3月25日に福島県を出発しました聖火が昨日、和歌山県に到着し新宮市からスタート。
2日目の今日、晴天のもと和歌山城前にて8:50から出発式が行われました。
本日の第一走者は、和歌山出身のロンドンオリンピック 体操 団体の銀メダリスト 田中 和仁(たなか かずひと)選手。
『今日は選手の皆さんが大会期間中にいいパフォーマンスが出来るように願いを込めて走りたいと思います』と述べられました。
聖火リレーは新宮市を出発し、県南部より北上しながらリレーした後、和歌山市で1日目のセレブレーションを実施。
本日は和歌山市から出発し、橋本市までを聖火が駆け抜けます。
出発式では、
和歌山市長 尾花 正啓(おばな まさひろ)市長から『素晴らしい天気の中でこの聖火リレーが開催できましたこと大変うれしく思います』『聖火ランナーのみなさんには、ふるさと和歌山に元気と、そして喜びを伝えて頂ければと思います』と、
和歌山市議会議長 井上 直樹(いのうえ なおき)議長から『日本全国に力強く暖かい光となって希望の灯をともし東京2020オリンピック競技大会へつなげて頂きたいと思います』
『東京2020オリンピック競技大会を通じて、市民の皆様がよりスポーツに親しむことが出来、体を動かす喜びを味わってもらえる環境づくりに尽力していきたいと考えております』とそれぞれご挨拶がありました。
ゴール地点である橋本市、運動公園多目的グラウンドへの到着予定時刻は本日18:30。1日目と同様にセレブレーションが実施されます。
聖火リレーはおよそ1万人のランナーが参加し、121日間をかけ47都道府県をめぐります。
近畿地方1人目のランナーは、1964年の東京オリンピック体操競技で金メダルを獲得した早田卓次さん。
先月25日に始まった聖火リレーは和歌山県で8番目で、9日と10日の2日間をかけて173人が14の市と町を回ります。
コース上には様々な見どころがあり、
落差133メートルの迫力で有名な世界遺産・那智勝浦町・那智の滝、大小約40の岩がおよそ850メートルにわたって連続している串本町・橋杭岩といった名勝。
テーマパークやマグロの解体ショーなどで人気な和歌山マリーナシティ、日本仏教の聖地である高野町・高野山など。名所の多さ、美しさに改めて和歌山の誇らしさを感じます
ランナーが見えなくなった後には、和歌山城の景色を楽しむ人々が見られました。
名所を巡った聖火は11日には奈良県へ、その後、公道でのリレーを取りやめ、万博記念公園内で実施する方針の大阪府に引き継がれます。
大きな拍手に包まれた今回の式典では、東京2020のタオルやうちわなどを持って見守る観客も多く、期待の大きさと市民の喜びの様子を感じました。
関係者やランナー、観客共に終始笑顔の絶えなかった今回のイベント、和歌山市民の皆さんの心にもあたたかい灯がともりました。