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イチオシ情報

和歌祭 2015

5月17(日) 和歌浦の東照宮で開催された和歌祭に行ってきました!

さわやかな風が吹く快晴の空の下、東照宮にぞくぞくとお客さんが集まってきました。
本日は約400年前から続くとされている和歌祭の開催日です。

新緑映える東照宮の石段。
新緑映える東照宮の石段。

和歌祭とは?

和歌祭とは江戸時代から続く由緒ある日本の例祭で、紀州藩徳川家康を祭るお祭りだそうです。
神輿を担いで東照宮の石段を降りる神輿おろしを始め、色鮮やかな衣装や多くの種目演舞があり、江戸時代では風流芸能の祭典として国内最大のお祭りでした。
その為、多くの観客が国中から集まったそうです。

神輿卸

なんと重さ1トンといわれる神輿を、担ぎ手さん達が大きな掛け声とともに右へ左へ激しく勇ましく揺らしながら、108段もの石段をゆっくりゆっくり降りていきます。
和歌祭一番の勇壮な場面だけあって、緊張感が走る光景でした。
担ぎ手さんの迫力ある声がこだまする中、観客の方々は一同固唾をのんで見守ります。
勾配の急な石段で肩に神輿の重さがのしかかり、歯を食いしばる担ぎ手さんの表情を見ているとこちらも自ずと握る手に力が入りました。
みなさんの気迫あふれる表情。
みなさんの気迫あふれる表情。
金色の神輿がキラキラと輝いています。
金色の神輿がキラキラと輝いています。
石段の中腹では神輿を激しく右に左に揺すります。
あわや転倒かと思うほどの激しさで、観客から驚きや感嘆の声が上がります。
わぁー!とこえが上がった一幕。
わぁー!とこえが上がった一幕。
激しさをます神輿。
激しさをます神輿。
石段を無事に降りた瞬間、お客さんの歓声と拍手につつまれ、会場が一体となりました。
宮司や神官や神輿の皆さんは石道を通り、渡御行列へと向かいます。

渡御行列

女子神輿。華やかですね。
女子神輿。華やかですね。
相撲取りのみなさん。ちびっこも。
相撲取りのみなさん。ちびっこも。
子供が泣かされると健康に育つと言われてる面被(めんかぶり)。
子供が泣かされると健康に育つと言われてる面被(めんかぶり)。
信号に当たりそうになるハプニングも。
信号に当たりそうになるハプニングも。
この気迫に沿道からは子供の悲鳴が。
この気迫に沿道からは子供の悲鳴が。
唐船・御船歌。鮮やかな船が観客を魅了。
唐船・御船歌。鮮やかな船が観客を魅了。

食べ物も豊富

たくさんの特設物産展が出店しており、天気のいい中小さいお子さんから大人まで、皆さん美味しそうにお料理をほおばっていらっしゃいました。
「あら。来てたん?」という声も上がり、地域でのコミュニケーションの場にもなっています。
勇ましく優雅で皆さんが楽しく喜べる和歌祭。
実は今までの歴史の中で開催が危ぶまれた事もありましたが、そういった様々な困難を乗り越え今に続く情緒あるお祭りでもあったんです。そして今世の若い勢いのある方々が、伝統あるお祭りを後世に残そう、絶やしてはならない!とする思いで今も続けられている本当に素敵なお祭です。
気候も良く、新緑の綺麗なこの時期に毎年開催されています。皆さん是非来年、足を運んでみてくださいね。

東照宮会館
TEL:073-444-0808