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ママタイムズ

NPO法人ホッピング『産休・育休カフェ』レポート

仕事復帰を目指すママたち。その中で避けて通れない「子どもの急なお迎え」などについての不安や対処法について話し合うイベントが開催されました。生活にまつわるリアルなお金の話も。

2020/12/14

12月10日(木)、和歌山市中央コミュニティセンターで、ワーママコミュニティ~産休・育休カフェが開催されました。主催は、ママ達の仲間づくりや社会復帰を応援するNPO法人ホッピング。この事業は、一部を「和歌山県令和2年度 地域・ひと・まちづくり補助事業」の補助金を受けてホッピングが企画運営しているもので、働くママの仲間づくりを応援し、子育てに役立つ情報やノウハウを共有する目的で行われています。2020年6月からスタートし、2021年2月まで毎月1回開催、今回はその7回目です。まいぷれスタッフの私も、小学生の子どもを持ちながら働く一人として、とても興味あるこの催し、取材させて頂きました。
3回ともオンライン参加可能です
3回ともオンライン参加可能です
寒いこの時期、子どもの体調不良による予定キャンセルはまさに“子育てあるある”。そんな子どもの体調不良で参加予定の方が急遽欠席となり、今回はオンライン参加の親子1組を合わせて3組が参加しました。実生活で育児と仕事をこなすホッピングのスタッフさん達も加わり、アットホームな雰囲気の中で、仕事復帰予定のママ達の本音を聞く事ができました。

仕事中に急な子どものお迎え、どう乗り切る?

今回のテーマは、「もしものときどうする?」です。子どもの預け先からの急な呼び出しや警報などでのお迎えは、必ず誰もが経験する事です。参加者の皆さんは4カ月~4歳までの子どもがいて、2021年に仕事復帰を予定しているそう。仕事中に子どものお迎えになったらどうするか、などについて話し合いました。
--Aさん:仕事中の急な呼び出しが一番気になります。どんな風にしていますか?
Cさん:私の復帰予定の会社は、子どもの病気休暇という制度があるので、子どもの体調不良の時はそれを使う予定にしています。
子連れ参加OK、事前予約すれば一時預かりもできます。
子連れ参加OK、事前予約すれば一時預かりもできます。
--Bさん:両親に子どもを預けたことが無いので、いざ預ける事を想像するとちょっと不安で…。
ホッピングスタッフ:私の場合は親が免許を持ってないので、お迎えに行ってもらうのは無理なんですよ。だからそんな時はファミサポをお願いしました。ファミサポと病児保育してくれる病院は常にチェックしています。
(※ファミサポ、ファミリーサポートセンターの略。「子どもの一時預かり」など子育ての手助けを希望する人と、子育てのサポートをしたい人がそれぞれ会員として登録している。お互いの信頼と了承の上で一時的に子どもを預かる和歌山市の事業。)
現在子育て中のホッピングスタッフも実体験を交えて話してくれました。
現在子育て中のホッピングスタッフも実体験を交えて話してくれました。
ホッピングスタッフ:警報での急なお迎えはメールで配信される事が多いのですが、職場によってはスマホを見ることができない所もあるので、事前に了解を得て連絡先を職場にしておくなど、職場とうまく連携できると良いですね。

ファイナンシャルプランナーFさん:私はコロナの影響で数か月在宅勤務になりました。その時に妻が幼稚園からの急な呼び出しやお迎えに追われるのを目の当たりにして、大変さを実感し、お迎えなどできる限り協力しています。もし在宅勤務のご家族がいるなら、ぜひ協力してもらって下さい。
Cさん:もしもの時は素直に事情を職場に伝え、早退させてもらったり割り切る事も必要だと思います。
ホッピングスタッフ:そうですね、どうしても「会社や職場の人に悪い」と思ってしまいがちですが、もっと自分主体になって自分や家族を大切に考える事も大切ですね。
座談会を通して、色々な悩み、そんな時に役立ちそうなそれぞれの工夫を知る事ができました。他にも急な通院の時に、保険証の場所を家族に知らせておくことも大事、というアドバイスもありました。家族での情報共有の大切さ、「急なお迎え時の対処法」を事前に勤め先に伝えて了承をもらっておくこと、そしてもっと自分や自分の家族を第一に思うこと、…など、とても印象に残りました。

最後に、ファイナンシャルプランナーによるお金の話

そして最後に、ファイナンシャルプランナーによるミニマネーセミナーも行われました。突然ですがここでクイズ!「今現在、映画館の料金はおよそ1,800円です。昭和57(1982)年は1,000円だったそうです。では昭和25(1950)年はいくらだと思いますか???」
・・・と、質問を交え身近な例を挙げながら、この70年間での物価・年収の移り変わりを教えて頂きました。さらには、およそ100年前に地方銀行で実際にあった今では考えられない高い貯蓄金利、貯蓄に対する日本人とアメリカ人の考え方の大きな違い…など、興味深い話の数々。実生活を取り巻くリアルなお金の話なのに知らない事ばかりで、耳が痛いような恥ずかしいような…。ですが、私も含め皆さん、我が家の将来プランや貯蓄について改めて考え直すきっかけになりました。ちなみに昭和25年の映画館料金は60円、ラーメン1杯20円、一般的な年収は12万円だったそうです。
最後にパシャリ!2021年1月2月もあるので、ぜひご参加ください。
最後にパシャリ!2021年1月2月もあるので、ぜひご参加ください。
次回は2021年1月12日(火)、最終回は2月5日(金)、会場とオンラインで開催予定です。これらも仕事復帰や家族での家事育児シェアについて話を持ち寄り、情報共有できます。教育費や家計簿について専門知識のあるママ講師Ⓡの話も聞く事ができるそうです。興味のある方はぜひご参加下さい!

NPO法人ホッピング
子育てしながらいきいきと社会参加できるよう、ママ達の家庭から地域、地域から社会へのソフトランディングを支援。 他にも、子育てひろばの運営や、子育てイベント・講座の開催、女性の起業支援、再就職支援なども行っています。
スタッフも子育て中のママが多く、地域団体、行政、企業、また個人の方々の力を借り、連携・協働事業をしながら、和歌山の子育て環境をより良くするために活動しています。

◆事業内容◆
・地域子育て支援拠点事業(ドレミひろば)
・ホッピング登録ママ講師(R)運営
・ホッピング登録ママ講師(R)塾の開催
・子育てイベントの開催
(出張おやこ広場ホッピング、ミニミニテーブルマーケット)
・子育て支援・就労支援講座の開催
・子育てママの再就職支援事業

◆事務局◆
【住所】和歌山市雑賀町58
【電話】073-425-8789(平日9時~15時)

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