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ママタイムズ

命の大切さを分かち合う「Birth Cafe(バースカフェ)@2017」

「あなたが生まれてきてくれてよかった」 子どもたちや大切な人、そして自分自身をもっと好きになれるイベントです。

2017/04/10

こんにちは、かおちゃんママです。先日、北コミュニティーセンターで開催された「Birth Cafe(バースカフェ)@2017」というイベントに参加させて頂きました。
「Birth Cafe」は「いのちの大切さ」を分かち合うことを目的に、すべての人(母と子)が命をかけてチャレンジする「誕生」を軸に、「胎内記憶」、「魂の神秘」、「出産」、「いのちの奇跡」などをテーマとしたトークや対話、映像鑑賞、体験談、想いを共有する場を作る参加型のイベントです・・・と文字で説明してもなかなか心に響かない方もいるかもしれません。私も実際に参加するまでは、どうなのかな?という気持ちも持っていました。
でも、「Birth Cafe」をきっかけに、“生まれるって、生きるってすごい!”、自分の子どもや大切な人、そして自分自身のことが今よりっずっと大切に思うことが出来ました。

赤ちゃんのおむつ替えや授乳、子どもたちが騒いでもOK!休憩はその人それぞれで。まずは、参加したみなさんが気を使わないよう、ナビゲーターの映太さんがBirth Cafeの雰囲気を作ってくれます。

Birth Cafeでのお話は、聞くだけではなく、心で感じることに意味があるので、ナビゲーターの映太さんが参加者の緊張や気遣いを取っ払ってくれました。
そして、「涙が出たら流してください、今まで生きてきて悩みが無かった人はいない、辛かったことも苦しかったことも、必然必要な経験だったと思ってください。今日までの人生は全部含めて最良、最善、パーフェクトだと思ってみましょう!」と言ってくれました。

社会活動家・伝動詩人えいたさんが「Birth Cafe」を始めたきっかけは、大切な友人が「母」になった次の日に亡くなったことから…。

ナビゲーターの映太さん。Birth Cafeを始めたきっかけは、大切な友人が亡くなったこと。お友達のつかささんは、北海道網走市の普通の女子高生だったが、17歳の時に、交通事故に遭い、車椅子生活になる。また頭を強く打ったことでそれ以後、自分に起こったことを覚えていることができないという記憶障害が、後遺症として残った。それでも前向きに、障害にひるむことなく自分の夢である「お母さんになること」を実現し、元気な赤ちゃんを出産した。そんな矢先になぜ?
つかささんの「死」をきっかけに「命の大切さ」、「お母さんが安心して子どもを産み、育てることの大事さ」を強く感じたんだそうです。

「子どもはお母さんを選んで生まれてきた?」胎内記憶を話す子どもたちの言葉から

「お母さんのおなかの中にいた時のこと覚えてる?」こんな質問をお子さんにしたことありますか?
お母さんのお腹の中にいた時の記憶、お腹に来る前の記憶などを「胎内記憶」って言うんですって。もちろん覚えていない子もいますが、ある調査で3人に1人、胎内記憶があるという結果もあるそうなんです。

この日紹介されたのは、胎内記憶を持つ、先天性障害のハンディがあり、リハビリプログラムや自然治療に取り組んでいる女の子のお話。
その女の子は3歳の頃から、「あいうえお文字盤」を使ってお母さんのお腹にいたときの記憶や前世記憶について語り始めたんですって。

「(産まれる前)いろいろなプレゼントの中で病気のプレゼントを選びました。」

「あの人がお母さんがいいと思って、お母さんの魂を探しました。私はママを選んで来ました。」

「ママは私が寝ている間に、私にごめんなさい、ごめんなさいと言っていますね。でもこの体も自分で選んできたんです。」

「喜んで来たよ、自分で決めて来たよ、大変だから選んだよ。」

本当かな!?と思うような言葉がたくさん出てきます。病気を自分で選んできた?大変だから選んだ?どうしてそんな風に思うの?と不思議です。

でもその女の子のお母さんは、胎内記憶の言葉に救われました。
“自分のせいでこの子は障害を持ってしまった”と自分で自分を責めていたからです。
そして、その女の子の言葉でいろいろな事を気付かされました。

“成長できることは当たり前じゃない”

一生車椅子だと言われていた女の子が初めて自分の足で歩けた時も“歩ける事も奇跡なんだよ”と教えてくれた気がしました。

どの子どももお父さん、お母さんを幸せにするために産まれてくるというお話もあります。
胎内記憶については、目に見えないことなので、信じる・信じないは自由です。
けれど、“自分の子どもが自分を選んで生まれてきてくれた”と思ったら、「生まれてきてくれてありがとう!」とぎゅっと抱きしめたくなりますね。

ロックバンドおかんのボーカルDAIさんの幼少期にできたトラウマのお話、お母さんの愛に涙。

大阪出身の4人組バンドのvocal。インディーズでありながら、4人の夢であった史上初の大阪城ホール単独ライブを実現した伝説のグループ「おかん」。そんなDAIさんのお話は、現在の華々しい姿からは想像できない辛い体験だった。

いじめから全身がアトピーになり、自然療法の先生にカウンセリングしてもらった時、「肉体は治すことが出来るが、メンタルは自然療法では治せない。幼少期の時の経験を思い出して欲しい」と言われた。DAIさんが幼い頃、ご両親が離婚。DAIさんは、弟を一緒に連れてこられなかった事は自分のせいだと思い込んでいた。自分を責め、その時のことがトラウマになっていた。けれど、大人になって時間はかかったけれど自分を許せた時、他人も許す事ができたんだそう。現在はアトピーの症状もほとんど出ていないんですって。

また、DAIさんは自身のお母さんのお話もしてくださいました。
DAIさんが辛い時、「みんながどんなにあんたのことを否定しても、お母さんだけはあんたのお母さんやから」という言葉。何があっても子どもを信じてあげる母の愛。
DAIさんは、「苦しい時、帰るのは母の存在。安心して帰れる場所があるから頑張れるし、チャレンジできる。」とおっしゃっていました。

お母さんってすごいですね。お母さん自身も悩みながら苦しみながら頑張っているけれど、どんな時でも子どもを信じ、愛情を注ぐ。“そんな強さと優しさを持ったお母さんに私もなっていけたら・・・他の誰でもない私が子どもにそうしてあげなければ!”と勇気をもらいました。
人それぞれの人生には、決して捨てることのできない大きな意味があり、生きているからこそ実感できる 嬉しさ、喜び、悲しさ、怒りに満ち溢れている。そんな瞬間の気持ちが詰まったDAIさんの歌声が心に響きました。
参加者とこの距離感での演奏。DAIさんの奥様で、ダンサーでもある真琴さんとのコラボレーションも。

自分の想いや経験をシェア。話す事で、蓋をして閉じ込めていたものが溢れ出します。

みなさんは、これまで生きてきた人生、ソフトコースですか?ハードコースですか?
家庭が大変、いじめ、流産、離婚、虐待、病気など、そのひとそれぞれに大小さまざまな辛い経験があります。勇気をだして乗り越えてきたならば、自身を持って自分を許してあげましょう。
参加者同士、初めて会う人もたくさんいますが心の中にあることをお互いに話し、シェアする事で、今までの辛かった事や大変だった事もひっくるめて自分なんだ、いろいろなことを乗り越えたから今の自分があるんだと少しでも思えるのではないでしょうか?
“自分なんて…”と否定したり、自信をなくす必要はないんです。
「あなたがいてくれたから、あなたと出会えてよかったと思っている人がいます。」

参加者のみなさんの感想

日々の忙しさの中で、心に何かもやもやがあったり、ストレスを抱えたりしていてもゆっくり考えたり、浄化しないままでいる方もいらっしゃると思います。
「命の大切さ」についてもいつもいつも感じられるわけではありません。
でも、Birth Cafeのような機会に改めて向き合ってみると、今よりずっと自分に自信が持てたり、子どもたちや家族、友人、まわりの人がいてよかった!と実感できるのではないでしょうか?
参加されたみなさんの感想は、「自分を許す事ができた。」、「自分を好きになれた。」、「また参加したい!」、「幸せな空間をみんなで共有できて、今日が宝物になった。」、「参加して本当に良かった。」などなど、それぞれに感じ、学ぶ事ができたようですよ。

お昼ごはんはスタッフの方の手作りおにぎりとおかずが用意されていました。

イベント開催中の休憩は各自自由な時間にとれるので、お昼を食べながらお話を聞く方もいらっしゃいました。お子さんも参加されていたので「お腹すいた。」と言われたときすぐに食べられるのがうれしいですね。

子どもたちも参加&お手伝いしていました!

イベントの空間の一角には大きなテント。子どもたちが本を読んだり、おもちゃで遊んだりしていました。また、スタッフのお子さんでしょうか?イベント設営のお手伝いもされていました。

震災支援ハンドメイド立体マスクの「マスカーず」さん、温かいメッセージを刺繍で綴る「虹色物語」さん、和歌山で国際協力やフェアトレードの活動をされている「AMAYAKAw」さんなどの出店もありました。

2011年東日本大震災で被災した子育て中のママと、賛同してくれた和歌山のママとで1つ1つ心を込めて立体マスクを作り、イベント、店内販売、個人販売をし、その売り上げの純利益を子ども達のの将来に少しでも役立てたいという想いであしなが育英会津波遺児支援金として送金している「マスカーず」さん。
4月30日(日)には虹色物語さん主催のイベント「虹色市場」にも出店予定です。
みなさんもぜひ、マスクを手にとってご協力ください!

最後はみんなで記念撮影です!「みんな生まれてきてくれてありがとう!!」

今回の和歌山でのBirth Cafeを主催された植田奈加さんよりメッセージ

私は3人娘がいますが、3人とも出産スタイルが違います。長女は産院、次女は助産院、三女は前置胎盤で帝王切開でした。
次女の時に、どっぷり自然派傾向になり、色々な事にこだわり過ぎていたと思います。
三女ももちろん助産院でと思っていたのですが、願いは叶いませんでした。
8カ月ぐらいに出血、出産まで入院、張り止めの薬漬けの日々で毎日ツラくて泣いていました。退院後も私だけ先に退院し、搾乳して通いました。
でも、おかげで小さく産まれただけで、何の障害もなく元気に育ってくれています。

でも、産後半年ぐらいで震災があり、色々な情報に振り回され、子供を守るにはどうしたらいいかとか、判断力も鈍ってしまい、今思えば産後うつのようになっていたんだと思います。
その頃から主人の仕事が夜勤になり、ほとんど一人で子育てをするような状態で、だんだんノイローゼ状態になり、過呼吸の発作を起こすほどに。
ほとんど引きこもりのような生活でした。

そんな状態を経て、最初は子どものために子育てイベントに行く感覚でバースカフェに参加したのですが、参加した時の感想が「私は生きててよかったんだ」と思ったんです。

出産をテーマにしたお話や、体内記憶や生前記憶を持った子供達のお話も出てきます。
子供はお母さんを自分で決めて、自分で人生を選んで来ると。
この子達は、私を選んでくれたんだ、そして、私も人生を自分で選んできたんだと。

他にも今までに私は何だかハードな人生を選んできたようで(笑)
自分なんかいなくても...とか、よく思っていたし、自分の存在価値をみつけられませんでした。
でも、そんな人生も自分で選んできたんだと思ったら、生きててよかったんだって、生まれてきたことに感謝しました。

それから、今まで蓋をしたり、押し殺してきた感情や、みないふりしてきた事に、向き合えることができて、前向きに、楽に生きれるようになりました。

子育て中のお母さん、妊婦さん、これから結婚をする方、男性、先生、看護のお仕事をされてる方…いろんな方に参加して欲しいのですが、まずは子供達に「自分で選んで生まれてきたんだよ」「こんなに愛されているんだよ」そんなメッセージをたくさん届けたいです。

これから、大きくなっていくにつれ「生きにくい」と感じることもあるかもしれません。
そんな時に、「自分は愛されてるんだ」「大切な存在なんだ」と、伝えて教えてあげることはとても大切だと思います。
これからもバースカフェを通じて、そんなメッセージを仲間と届けていきたいと思っています。


ライター紹介

◆まいぷれ編集部 かおちゃんママ
二人の男の子の母親。
子育て中のママ達に便利で、もっと子育てが楽しくなるページ作りを目指し
取材に出かける日々。