぜか今まで思い込んでいましたが、赤山さんのお話を聞くことで、「心が感じるもの=文字の多さ」じゃないということに気付かされました。たくさんの文章を全部読まないといけないんだ!とプレッシャーに感じることなく、ことばにたくさん触れながら読書を楽しんでほしいと改めて感じました。
※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。