一月十日の夷講（えびすこう）。
関西では「えべっさん」と親しまれ商売繁盛の神として知られています。
七福神にも組み込まれ、いまや大黒様と並び称されるほど、日本の代表的な福の神と
なっており、恵美須祭りは一月十日の初戎を中心に、九日の前夜祭の宵戎から、
十一日ののこり戎まで盛んなにぎわいを見せます。
関西を中心に、商売繁盛・家内安全・交通安全を願い年初めの『縁起物』（福笹・熊手）を
求め、多くの人が参拝するお祭りです。
弊社の地元和歌山市内でも、代表的な二つの神社でお祭りが盛り上がっています。
中之島の本社近くの「東の宮恵比寿神社」もお天気も手伝ってかなりの賑わいデシタ

さて、皆さんは「のし飴」をご存知でしょうか？
色合いは紅白が基本、和歌山のえべっさんでは定番となっています。
さてこの「のし飴」、和歌山市水門（みなと）にあります、水門吹上神社（みなとふきあげじんじゃ）が発祥なんだそうです。水飴と砂糖だけの素朴な懐かしい味がしますよ。
今は時代を反映してか、紅白＋色（オレンジ・サイダー・メロン味など）
ほんのり茶色のチョコ味など様々な味があって楽しめマス。
それと…
夜勤務の信楽焼の朗らかタヌキみたいな乗務員サンが、
「この形、和歌山だけって知ってるか？」と教えてくれました
調べてみると、やっぱりこの形は和歌山だけのものらしいです。
（スゴイ乗務員サンの知識）
また、「のし飴」の「のし」は和歌山弁の語尾につく「～のし」という説もありあますが、
名前の由来や歴史、なぜ和歌山だけのものかもはっきりとわからないそうです。
和歌山市内には、戦後30を越す飴製造業社があったそうですが、
現在は、ほんの２、３軒のみだとか…（寂しいですね）
のし飴は季節限定の上、工程がほとんど手作業だそうで、砂糖と水を煮詰め
空気を入れて白くした飴と赤の食紅を入れた飴２本を細長く伸ばし、
長さを揃えて切って熱いうちにねじり、先を『の』の字に曲げて出来上がる
昔ながらの製法だそうです。
小さいのは200円から、豪華なものは板・飾り付きで１万円のものまであります。
私が訪れた時「5000円！品切れ~」と威勢の良い声が響いていました。

商売繁盛で笹持ってこい
皆様にも「福」が訪れますよう、お祈りしています。


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