まいぷれママの「子育てあのねっと」|和歌山市の子育て支援情報
和歌山市立太田小学校で開催された「赤ちゃん先生」の様子をご紹介!
「赤ちゃん先生」って何!?そう思われた方も多いのではないでしょうか。
赤ちゃん先生とは、0~3歳の赤ちゃんとその母親が教育機関や高齢者施設・企業行政などに訪問して授業を行い、赤ちゃんの持つ様々なちからで、学びや癒し・感動を共有する教育プログラムです。
この活動を行っているのは、「NPO法人ママの働き方応援隊」(以降、略して「ママハタ」)。“子育て中がメリットになる働き方”を全国で展開している団体です。ママハタ和歌山校では、「赤ちゃん先生」以外にも、絵本の読み聞かせ会やママカフェ、イベントでのワークショップなど様々な活動が行われています。
今回は、ママハタ和歌山校の皆さんが、和歌山市立太田小学校で開催された「赤ちゃん先生」の授業の様子をご紹介します♪
待機時間も楽しそうな「赤ちゃん先生」♪
和気あいあいとした雰囲気で皆さん出番を待っています!
今回の生徒さんは2年生の子供たち。赤ちゃん先生が登場すると、「かわいい~」と子供たちの拍手と笑顔で一気に教室が温かい雰囲気に包まれました! 4班に分かれ、赤ちゃん先生を迎えます。いざ、目の前に赤ちゃん先生が来ると、どう接していいのか少し戸惑う子供たちも。おそるおそる抱っこをしたり、目を見ながら触れ合ったり、赤ちゃん先生について質問をしていくうちにだんだんと慣れていきました♪
赤ちゃん先生の1日の過ごし方に興味津々♪
真剣な表情でお話を聞く子供たち。
エコーや生まれた時の写真を見たり、手の大きさ比べをしたり、終始にぎやかな雰囲気♪ 子供たちは気になることをたくさん質問したり、積極的に赤ちゃん先生と関わる姿が印象的でした!
また、泣き出してしまった赤ちゃん先生には、いないいないばぁをしてみたり、大丈夫だよ~と優しく声をかけてみたり、何とか泣き止ませようと色々なことを試す子供たちを見てなんだか胸がジーンとなりました…!
赤ちゃん先生と同じ目線や態勢になって遊ぶ子供たち♪
赤ちゃん先生の足と大きさ比べ!
ふれあいの後は、手遊びを楽しみ、授業も終盤です。子供たちから授業の感想を聞いていきます。
「赤ちゃん先生とたくさん触れ合えて嬉しかった」
「小さい時こんなんやったんやなって思った」
「抱っこした時すごい可愛かった」
「いっぱい泣いてたけど名札で泣き止んだのがすごくて可愛かった」
そんな感想をお話してくれました。その後は、赤ちゃん先生の退場の時間! 「まあるいいのち」という歌をみんなで歌いながらお見送りします。赤ちゃん先生の名前を呼びながらバイバイしたりタッチをしたり、みんな名残惜しそうな表情をしていて、本当に楽しい特別な時間だったのだろうなと感じました。
最後は、ママハタ和歌山校代表藁科さんより子供たちにお話がありました。
「もし赤ちゃんがお家の中にひとりぼっちになってしまったらどうなると思う?」
その質問に子供たちは、「泣いちゃう」「お腹が空いて何か硬い物とか食べちゃったら死んじゃうかも」「窓から飛び降りてしまったり火をつけて火事になってしまったら危ない!」と色々な意見を出していました。
藁科さんは、「そうだね、赤ちゃん一人では危ないよね。私も先生もみんなも最初は全員赤ちゃんでした。ここまでみんなが大きくなれて、今こうやって元気に過ごせているのは色んな人の支えがあったからだということを考えてみてほしいなと思います。今日は1日赤ちゃん先生のお世話をしてくれて、たくさん話を聞いてくれてありがとうございました」と子供たちに伝えていました。
藁科さんのお話を最後まで真剣な表情で聞く子供たち。「赤ちゃん先生」の授業を通して、みんな一人一人色々なことを感じ、吸収しているのだろうなと思いました。
本物の赤ちゃんに触れる機会は子供たちにとって貴重な経験です。ちょうど授業で自分が生まれた時について振り返るような内容をしていましたが、実際に赤ちゃんと触れ合うことで、自分が小さい時のことをよりイメージできたと思います。自分の小さい頃を振り返り、自分の成長を感じてほしいですね。「赤ちゃん先生」の授業は、子供たちの共感力を高めたり、周りの人のことを考えるきっかけになり、また、「自分が小さい時はこんな感じだったのかな?」など、お家に帰ってご家族とお話するきっかけにもなると思います。
子供たちだけではなく、ママにとっても赤ちゃんにとっても様々な気づきを与える「赤ちゃん先生」プロジェクト。とっても素敵な取り組みだなと感じました。今後も「ママハタ」さんの活動を楽しみにしています!
気軽に相談してみてくださいね♪
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