地元暮らしをちょっぴり楽しくするようなオリジナル情報なら、和歌山の地域情報サイト「まいぷれ」!
文字サイズ文字を小さくする文字を大きくする

和歌山の地域情報サイト「まいぷれ」和歌山市

イチオシ情報

アルネ・ヤコブセン展~本物の北欧家具を見て触れて、とびきりの読書時間を~

北欧気分を感じながら読書! 和歌山市立図書館に"アルネ・ヤコブセン"の名作椅子が登場します。

2020年9月15日(火)から10月5日(月)まで、和歌山市民図書館にて「アルネ・ヤコブセン展」が開かれます。アルネ・ヤコブセンはデンマークを代表する建築家でありデザイナー。日本ではエッグチェアやスワンチェアなどの椅子のデザイナーとして知られており、美しさと機能性を兼ね備えた彼の作品は北欧ファンをはじめ多くの人を今もなお魅了し続けています。
代表作「エッグチェア」
代表作「エッグチェア」
アルネ・ヤコブセン(1902-1971)
アルネ・ヤコブセン(1902-1971)
このアルネ・ヤコブセン展、実は他都市でも開催される巡回展ですが、コロナの影響により各地で延期が続いた為、なんと和歌山が全国初開催! 和歌山だけでなく全国の北欧ファンの注目を浴びています。北欧デザインと言っても、小物から部屋のインテリア、ライフスタイルまで幅広く様々です。北欧家具がどんなものかピンと来なくても、デザインを一目見ると「知ってる!」という人も多いのでは?開催を前にアルネ・ヤコブセンと今回の展示の楽しみ方をご紹介します!

アルネ・ヤコブセンとは?

趣味だった植物の撮影にのめりこむヤコブセン
趣味だった植物の撮影にのめりこむヤコブセン
日本では北欧家具のデザイナーとして知られていますが、建築家でもあります。建築家としての代表作は、デンマークコペンハーゲンの「SASロイヤルホテル」や、デンマーク国立銀行など。ヤコブセンは、デザインの一貫性を大切にしていた為、建築だけでなく、インテリアや照明、家具、布製品のデザインやカトラリーなど、建築物に関わる全てを自らデザインしました。SASロイヤルホテルは建築から家具、インテリア小物まで全てデザインを手がけられたという世界初のデザインホテルなんです。

和歌山市民図書館での展示について

左からアントチェア、リリー、セブンチェア、グランプリチェア、ドロップチェア
市民図書館1階には、アントチェアが置かれ、実際に座って読書を楽しむ事が出来ます。
また2階には、デザインされた年代ごとに椅子が展示され、さらに、普段デンマークでしか見ることができない「SASロイヤルホテル」の部屋の再現コーナーもあります。ホテルは2018年にリニューアルが行われ、椅子の張地が変わるなどよりモダンな印象になったそう。この再現コーナーでは、ホテル開業当時のままの貴重なデザインと、リニューアル後の現在のデザインの双方を展示。コペンハーゲンに行かなければ見る事の出来ない洗練されたデザインの家具を見ることが出来ます。
一番左:エッグチェア、中央:スワンチェア
同じデザインでも、色や素材の違う素材で作られています。
展示されている椅子などの家具は全てデンマークから取り寄せられたものだそうです。ヤコブセンの椅子が一つあるだけで、その空間は近未来っぽくもあり、でもどこか懐かしい不思議な空気に包まれます。その椅子に腰を下ろしてゆったりと本を読むのは至福の時間。本物に触れ、その座り心地を確かめたり、洗練されたデザインを眺める事は貴重な体験です。シンプルで機能的、奇抜なデザインでも人間的なぬくもりが感じられる感覚を、体感してみてはいかがでしょうか?
北欧デザインに興味がある方や、インテリア好きな方、この機会を逃さず市民図書館にお出かけ下さいね。
アルネ・ヤコブセン展
2020年9月15日(火) ~ 10月5日(月)
9:00~21:00、年中無休
和歌山市民図書館
料金:無料
◇椅子展示◇1F南側座席、2F一部の座席
◇アルネ・ヤコブセン展示◇2F多目的ルーム(年代別作品とSASロイヤルホテル展示)
展示:FRITZ HANSEN(フリッツ・ハンセン)
協力:&Room(和歌山市吉田520)
【詳細】イベント情報-アルネ・ヤコブセン展

◇お問い合わせ◇
和歌山市民図書館
【電話】073-432-0010
【住所】和歌山市屏風丁17