２０２３年５月２２日（月）
和歌山市倫理法人会【経営者の集い】のご報告

【会場】　四季の味　ちひろ
【時間】　18時30分〜

講話者
　(一社)倫理研究所法人局　法人レクチャラー
　静岡県倫理法人会　倫理塾委員長
　（株）浜松白洋舎　代表取締役
　杉原　徳彦氏

【内容】
少年のころよりクリーニング会社の跡取りとしてのレールに敷かれた様な自分の人生に疑問を持っていた。どうしてもその人生から逃れたく、高校卒業後も東京に行って遊ぶために専門学校に通い、ギャンブルや飲酒三昧の日々を過ごす。その後に自社に入社するも、親の言うことを聞くのが嫌で一人暮らしを始める。

３０歳の時にラジオ番組でリッツカールトンホテルの「お客様にどうしたら喜んでもらえるか」という経営方針の話に感動して奮起。それを機に様々なセミナーに行く。

一生独身でいるつもりでいたが、結婚の必要性を感じ始めると同意に不思議に降ってわいたような良縁をつかみ３５歳で結婚。

その後、手法を教えるのではなく心の在り方を説く倫理法人会に共感し入会。「自分の元が親にある」という言葉に衝撃が走る。２度目の富士研で父への心からの感謝の手紙を書き送ることで、父が非常に喜んでくれていたことを知る。

さらに倫理で学んだ「思うのではなく実践が大切」ということに感銘を受け、毎週金曜日にお墓参り、約３００人の社員の給料袋に社長の感謝のメッセージを書いた手書きのメモを入れるなど様々な実践を行い始める。

２０１１年に社長に就任。３年前に４億の借り入れによる工場建設とともにコロナ禍が起こり、減収に次ぐ減収で会社がピンチとなる。父の「お前が経営者だからお前を信じる。だから堂々とやっていけ」の一言と奥様の「どんなことがあっても付いていくから」の一言で、このピンチでも落ち込まずに突き進む覚悟を持ち、様々なアイデアを実践。コロナ禍で会社の５０周年記念の祝賀会ができないため父の偉業を示す小冊子を作ったり、インターネットと宅配便を使って県外の顧客を集めるなどいろいろな実践を次々と実行する中、会社の業績も徐々に回復。

「思うのではなく実践する」という倫理の教えの大切さを活き活きとした体験とともに伝えて下さいました。


中村会長《スローガン》
【Act With a Smile】
『倫理』を信じて笑顔で普及