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ママタイムズ

言葉掛けひとつで変わる!パパにもできる愛され収納講座

ただキレイにするだけじゃない、家族みんなの居心地のいい空間にするためのヒントを教えて頂きました!!

2016/12/26

こんにちは、かおちゃんママです。今回は、先日海南市の保健福祉センターで開催された、和歌山県男女共同参画センター主催、和歌山のパパイクプロジェクトPAPAMO「言葉掛けひとつで変わる!パパにもできる愛され収納講座」をご紹介します。
ママは、毎日家事や育児に大忙し。時間がいくらあっても足りませんよね。“パパがもっと協力的だったらなぁ...”と思っているママもいるのでは?
私も家の片付けについては“パパや子ども達が使ったものをちゃんと片付けてくれたらもっときれいな部屋でいられるのに...”と思っていたんです。
でも、今回の講座でママ自身もできる工夫や見直す点があると気付く事ができました。
みなさんもぜひ参考にしてみてください♪
◆講師紹介
整理収納アドバイザー
NPO法人ホッピング登録ママ講師

吉松麻由先生
「整理収納アドバイザーは片付けに悩む方や、さらにより良い整理収納環境にしたい方を整理収納上手にします。
アドラー心理学整理収納で、家族みんなが使いやすい誰からも愛される収納をアドバイスしています。」

どうなりたい?どうやったらうまくいく?整理収納

みなさんのお部屋は今どうなってるでしょうか...?「忙しいから片付ける暇がない」、「子どもが小さいから...」とできない理由はいろいろあるでしょうが、家は毎日家族みんなで暮らす大切な空間。すっきりしていて、居心地がよく、くつろげる方がいいですよね。
それに片付けるとこんなメリットもあります。
家族それぞれの探し物が減る
家事の時短
ムダなお金を使わずに済む(あるのに同じ物を買ってしまうなど)
精神的に
身体面(ホコリ、カビなど)
人間関係(人を呼びたくなる家)

講師の吉松先生は、アドラー心理学をもとにママそれぞれの目的に合った整理収納ができるヒントを教えてくださいました。
その手順は、「減らす」→「分ける」→「収める」です。

実際に先生が引き出しを整理して見せてくださいました。まずは使うものを選んでいく作業から。

先生が取り出した文房具の引き出し。いろいろな物がゴチャゴチャになっています。
この中身をいったん全て出してみます。よく使う物、あまり使っていない物、とりあえず入れていた物など...。まず、使うか使わないかを区別します。そして「今使っている物」「今使っていない物」に分けます。今使っている物は「種類」「使用頻度」「目的」別に仕切りケースなどを使って入れる、「今使っていない物」でおいておこうかまよう物は「迷いボックス」を作って入れておきます。そうすれば、使うものだけが引き出しに収納できますね。

この流れは、文房具の引き出しに限らず、食器棚やキッチン収納、子どものおもちゃ、パパが使う物にも応用できる整理収納の手順。
忙しいと「とりあえず入れとく」ことが多くなりますよね。私も実際うちに帰ってこの方法でゴチャゴチャしている書類や引き出しを整理してみたんです。すっきりしたのはもちろんですが使いやすいんですよね、今まであんまり使わない物たちに埋もれていた「よく使う物」がパッと取り出せるので家族に「ママ○○どこ?」と聞かれてもささっと渡せるわけです。

パパも整理するのが楽になる「迷いボックス」

吉松先生が教えてくださる整理収納は、捨てるものを探す作業ではなく、使っている今必要なものを選ぶ方法。今は使っていないけれど、迷う物を入れる「迷いボックス」を作ることで、パパが一緒に整理する際も整理が楽になります。

忘れちゃいけないパパへの勇気づけと感謝の気持ち

先生のお話を聞いて私自身はっ!と気づかされた事がありました。
「家の中をスッキリさせたい!」その気持ちが強すぎてパパへの思いやりをすっかり忘れていたんです...。
例えばパパのものがゴチャゴチャしていたので整理してもらおうと「これいるの?」「いらないの?」とあくまでも捨てさせる前提で聞いてみたり、脱いだ服をそこらへんに置いていてイライラしたり、パパが片付けを手伝ってくれたのにリアクションが薄かったりとなんだかギクシャクした空気が...。
先生からこんな言葉を教わりました。

~YOUメッセージより Iメッセージで伝えよう~

どういうことかと言うと、例えばパパが片付けを手伝ってくれた時に「頑張ったね」というのではなく、「助かったよ」「うれしいよ」とママ自身のうれしい、感謝しているという気持ちを伝える方がパパは“やってよかった、またやろう”と思えるそうなんです。
パパのやる気を引き出す勇気づけが大事なんですね。
パパや子ども達に対して見返りを求めたり、自分ばっかりが頑張っていると思ってイライラしたり、パパを変えて操作してやろうと思うママだったらパパはどう思うでしょう?
お互いが尊敬と思いやりを忘れないことは、居心地のいい空間作りにも繋がると思います。

家族に合わせた思いやりある収納で笑顔溢れる空間作りを

お部屋をすっきりさせておくために大事なことは他にもあります。それは、家族それぞれの生活スタイルに合った物の配置です。パパが仕事に行く時の持ち物、着替えがスムーズにできるか、子ども達のよく使うものがすぐ取り出せるかなど、もう一度お家の中の物の配置と家族それぞれの家の中での動きを見直してみてください。片付けやすく、散らかりにくい部屋作りの土台を作るのはママの仕事。
「家事の時短」を考える時、ママだけじゃなく、家族それぞれの使いやすさを考えるといいかも知れません。

何のための整理収納なのか?目的を心においておく

今回の収納講座で先生は、「片付けを楽にすること」「心地よく過ごす」ことを目的にお話してくださいました。
片付けがしやすくなることで、パパもママも今しかできない子育て期の生活をもっともっと楽しんでいただけたらと思います。

ライター紹介

まいぷれ編集部 かおちゃんママ

二人の男の子の母親。
子育て中のママ達に便利で、子育てがもっと楽しめるようなページ作りを目指し取材に出かける日々。
「この記事が出来たら、うちも整理収納がんばります。」