イチオシ情報
できたての甘いお菓子から新鮮な野菜、果物、海産物のほか、手作り雑貨や骨董品まで、いろんなお店をご紹介！
弁慶市とは？
413回目となる弁慶市。約25年前に始まった、世界遺産でもある闘鶏神社の馬場で開催されている朝市です。江戸時代の中頃、田辺片町のお堀端に六斎市（ろくさいいち）という市が開かれていたときの、通称「弁慶市」を再現したもの。原則毎月第3日曜日に開催され、紀南地方を中心とした海の幸、山の幸などが並びます。
私が到着したのは午前8時半。
すでにたくさんのお客さんが買い物の真っ最中！気温の低い朝でしたが、ピンと張りつめた空気と青空が気持ちいい、最高の朝市日和です。
それではみなさん、私と一緒に弁慶市を楽しみましょう♪
まず目についたのは、あんこたっぷりの「焼一番」。寒い朝に焼きたての甘いお菓子、そそられる～。
向かいには手作りこんにゃく。「消費税は？」と聞くお客さんに、「いらんいらん！サービスサービス！」とお店の人♪
「全て無農薬」と書かれた野菜を売るお店。田舎みそやお米も並び、あれもこれもほしくなってくる・・・。
かわいい編み物発見！作っている方たちの平均年齢は78歳とのこと。わたしは300円のお花の座布団を買いました。
カラフルな靴下屋さん。巾着袋やがま口財布なども売られていてとってもリーズナブル！
ドンと乗った俵が目を引くお米屋さん。口熊野のおいしい新米、駐車場があるから安心して持って帰れる♪
キャベツが一玉50円！100円のロメインレタスは炒め物や鍋に最適とのこと。レシピを教われるのも朝市ならでは。
立派な国産玄関マットのお店。なんと1枚500円～1500円！
鉄瓶の丸いフォルムがとってもすてき。掘り出し物がみつかりそうな雰囲気にわくわく。
海産物がずらり。お店の人が「まいど」「いつもありがと」と挨拶する、常連さんがいっぱいのお店。
田辺名物「さんま寿司」を売るお店。キビナゴのにぎりやアナゴ巻きなど、この土地ならではのお寿司がどれもおいしそう。
9時を過ぎ、お弁当やめはり寿司を求めてお客さんが続々と。「今日はお昼これにしよか～」と話す親子連れも。
最後に行ったこちらのお店でハブ茶を購入。実は私はここの常連。買ったお花の座布団を見せて、お店の人としばし談笑♪
ストーブのある飲食ブース。焼きたての干物やあたたかい豚汁で、みんな和気あいあいと朝食を楽しんでいました。
今回出店されていたのは・・・・イカの七輪焼（カネソ増田商店）
・マグロの燻製（三邦商店）
・アジとキビナゴのにぎり（すし秀）
・美味しょうゆ（天王醸造）
・ほうじ茶パックお買得（モリカワ）
・原木干し椎茸（田辺龍神の会）
・美味しいお米（おぐらや）
・お正月用かまぼこ大処分（マルサ）
・ちらし寿司（はま乃）
・焼一番（二宮）
・みかん（愛須商店）
・ダイコン（南部高校）
・田舎漬（中田食品）
・スナップえんどう（こだわり野菜SHIMIZU FARM）
・タコ焼きと菓子パン（たこ○）
・卵サンド（桜）
・毛糸の帽子（和のサロン）
・玄関マット（エントランス）
・防災ラジオ（FM TANABE）
・こうや槙（こうや槙直売所古屋）
・干物（辻又商店）
・靴下（MEMO）
・骨董品（嶋本）
・野菜（JA紀南東部朝市会）
・豚汁、コーヒー（本部）
※南紀みらい株式会社Facebookより
https://www.facebook.com/nankimirai
第413回 弁慶市に行ってみて
「マルシェ」や「フェス」のような、おしゃれな雰囲気はないかもしれませんが、地元の人が地元の食材を愛し、加工し、お客さんに届けたいという、「まごころ」を感じる市でした。
お店の人と商品について話したり、「寒いね」「あら元気？」とお客さん同士でおしゃべりしたり。この街を知らない人が訪れてもなんとなく懐かしくて、スッとなじめるのが弁慶市の魅力かもしれません。
主催されている南紀みらい株式会社の専務取締役、尾崎さんにお話をうかがったところ、出店は「地域に関わらず『出したい』という方にどんどん出していだたいている」とのことでした。
取材をしてみてさらに身近になった弁慶市。みなさんも、来月の第3日曜日はいつもよりちょっぴり早起きして、闘鶏神社の神門が見守る朝市で平日の疲れを癒してはいかがですか？
information
弁慶市◆日時：原則毎月第3日曜日に開催 8時～12時
◆場所：闘鶏神社馬場（和歌山県田辺市東陽1-1）
【主催】南紀みらい株式会社
和歌山県田辺市湊1-20
0739-25-8230
http://www.nanki-mirai.jp/※出店料2,200円（初回出店の方は出店料無料）
