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キラリ☆和歌山人

中野智香子さん:のしマイスター

2012/03/15

和歌山の梅干しブランドは数々ありますが、「贈答品といえば勝僖梅!」と言われるほど
梅干しの味はもちろん、パッケージや贈答に関するサービスが行き届いている勝僖梅。

今回は勝僖梅の「より贈答品にまつわるサービスを充実させるべきだ」という社内の声から生まれた
「熨斗(のし)マイスター」のお一人、中野智香子さんにお話をお聞きしました。
まいぷれ 「熨斗マイスター」のお仕事って?

中野 熨斗マイスターとは、贈り物にかける「熨斗紙」の専門家。お客様が熨斗の種類や上書きで迷われた際に、正しく熨斗をご案内するのが仕事です。

まいぷれ 「熨斗マイスター」はどこの売り場にいらっしゃいますか?

中野 勝僖梅の本店と近鉄店に認定されたスタッフがおります。また、私は主に通販を担当しているので、お電話やメールでもご相談に応じます。

まいぷれ 熨斗って私も含めて、お店の人任せの人も多いと思うんですが、もしお店の人がよくわかってなかったら・・・と思うと心配ですよね。中野さんのような「熨斗マイスター」さんだったら安心ですね。

中野 生まれ育った和歌山にまつわる仕事がしたいと思い、梅干しメーカーである勝僖梅に入社したのですが、働くようになってから熨斗の種類の多さについて知りました。私自身もまだまだ知らないことがたくさんあるので、お客様に勉強させてもらいながらがんばっていきたいです。
勝僖梅本店。お客様の用途に合わせて選んでいただける、豊富な品揃え。
贈り主様のお気持ちを大切に。心を込めてお手伝いいたします。
お店での梅のご試食もしていただけます。

まいぷれ 接客時にいろいろなお客様とのやりとりがあるとは思いますが、贈答についてのエピソードを何か教えてください!

中野 そうですね、熨斗紙の表書きというと、「内祝」「御礼」「快気祝」など決められた形でないといけないと思っていたんですが、あるお客様が注文時に「これからも元気で長生きしてね」というメッセージ調の表書きのリクエストがあり、そういうくだけた表書きもあるということもお客様から教えて頂きました。マナーとしての形も大切ですが、贈り主の気持ちが伝わる熨斗紙にするのが一番大事だと気付かされました。

まいぷれ 熨斗紙という形式のあるものだからこそ、心のこもった一言を添えるだけで贈られた方の気持ちがものすごく表れる気がします。

中野 
その通りだと思います。熨斗は、日本独特の伝統ですよね。熨斗はもともとは「のしあわび」のことで 、相手の末永い繁栄を願って贈り物に添えられてきたものです。そういった伝統を受け継いで、形式やマナーを大切にしていく部分と、またお客様のニーズに合わせて柔軟に対応していく部分、どちらも熨斗マイスターには必要だと思います。ささやかではありますが、ケースに応じて適切な熨斗をご案内することによって、人間関係の絆を深める手助けになれればうれしいですね。

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