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地元和歌山発!芸道場『すわん江戸村』へ。

日常に芸能を。芝居の醍醐味を伝え、次世代に引き継ぐために、地元和歌山を中心に活動中。

「劇場」であり「稽古場」である、芸道場『すわん江戸村』。

昔、海南市には劇場や映画館が点在していたそうです。海南市に限らず、祭りでの踊りが伝承されるなど身近なものであったはずの芸能は、日常から遠ざかりつつあります。
もっと観劇に来てほしい、芸能を身近に感じてほしい、この文化を後世に伝えたい、海南市を和歌山を盛り上げたい。そんな想いを持って活動している演劇集団があります。
 
『すわん江戸村』をご存知でしょうか?
海南市且来近くでちらほら見かける「すわん江戸村」の看板に導かれて足を踏み入れたのは、まさに時代劇のワンシーンの様な江戸時代の町並みを再現した、芝居小屋。
ここは『劇団紀州』の本拠地。劇団員が日々の稽古に励む場であるとともに、観客を入れて公演を行なう芸道場です。

「100回の稽古より、1回の本番」魅せるエンターテイメント。

写真提供:すわん江戸村
写真提供:すわん江戸村
写真提供:すわん江戸村
写真提供:すわん江戸村
「なんだか敷居が高そう」「古風なイメージ」「大衆演劇とはまた違うの?」そう思って腰が引けているなら、ぜひとも!一度観劇されることをお勧めします。

演劇の内容は人情喜劇や時代劇を主に、現代劇にシリアスサスペンス、民謡・童話劇などジャンルは様々。週5回の公演で、前半3日、後半2日に分けて2演目を披露します。
一見ハードスケジュールのようですが、そこには「100回の稽古より1回の本番」「稽古を本番と思え、本番を稽古と思え」という師匠の教えが。
普段の稽古を本番さながらの緊張感と集中力を持って、公演を集大成ではなく稽古の一環として学び取る姿勢があるからこそ魅せる、"生きた"演技は必見です。

そして、見どころはお芝居だけではありませんよ。後半では、鮮やかな衣装に身を包んだ役者達の舞やダンスが繰り広げられ、舞台は一気に華やかに◎

稽古する場を与えたい。市川昇次郎師匠が立ち上げた『劇団紀州』。

写真提供:すわん江戸村
写真提供:すわん江戸村
写真提供:すわん江戸村
写真提供:すわん江戸村
驚くことにこの芝居小屋は、客席はもちろん建物内も全てが師匠である市川昇次郎氏の手作り。2003年の完成と同時に『劇団紀州』を立ち上げました。

70年以上の人生を俳優活動に捧げてきた師匠は、その芸歴もさることながら芸に懸ける想いも生半可ではありません。「芸を生業にしたいと志す若者に、稽古する場を与えてあげたい」芸能を次世代に繋ぐため、若手の育成に力を注ぐ師匠。

その師匠の下で切磋琢磨している、出身地も経歴もバラバラな6名の劇団員。県内公演にとどまらず、格式高い京都歌舞練場やよみうりホールでの公演、ツアーなど活動範囲は全国に及びます。
演技だけでなく、歌や舞踊、三味線にタップ、太鼓にも挑戦し、時には外部から演者を招いて自らの技術を磨き続ける彼らの舞台から目が離せません。

芝居を愛し海南市を愛する、個性豊かで素敵な劇団員のプロフィールを簡単に紹介しますね◎
 

劇団員プロフィール。

写真提供:演劇街道きのくにプロジェクト
写真提供:演劇街道きのくにプロジェクト
市川昇次郎(いちかわしょうじろう)

『劇団紀州』の創立者。海南市出身。
芸能一家に生まれ9歳から舞台に立ち、舞台に映画、テレビなど様々な方面で活躍。
今でも時折舞台に立ち、脚本や作詞、演技指導、地域おこし、俳優の育成など精力的に活動している。
春菜美保(はるなみほ)<br><br>常に温かい笑顔で、抜群の歌唱力を誇る演歌歌手。<br>芝居ではコミカルな役からシリアスな役まで、<br>茶目っ気ある演技は客を飽きさせない。
春菜美保(はるなみほ)

常に温かい笑顔で、抜群の歌唱力を誇る演歌歌手。
芝居ではコミカルな役からシリアスな役まで、
茶目っ気ある演技は客を飽きさせない。
市川昇(いちかわしょう)<br><br>迫力ある舞や男前の演技から、<br>しっとりした妖艶な女形までこなす花形役者。<br>時に素顔が垣間見えるとぼけた演技で<br>客席に笑いの渦を巻き起こす。
市川昇(いちかわしょう)

迫力ある舞や男前の演技から、
しっとりした妖艶な女形までこなす花形役者。
時に素顔が垣間見えるとぼけた演技で
客席に笑いの渦を巻き起こす。
市川福介(いちかわふくすけ)<br><br>どこかあどけなさを残す面立ちで、<br>その女形は女性よりも女性らしい。<br>凛とした強い目力に射抜かれたいファンが客席を埋める。
市川福介(いちかわふくすけ)

どこかあどけなさを残す面立ちで、
その女形は女性よりも女性らしい。
凛とした強い目力に射抜かれたいファンが客席を埋める。
市川勇車(いちかわゆうしゃ)<br><br>ニヒルな微笑みが印象的な二枚目の役が多いが、<br>いじられやすいギャップもあり。<br>アクションを得意とし、しなやかなダンスと殺陣で<br>客を魅了する。
市川勇車(いちかわゆうしゃ)

ニヒルな微笑みが印象的な二枚目の役が多いが、
いじられやすいギャップもあり。
アクションを得意とし、しなやかなダンスと殺陣で
客を魅了する。
市川太仁志(いちかわたにし)<br><br>おどけた三枚目役で客席を沸かせる一方、<br>実は頭脳派で動画や音楽の編集も手掛ける。<br>七変化の表情、優しい笑顔と渋い声に癒される客が多数。
市川太仁志(いちかわたにし)

おどけた三枚目役で客席を沸かせる一方、
実は頭脳派で動画や音楽の編集も手掛ける。
七変化の表情、優しい笑顔と渋い声に癒される客が多数。
市川こより<br><br>劇団員歴は浅くとも、日に日に成長を見せる<br>劇団のマスコット的存在。<br>可愛らしい演技は、まるで<br>我が子の成長を見守る親の気持ちにさせる。
市川こより

劇団員歴は浅くとも、日に日に成長を見せる
劇団のマスコット的存在。
可愛らしい演技は、まるで
我が子の成長を見守る親の気持ちにさせる。

その目で観て感じてほしい。

写真でだいたいの雰囲気は伝わるかもしれません。ですが、役者の表情、強い眼力、感情の変化、台詞の間合い、指先の動き…その所作の一つ一つから伝わってくるものは、実際に観ないと感じ取れないものです。
まずは一度、観劇にいらして下さい◎舞台が終わりすわん江戸村を後にする頃には、すっかり劇団紀州のトリコになっているはずです*
(くう*)

公演スケジュール。

・毎週木曜日~月曜日。(休演日:火・水)
※外部公演などで火・水以外でも休演になる場合があります。

・昼の部/夜の部の二部構成。
※詳しくはお問い合わせ下さい。

公演の一例は→こちら

「皆さまのお越しを、心よりお待ちしています」
「皆さまのお越しを、心よりお待ちしています」
◆芸道場『すわん江戸村』
住所:和歌山県海南市且来645-1
TEL:073-482-5758