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第2回は加太で開催|リノベーションまちづくり構想検討委員会

まちづくりを考える公開委員会に130人もの参加者

北九州をはじめ、全国で取り組みが活発化している「リノベーションまちづくり」。和歌山市でも毎年のように「リノベーションスクール」が開催され、市民による遊休不動産の開発が着々と進んでいます。
9月1日、和歌山市加太にて公開のもと開催された「リノベーションまちづくり構想検討委員会」の第2回委員会の様子をレポートします。
★第1回の様子はこちら。

■関心が高まるリノベーションまちづくり。

前回はぶらくり丁商店街での開催でしたが、今回はなんと加太。夕暮れどき、会場の「おさかな創庫」に着いた頃にはすでに多数の来場者が集まっていました。始まってからも来場者は増え続け、最終的には参加者は130人。学生から60代まで幅広い世代が集まり、関心の高さがうかがえました。
今回も、2名のゲストスピーカーからの発表の後、12名の委員を中心に参加者とも意見交換しながら委員会の議論が進みます。

有田川町ハーブプラスカフェができるまで

最初のゲストは、有田川町に2014年10月にオープンした「ハーブプラスカフェ」のオーナー河野芳寛さんです。もともとディスプレイデザインの世界で活躍されていた河野さんのスリリングな生き様と、あるモノを使って最高の空間を作っていくその考え方がとてもよく伝わるプレゼンテーションで、ハーブプラスカフェのあの格好よさにも納得でした。こんなすごい人たちがどんどん帰ってくるような和歌山にしていきたいですね。
ハーブプラスカフェ店内の様子(facebookより)
ハーブプラスカフェ店内の様子(facebookより)
ハーブプラスカフェについて詳しくはこちら。
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神奈川県大磯町、農と漁の資源を使ったまちづくりの事例

続いてのゲストスピーカーは「西湘をあそぶ会」の原大祐さん。原さんは神奈川県の大磯町という人口3万人の町の、いわば「まちづくり仕掛け人」。漁協直営の食堂をオープンしたり、月一の朝市をマーケット化してクラフト作家などのスモールビジネスのチャレンジの場にしたり、遊休物件を使ってそれらの作家たちの路面店をオープンしたり、都会に住む若い人たちが参加できる農園を運営したり…と、その活動は多岐に渡ります。
大磯農園の「僕らの酒部(通称「ボクサケ部)」では酒造りもする(大磯農園サイトより)
大磯農園の「僕らの酒部(通称「ボクサケ部)」では酒造りもする(大磯農園サイトより)
活動のコツは、「”地域課題”と”楽しく取り組めること”の接点を探すこと」と語っていた原さん。町の課題に楽しく取り組んでいくうち欲しい暮らしが手に入る、和歌山でのそんなことができるような、勇気と知恵をいただきました。


大磯での活動について詳しくはこちら。

大磯市(いち)ホームページ
大磯農園ホームページ


その後のフリーディスカッションタイムでは、加太という町が持つポテンシャルについての議論が白熱し、また和歌山大学の学生による飛び入りの企画プレゼンテーションなどもあったりして、委員と来場者入り乱れた、とても活気のあるディスカッションが繰り広げられました。和歌山のまちの未来を良くしたいという思いを大勢で共有できる貴重な時間でした。
第2回の検討委員会のレポートをお届けしました。委員会は残り4回。次回第3回委員会は10月20日、今度はお昼間の開催を予定しているそうです。和歌山の街のこと、これからのことについて知りたい方、考えたい方は、ぜひ聞きに行ってはいかがでしょう?