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SNSで駐車場の「ドムぞうくん」が話題に!|ドムドムハンバーガー海南FC店

ファンの方の投稿をきっかけに、地元海南で長年愛されているあのドムドムが突然スポットを浴びることに!今回は、副店長の上野知美さんにインタビューさせていただきました!!

2019/08/18

最近SNSで話題のドムドムハンバーガー海南FC店の駐車場
以前は店名の「ドムドム」の文字だけでしたが、文字がかすれてきたので、アルバイトの子に頼んで描いてもらったそうです。ドムドムの駐車場だとすぐわかるようにドムドムのキャラクター「ドムぞうくん」も入れたところファンの方がツイート、思わぬ大反響に繋がったそうです。

ファンに支えられているドムドムハンバーガー海南FC店

DOMDOMの「D」と象さんと親しみやすさをイメージされた「ドムぞうくん」。手描きがまたいい味出てます。
DOMDOMの「D」と象さんと親しみやすさをイメージされた「ドムぞうくん」。手描きがまたいい味出てます。
昭和45年(1970年)に、日本初のハンバーガーショップとして誕生したドムドムハンバーガー。直営店、フランチャイズの両方で全国展開されており、和歌山では、紀伊川辺店と海南FC店の2店舗があります。特に海南FC店は、ドムドムの人気を支えるファンで結成されている『ドムドム連合協会』からの評価も高く、度々Twitterやブログでメニューや店舗の魅力を発信されていて、その投稿の一つだった駐車場の「ドムぞうくん」のツイートが大反響!週末には駐車場を一目見ようと遠方からもたくさんの方が来られているそうです!

「ドムドムハンバーガー海南FC店」副店長 上野知美さんにお話をお伺いしました。

海南のドムドムと言えばこの方!副店長の上野さん。海南市民で知らない人はいないと言うぐらい長年変わらずお店で接客されています。
------今回のSNSでの反響で、海南FC店が注目され、和歌山県外からもお客様が来られるそうですが、どういうお気持ちですか?

上野さん:もちろんうれしい悲鳴です。ありがたいと思います。ただ、私達夫婦とアルバイトの子1人しかいないので、10月に海南市で予定されているやきとリンピックのような大きなイベントの時はどうなるんだろうと今から心配しています。」

------地元海南の方からすると、ずっと昔から変わらずにある親しみのあるお店が駐車場をきっかけに注目されることになるなんて少し不思議な感じがしますが・・・。

上野さん:そうですよね、うちもきっかけは駐車場の「ドムドム」の文字がかすれて見えなくなってきたので、アルバイトの子に頼んで描いてもらっただけだったんです。予想外で驚きましたが、ドムドムを応援してくださっている「ドムドム連合協会」のファンの方が駐車場のドムぞうくんをお店の魅力として投稿して下さったことで、わざわざ遠方から来てくださる方や、白浜などの和歌山観光の行き帰りに寄ってくださる方もいらっしゃいます。駐車場に絵を描いてくれたアルバイトの子にとっても、自分がした行動がきっかけで誰かが喜んでくれたり、影響を与えられるんだと感じてくれたらいいなと思います。

------アルバイトの方は、長くお勤めなんですか?

上野さん:はい、もう10年ほど来てくれています。本当に助けてもらっていますが、彼女はまだ若いので、やりたい仕事や楽しみを見つけてくれたらいいなと思っています。
“おばちゃんが頑張ってんのやったら、私も頑張ろう”と思ってもらえたらいいですね。

「海南の子はみんな自分の子ども」地域の子ども達が安心して立ち寄れるお店

平日はゆったり、のんびり食事が出来ます。小さい子どもと一緒でも安心です。
平日はゆったり、のんびり食事が出来ます。小さい子どもと一緒でも安心です。
地元の小学生や中学生が友達同士で行けるお店の一つ。<br>
地元の小学生や中学生が友達同士で行けるお店の一つ。
平日は、のんびり。小さいお子さんから学生、大人の方まで地元の方に愛される憩いの場所でもあるドムドム。長年に渡り、地元の人達からすれば、いつもあたりまえのようにお店があって、元気にお客様と話をする上野さんがいらっしゃるイメージですが、その裏側では、ご両親の介護や、店長の目の手術など、本当にいろんなご苦労があったそうです。

------お店を続けていこうと頑張れる気持ちの源は何ですか?
上野さん:体力的なことで言えば、お店を続けていくのは今も大変です。でも、仕事や学校帰りに、家に帰るより先に「ただいま」とお店に寄ってくれたり、「ドムドムがなくなったら寂しい」と言ってもらえるので、ゆったりのペースでも続けていけたらと思っています。

------上野さんは、いつもお客様、特に子ども達に気さくにお話されていますね。

上野さん:実は、私はもともと教師になりたかったんです。ですから子ども達を応援したいという気持ちが強いんだと思います。実際には、教師になれなかったけれど、今の私の立場だから言えること、子ども達が話してくれることもあると思うので、時にはお節介を焼き過ぎてうっとおしがられたこともありますが、“海南の子はみんな私の子ども”だと思って応援し続けようと思います。」
◆◆◆取材後記◆◆◆
今回のファンの方のSNS投稿がきっかけで、意外なお店の魅力が大反響を呼ぶという事例は、和歌山の他のお店でも参考にして頂きたいと思いました。お店の魅力は何なのか?お店のファンになりたいと思うきっかけは何なのか?地元のそれぞれのお店を想像して考えてみるのも面白いですね。ドムドムハンバーガー海南FC店の場合は、ただただ、お客様と向き合い、お客様の声を聞き“ドムドムの駐車場だと一目でわかるように”という気持ちから始まりました。あえてSNS映えを狙っていないところがいいですよね。今後も、和歌山の他のお店の魅力がたくさんの方に伝わればいいなと思います。

全国のドムドムハンバーガーの中でもファンに愛されている海南FC店。

ドムドムハンバーガー海南FC店

全国のドムドムハンバーガーの中でも、今では海南FC店と他1店舗でしか食べられない幻のメニュー「バターコーン(150円)」と「ドムシェイク(200円)」や、コーヒーおかわり自由など、ドムドムファンの間でも人気の店舗。

【住所】和歌山県海南市名高536-15
【TEL】073-483-4606
【アクセス】JR海南駅より徒歩3分

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