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知っておきたいインフルエンザの基礎知識

冬はインフルエンザに要注意。予防接種からかかった時のことまで詳しくご説明します。

北風が吹き始めると気になるのはインフルエンザの流行です。
風邪とは違い、インフルエンザは体への負担も大きいため、できるだけの予防をしたいものです。
ここではママが知っておきたいインフルエンザの知識について詳しくご説明します。

予防接種は効果があるの?

毎年10月ごろから、県内の病院ではインフルエンザの予防接種の受付が始まります。
「予防接種は任意だし子供は注射を嫌がるし、本当に効果があるの?」
と、疑問に思う方も多いと思います。

インフルエンザウイルスにはA型とB型があり、ワクチンがその型に合っていないと予防接種の効果は期待できません。
そのことから2018年冬のワクチンはA型とB型を2株ずつ混合したものとなっています。

ただ、インフルエンザウイルスにはA型とB型だけではなく、もっと細かく分類される多くの種類があり、そこまでのワクチンの対応は難しくなります。
そのことから、予防接種をしても完璧にインフルエンザを防ぐことはできないのです。

しかし、予防効果はゼロではありません。
インフルエンザの予防接種を受けておくことで発症する確率は明らかに下がります。
また、仮に発症しても重症化することが少なくなります。
インフルエンザの予防接種を受けておけば、おおむね3か月程度効果があるとされています。

一般的にインフルエンザの予防接種は

・生後6か月以上12歳までは2回の接種。(2~4週間の間隔をあける。)
・13歳以上は1回の接種。

となります。

和歌山市内のインフルエンザ予防接種の料金は、1回2500円から4000円程度です。
(任意接種のため、病院により料金が異なります。)

以上のことをお考えの上、インフルエンザの予防接種をご検討されてはいかがでしょうか。

日常生活でのインフルエンザ予防方法

日常生活の中でも、少し意識をするだけでインフルエンザは予防することができます。
インフルエンザは飛沫感染です。
インフルエンザウイルスを持っている人の咳やくしゃみにウイルスが潜んでいます。
そのことから、

・できるだけ人混みを避ける
・外から帰ったら石鹸でしっかり手を洗う
・うがいは「がらがらがら」を長めに
・部屋の換気をこまめにする

目新しくはありませんが、日常ではつい怠りがちなことでもあります。
インフルエンザが流行している時期は特に意識をしていただければと思います。

インフルエンザの特徴

風邪とインフルエンザ、どちらも症状が似ているため見分けがつきにくいものです。
インフルエンザの一番の特徴は、急な症状が出ることです。
鼻水や咳などがないのに急に高熱が出て、悪寒やだるさ、関節痛などの全身症状がある場合はインフルエンザの疑いがあります。
インフルエンザは風邪とは違い、まれに重症化するケースがあります。
そのためインフルエンザが疑われる時は、きちんと受診することをお勧めします。

インフルエンザと診断されたなら

受診をしてインフルエンザだと診断されたなら、何よりも大切なのは安静にしていることです。
体の中では、インフルエンザウイルスと免疫機能が戦いを繰り広げています。
ゆっくり体を休めることが、免疫機能に加勢することとなります。
処方された薬をきちんと飲むことも大切です。

特に気を付けたいのは、水分をしっかりとることです。
インフルエンザにかかると胃腸の働きが弱まり、嘔吐や下痢の症状が出ることもあります。
子供は体が小さいため、できるだけこまめに水分をとり、脱水症状を防ぐことが重要です。

また、インフルエンザで高熱が出ると体温調節が上手くできなくなります。
そんな時、役に立つのが夏用の掛布団です。
熱の高い時には体に熱がこもらないように夏布団を掛け、寒気がしてきたら保温のために冬布団を掛ける、と二枚の掛布団を使い分け、体温調節をすれば体が楽になります。

インフルエンザはまれに重篤な状態になる可能性もあります。
子供の様子には常に注意してください。

家族にうつさないためには

子供がインフルエンザにかかると、家族が次々にうつされてしまう…これもありがちなことだと思います。
インフルエンザは飛沫感染なので、どうしても防ぐのは難しくなります。
咳が出た時に手で口を覆うと、その手にはインフルエンザウイルスが。
そのままトイレや洗面所など家族の共用するものに触れればウイルスは広がってしまいます。

そうならないためにも、インフルエンザにかかってしまったらまずはマスクを。
マスクが苦しければ、ティッシュで口を覆って咳をします。

唾液、鼻水にもインフルエンザウイルスが潜んでいるので、タオルや食器も家族とは別にするのが良いでしょう。

重篤なインフルエンザ

インフルエンザはまれに重篤な症状を起こすことがあります。
あまり神経質になる必要はありませんが、以下のことがあれば注意してください。

・何度も吐いて水分がとれない
・痙攣を起こす
・意識がはっきりしない
・顔色や唇の色が悪い
・呼吸が早く、息が苦しそう

こんな場合は、早めにもう一度受診することをお勧めします。

ママ、お疲れさま

子供や家族がインフルエンザに罹ると、一番忙しくなるのがママです。
病状を心配しつつ「自分もうつると大変だな」と気にしつつ、たくさんのお世話をしなくてはなりません。
どうか温かい飲み物を用意して、ご自分をいたわるひとときをお持ちください。

先輩ママからのプチ情報

ここからは、先輩ママのプチ情報です。

*少食の子供がインフルエンザの時に、割と食べられたもの。

・素うどん
半玉くらいを丼に入れ、全部食べられたなら「すごいね!こんなに食べられたら、すぐに治るね。」とほめる。
調子に乗っておかわりをしたことも。

・お高いアイスクリーム
叔母の主治医さんからの受け売りなのですが、「種類別」表示が「アイスクリーム」となっているものは栄養価が高いので、高熱で食欲のない時にはおすすめだとか。
(おなかの調子が悪くない時に限ります)
普段買うアイスはほとんどが「アイスミルク」。
「アイスクリーム」は乳固形分が高く、いわゆる"お高い"アイスです。
子供にとっては特別感があり、ちょっと気分の上がる楽しみとなっています。