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「3時のかんぶつ屋さん」にて画家 まつお「まるぞう展」開催

話題のかんぶつスイーツが並ぶ店内に、たくさんの「まるぞう」が出現!アートな空間が楽しめます。。

海南市藤白の乾物専門店「株式会社 野田商店」。その一角に「3時のかんぶつやさん」があります。
店内には彩りのよい焼き菓子やパウンドケーキが並び、そのすべてに「かんぶつ」が使われています。
「かんぶつシフォンひじき」、「かんぶつプリン白ごま・黒ごま」、「かんぶつパウンド白きくらげ」など、体にやさしい乾物がスイーツとして販売されています。

画家 まつお 「まるぞう展」@「3時のかんぶつ屋さん」

今回、そんな「3時のかんぶつ屋さん」で画家 まつおさんの「まるぞう展」が開催されています。
(「まるそう展」会期 2019年6月4日~6月8日)
画家 まつおさんが生み出したまるぞうはLINEスタンプとして人気のキャラクター。
ここではキャンバスや段ボールに描かれたまるぞうに加え、陶芸家hippo-poさんご協力の陶製まるぞうや小皿になったまるぞうにも出会えます。
かんぶつスイーツとまるぞう。
かんぶつスイーツとまるぞう。
画家 まつおさんが目を入れたまるぞうクッキー。「白ごま」と「高野豆腐」があります。手描きのカードとセットで500円。
画家 まつおさんが目を入れたまるぞうクッキー。「白ごま」と「高野豆腐」があります。手描きのカードとセットで500円。
かんぶつの間に佇むまるぞう。
かんぶつの間に佇むまるぞう。
右のカードはカンボジアのバナナペーパー使用。バナナの木の繊維から作る紙で、カンボジアの雇用創成に役立っている由。
右のカードはカンボジアのバナナペーパー使用。バナナの木の繊維から作る紙で、カンボジアの雇用創成に役立っている由。

画家 まつおさんの思い

「まるぞう展」に来られた方と。左が画家 まつおさん。Tシャツのイラストは手描きとのこと。
「まるぞう展」に来られた方と。左が画家 まつおさん。Tシャツのイラストは手描きとのこと。
画家 まつおさんは「丸」をモチーフとした絵画作品でも知られています。
大胆でのびやかな丸がリズミカルに重なる作品や、細胞のように細かな丸がみっしりとせめぎあうような作品、丸がほどけて波のようにうねりを帯びた作品も。まるぞうも「丸」いキャラクターですね。
画家 まつおさんにそんなモチーフについての思いを尋ねてみました。

「ひとはいつの間にか他人を傷つけてしまう…私はそのことにとても敏感なんです。一番大きくひとを傷つけるのは否定すること。自分の視野が狭いと否定する部分が多くなるので…できるだけ広く大きく物事をとらえたいですね。モチーフに丸を選ぶのも、ひとを傷つけない形だから、ということがあるのかもしれません。」
また、画家 まつおさんは作品を販売する際、「包み紙等、ご自分で用意をお願いします」との呼びかけをしています。
「ごみを増やしたくないんです。作品を大切に持ち帰ってはいただきたいのだけど、包み紙はごみになってしまうので。賛成してもらえないこともあるのですが、共感してくれる方も多く嬉しいです。包み紙をもらえなかった、ということがきっかけで、大量のごみが出ていること、当たり前だと感じていることにちょっとでも疑問を持ってもらえたら。」

絵画作品でひとの心を動かすだけではなく、ご自分の思いを直接行動に移して伝える…画家 まつおさんが行っていることは、とても大切なことだと感じました。

次回は9月に「器とカフェと…扉」(和歌山市築港4-5-3F(貴志米穀食料品店建物内)にて作品展が開催されるとのこと。
画家 まつおさんの今後の活動が楽しみです。

「3時のかんぶつ屋さん」

・住所    海南市藤白189-1 (株式会社 野田商店内)
・電話    073-482-3424
・営業時間  11:00~18:00 (土曜日 10:00~17:00)
・定休日    日曜日・月曜日
・毎月第二月曜日に「cafe cocoro」(13:00~16:00)

*「まるぞう展」会期  6月4日~6月8日

【真柴みこと】
息子二人の子育てを終えてから、フリーライターとして修業中。
写真と神社仏閣、自然の生き物が好きで、カメラを手に和歌山を駆け回っています。
* Instagram  028mikoto
*note  https://note.mu/028mikoto