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【後日談】SKP(スーパーキッズプロジェクト)セミナーに参加してきました

待った!受験ストレスフリー!?笑顔でお受験なんて、そんな勉強法あるわけ…ないはずがない!

4/30(日)にパームシティ前にある<紀州松下村塾>内で開催されたセミナーに参加してきました。

講師の先生は、日本で今一番アツーーーい人(かもしれない)大坪充典先生。
たっぷり2時間半の公演は、夏はまだ少し先だというのに教室の冷房がガンガンにかかるほど大火力(笑)。それでも大坪先生から発せられる熱気に会場はヒートアップ。SKP(スーパーキッズプロジェクト)の魅力がたっぷりつまった、2時間半でした。


自分が子どもの頃にこういう教育を受けたかったなあ…と思う人が続出しそうなSKP。もちろん私もその一人です。そんなSKPの魅力に迫りたいと思います。

そもそもSKPとはなんぞや

SKP=スッパーキッズプロジェクトの略で、3学年先を行く飛び級学習を軸に今、大阪を中心に凄まじい勢いで広がっている勉強法です。その勉強法たるや、どんどん先へいっちゃおうぜ!という先取り学習。

誰しも名探偵○ナンで憧れたことがあるんじゃないでしょうか。体は子供、頭脳は大人!あれがまさしく体現できるなんて、そんな夢のような話があるんでしょうか。


大坪先生は言います。


「中学1年生のクラスに高校1年生の勉強を完璧に習得した子がいればそれはもうスーパー中学生ですよね。高校1年生のクラスに、受験を終えた大学1年生がいれば、それもスーパー高校生。SKPはそれを可能にしてしまう学習法なんです。」


聞いてみればそうだよな~飛び級すれば秀才になるよな。当たり前だよな~。なんて思うんですが、実践するのがむずかしい!先ヘすすんでも忘れそうだし、苦手が出てきたらもうそこで終わっちゃいそうな気もする。だから他の学習塾ではほぼ不可能と言われているのに、SKPだとそれが叶う理由がちゃんとあるそうなんです。

2020年といえばなんの年でしょう

『東京オリ○ピックーーーー』と方々から聞こえてきそうですが、今回の設問の答えとしては半分正解。

実は大学受験のあり方が大きく変わる年なのです。大学受験といえば、まず思いつくのは真冬のセンター試験ではないでしょうか。なぜかあの日は全国的に天候が大荒れしているイメージがあるのですが、あの「センター試験」が廃止されるってご存知でしたか?

そして、当然のようにその代わりを務めるテストが登場します。

「基礎学力テスト」
「学力評価テスト」

この2パターンのテストが今後の大学受験のキーマンとなります。
「今までの大学受験とはコロッと変わる」
今までのお受験戦法がまったく通じなくなるなんて、どうなってしまうのでしょう。全国のお受験ママの青ざめた顔が目に浮かびます。
(まるで悪者のように)恐怖をあおりつつ会場の気を引くことに大成功した大坪先生はどんどんヒートアップします。

SKP驚きの教育法と教材力

子供心にそういえばと疑問に思っていたことがあります。
(国語と算数って全然違うよなぁ。理科も社会も全然違うよなあ。それからそれから…)
そうですよね。国語も算数も理科も社会も英語も全部学ぶことが違いますよね。なのにまずは黒板に書かれたことをノートに書き写す…全部暗記しろーとか、それで完璧なわけないですよね。


またまた大坪先生は言います。


「教科にはそれぞれに目的と特性があるんですよ。だから学習法もそれぞれに合わせないと、効率良く吸収できないんです!」


例えば、小学生の間の国語・算数というのは自分で「読むこと」「書くこと」「考えること」この3つの基礎学習であると言います。そうすることで、「わかる楽しさ」「できる面白さ」「知る喜び」を原動力に、自分で進める自立学習の型作りが行えるというわけです。


子どものように目を輝かせながらSKPについて話す大坪先生に、なんだか聞き手であるこちらも楽しくなってきました。

押し付けない指導

セミナーもいよいよ終盤で、SKPの肝である指導方法についての講義になりました。そのなかででてきた「押し付けない」指導という言葉。押し付けない指導ってどういうことでしょう。勉強しなさいって言わないこと?これをこう勉強しなさいって言うこと?


実は、「教えない」ことなんだそうです。


塾に行って教えないってどういうことだと憤慨する声もあるかもしれませんが大坪先生は得意げにおっしゃいました。

「教えるというのは、子どもの知的好奇心を潰しているんです」

子どもの勉強への原動力って何でしょう。SKPを語るときに忘れてはならないこと「勉強は、楽しいんです!嬉しいんです!」。大人はそんな馬鹿なと思いますが、子どもにとって知らなかったことが知れる。自分でわかる、解ける!この繰り返しがやがて快感に変わるのです。ドーパミン出まくりですね。


わからない問題がでてきます。大人はその解き方を細かく教えるでしょう。もしかしたら答えを丸覚えしないさいというかもしれません。でもそれって、子どもが自分で「わかった!」にたどりつく可能性をつぶしているんじゃないでしょうか。
よし解くぞ!→むずかしいな、どうやって解くのかな…→調べよう→わかった!→よし次の問題を解くぞ!…とこの自立学習の循環を作るには、やはり「自分の力で解けた!」という達成感=快感が必要なのだそう。

解けてから、ここで初めて先生の出番。
「本当にわかった?次も同じ問題が出たらちゃんと解ける?応用できる?」
この確認を生徒と一緒にするのがSKPの指導なんですって。




実際のSKPを受けた子どもたちのスーパーっぷり!

この後は実際にSKPの教材を見せていただいて実際解いてみたり。
国語の問題だったんですが、小学生が一人でどんどん解いていける工夫がいっぱいありました。例えば、同じ問題の繰り返しに見えても、実は一つずつレベルアップしていたり、空白がたくさんあるのは気づいたことをどんどん書き込めるように。

算数の問題は別の機会に見せていただいたんですが、これがまたすごい。小学生が問題を解き終わった後、最後にもう一問。それは、今までの例題を参考にして、自分で問題を作って解きなさいというもの。例題を書き写すのかと思いきや、掛け算の文章問題を参考に、割り算の問題を作れていたんです!これは掛け算と割り算の仕組みを完璧にわかっていないと作れない問題ですよね。本当に驚きでした。


また、SKPに通っている生徒の作品を見せていただきました。イヤイヤ期を迎えたり、親の言うことを聞かなかったりバタバタと走り回るのがお仕事の幼児。なのに、SKPを与えるとびっくりするほどのめり込んで、静かに90分座っていられるんですって。
学力をアップするだけは使命じゃないSKP。もう一つの使命は人間力の向上。情緒を育てるのに毎回詩を書かせてみると楽しんで書いてきたり、すごく楽しそうに勉強をするんですと先生は晴れやかでした。


一生懸命な大坪先生の周りには、共感を得た他の先生たちがたくさん集まってきて、なんだかすごいことが起こりそうな予感がしました。今回、教室を提供した紀州松下村塾の下村先生は、そんなすごいことを巻き起こす仲間を募集しているそうです!興味のある塾の講師の方々は、下村先生にアタックしてみてください。


そんな大坪先生のセミナーがまた近々和歌山で開かれるそうです。
まいぷれ和歌山でも追いかけてみたいと思います。
スーパーキッズたちよ!大志を抱け!


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