9月の授業は、元JAXA副本部長の斎藤紀男先生による「世界の宇宙活動の最新動向について～拡大する宇宙ビジネス～」でした。

太陽系についての説明では、宇宙の大きさを一億分の一に縮小した場合、地球と月との距離が４ｍくらいになることや、木星までの距離感を聞いたときは数字で聞く以上に見える化することで身近に感じられとても新鮮な印象を受けました。

また、地球以外でのオーロラの存在についても触れられたのが新鮮でした。地球だけの現象だと思っていたオーロラが、実は木星や土星、その衛星でも発生しているというのは初耳でした。

授業では、パソコンの画面がうまく映らない困った場面もありましたが、先生の「宇宙では、わからないことだらけ。エラーが起こっても決して慌てないコト」とおっしゃって楽しく授業を進めておられたのは率直に感心しておりました。

宇宙に関する産業は、まだまだ伸びていく中で日本と世界を比べると物足りないところがあります。和歌山県の串本町でのロケット計画での地域貢献やビジネスの新しい可能性があるということをディスカッション通じて感じました。

授業ではオリジナルのクイズもあり宇宙の面白さだけでなく、その科学的、産業的側面についても多くを学べた貴重な時間でした。本当にありがとうございました。