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ママタイムズ

ドレミひろば「育児に役立つ防災を学び、考える」

いざという時、「子どもをいかに守るか」、「子どもがいるママの災害時の対処法」を教えて頂きました!!

2016/12/09

こんにちは、かおちゃんママです。みなさん、地震や津波が起こった時のためにどのような準備をされていますか?防災グッズや避難場所などいろいろ準備をしたり、家族で相談されているとは思います...が!!今回は、“本当にこれで大丈夫なんだろうか?いざという時子どもを守れるのか?”ともう一度考えるきっかけを与えてもらった「防災講座」をご紹介します。

「災害の教訓から学び・考える」セミナー~子どもを守る・子どもと創る、被災ママから学ぶ防災~

先日、和歌山市田尻のドレミひろばで開催された「育児に役立つ防災を学び、考える」防災講座。近畿労働金庫NPOパートナーシップ制度和歌山プログラム(※参照)の一環として開催されたこの講座。この日、15組ほどの親子が参加されていました。
お話してくださったのは、日野ボランティアネットワーク/鳥取県西部地震展示交流センターの山下 弘彦さん。

---和歌山にも必ず来るといわれている「大地震や津波」---

みなさんはその時、子どもを連れて避難することをどのくらい想像できていますか?
今回、2000年10月6日13:30に発生した「鳥取県西部地震(マグニチュード7.3 最大震度6強」を妊娠中や乳幼児のお子さんを抱えて経験されたママ達、保育士さん、保健師さんらのインタビューを踏まえて「子連れ防災」についていろいろなお話を聞くことができました。



※近畿ろうきんNPOパートナーシップ制度とは?
2011年~2015年度は、東日本大震災、2016年度については熊本地震での被災地の復興支援活動のスキームとして、被災地支援・避難先支援の促進、および“次の災害”の備えとして「防災・減災」の取り組みに大きな役割を果たしてきた。他にも今回のような「防災・減災」に関するワークショップ、セミナーや復興をテーマにシンポジウムの開催など、社会的により大きな復興支援活動にしていくことを目指している。


【講師】
日野ボランティアネットワーク/鳥取県西部地震展示交流センター
山下 弘彦さん
2000年に発生した鳥取県西部地震の被災地、鳥取県日野町で結成した日野ボランティアネットワークに参加。地震後の復旧活動への参加を通じて、復興から被災地の地域づくりのために、高齢者訪問や子ども~高齢者の居場所づくり、不登校の若者支援など、当事者主体の地域交流活動を続け地域づくりを行っている。

実際に被災されたママ達に聞いた事例から学ぶ

みなさんはきっと「もし地震が起きたら...津波がきたら...」と想像してみたことがあると思います。でも実際に災害を体験したことがなければわからないことがたくさんあるんです。
山下さんは、2000年に起きた鳥取西部地震を体験したママ達や保育士さん、保健師さんに聞いた事例を紹介してくださいました。

【被災ママ達の声】(※ほんの一部ですが)

・隣の部屋に子どもがいるので行こうとするんだけど、動こうにも少しの間動けなかった。なんとか子どもを前と後ろに抱えて家から出たんですが、正直どうやって抱えたか覚えていません。

・激しく揺れる照明にヒヤリとしました。子どもを抱き、片手に履物をもち、裸足で外に出ました。

・階段の上にあったガラスの照明が落ちてバラバラ。食器棚の中のものは出ていたり、割れていたりでもうグジャグジャで、テレビも考えられないような所に飛んでいましたね。

・子どもが余震の度に泣いていた。おばあちゃんも軽くパニック状態になっていたので落ち着かなかった。子ども3人のうち真ん中の子がとても怖がって離れたがらなかったので、避難所にいた知り合いに下の子(0歳5ヶ月)を抱いてもらって、歩いて上の子(5歳)を保育所に迎えに行きました。保育所が近くて助かりました。

・夫が帰ってこられなかったので、「家を1人で守る」というのが大変でした。ずっと気を張っていないといけなかった。真ん中の子の夜泣きはひどくなるし、ほんとに大変でした。

・地震の時、子どもはお昼寝中。本人は揺れに気づかず寝ていたようですが、家具が倒れて折り重なって、ちょうど子どもの寝ていたところだけスペースが出来ていました。生きていてくれて本当に良かった!と思いました。

・妊娠中でお腹は硬くなっていたけれど、大丈夫。でも、保育所に行っている上の子の様子がわからなくて。電話が通じないんですよ。後で聞いた話ですが、保育所では、園児をみんな園庭に出して避難させたらしいんですけど、先生たちは子どもを守らなきゃと思って、やっぱり大声で叫んだりしたみたいなんですよね。だから子どもとしては怯えてしまって、怖いっていうイメージ。しばらくサイレンが鳴るのが怖いって、とにかく怯えていました。

「子どもを守るために」ママができる防災対策は?

大きな災害が起きた時はきっと自分の身を守るだけでも精一杯。でも私達は子どもがいるママだから、いざという時子どももママも無事でいられるよう、日頃からできることを準備しておかなくてはいけません。
山下さんや被災したママ達のお話から、私達が今できる「子連れ防災対策」をまとめてみました。

【今からしておきたい子連れ防災対策】

避難場所、避難ルート、移動手段の見直し。家族と相談。(本当に安全かどうか、地震の場合、津波の場合、屋外、屋内、子どもと一緒に避難できる距離か、車の渋滞など)

家の中の安全な場所、危険な場所チェック。

子どもの必需品は常日頃から一式持ち出せるようにしておく。ママがいつも持っているバッグにも必要なものを入れておく。

持ち出し袋は1ヶ所でなく、玄関、寝室、車など分けて置いておく。(子どもを抱えてたくさんの物は持ち出せない。)

普段からのご近所づきあいを大切に。(困ったときは一人では何も出来ません。マンションなどあまり顔を合せないという方も、挨拶は必ずするとか、子どもがいることを知っていてもらうだけでも違うと思います。)

子どもと一緒に避難訓練に参加する。

いろいろなシチュエーションを考えておく。(時間帯、パパが家にいない時、季節など)

車のガソリンやスマホ、携帯の充電を切らさない。

子どもが通っている保育所や学校の対応を知っておく。など

災害の事を考えていると怖いし、不安ですよね。大きな災害が起きた時は、どちらかというと子どもより大人の方がパニックになりやすいそうなんです。それを子どもが察知して泣いてしまう。いざという時、ママだって怖くなるのはしょうがないことですが、少しでも子ども達に不安を与えずに済むように、準備できることはしておきたいですね。

非常時の子どものミルクやご飯

非常時、食べるものがあったとしても、それを子ども達が食べてくれるか考えたことありますか?嫌いなものや食べたことのないものは食べないというお子さんも多いですよね。
それに、避難所で配られるお弁当などは小さい子ども達には味が濃く、栄養が偏りがち。
子どもが安心して食べられるものをいくつか用意しておくことはとても大事です。

【保存できるもの】
アルファ米(炊いたご飯を急速乾燥させたもの。水かお湯で戻して食べる)
水漬けパスタ(パスタを水に浸しておくことで、少量の水で短時間で茹で上がる)
野菜のパウダー(離乳食にも最適)
ドライフルーツ(鉄分や食物繊維を含む)
レトルトカレー(キャラクターものなど、「温めなくてもおいしい」商品が開発されています)
缶詰のビスケット、パン、ようかんなど
カロリーメイトのような軽量で栄養価の高いもの など

非常用に特別なものばかり用意しなくてもいいんですって。缶詰などは食べたら買い足す感じで。それから、「非常時の食べ物」と聞くと、保存できるものばかりを思い浮かべますが、持ち出せるようなら冷蔵庫に入っているものや炊飯器のご飯、お菓子など、その日や翌日食べられるものがあると助かります。
ミルクの赤ちゃんには、もちろん粉ミルクセットとあと紙コップも用意しておくと、哺乳瓶の消毒や清潔な保管が出来ない場合代用できて便利だそうですよ!

この日参加したみなさんで考えた、非常時に「ないと困る物」、「あったらいいもの」。

防災グッズや非常持ち出し袋も市販のものが増えましたね。けれど、セットだと高価なものが多いですし、セットの内容だけで安心できるものではありません。
できれば、それらを参考にして100均などで安く買えるものも取り入れながら、各家庭それぞれに必要なものを入れておきたいですね。
子どもと一緒に避難するときは、たくさんの荷物を持ち出すことは難しいと思います。
そこで、参加したみなさんで「ないと困る物」、「あったらいい物」を考えてみました。

【ないと困る物】
・水、食べ物、飲み物、離乳食、ミルク、子どもの薬(アトピーなど)、着替え(服、下着)、トイレットペーパー、おしりふき、ティッシュ、おむつ、スマホ、防寒グッズ、生理用品など


【あったらいい物】
アレルギー対応食、食器、おもちゃ、新聞紙、マスク、アイマスク、歯ブラシ、携帯用はし、洗顔&ハンドソープ、携帯用トイレ、ゴミ袋、ラジオ、タオル、布団、毛布、はいはいできるスペースなど

いろいろ出てきましたね。被災したママ達によると、避難所についても家族と連絡がとれない、情報が入ってこない、食べ物、洗濯、お風呂に困ったそうです。あと、子ども達の物ばかりでなくパパやママの「ないと困る物」も忘れずにしておきたいですね。

【その他の非常時持ち出し品】
・母子手帳のコピー
・健康保険証、特別医療受給者証のコピー
・アレルギーや配慮事項のメモ
・緊急連絡先のメモ
・レジャーシート(さまざまな場面で大活躍!下に子どもをおろせない、手がふさがってると困る時なども)
・絵本、お絵描き帳など(日常のものがあると安心する)
・ブランケット、大判ストール(かけたり、敷いたり、くるんだり、季節を問わず使える)
・ガーゼ(覆う、拭く、口腔ケアにも)
・ホイッスル(助けを呼ぶ時)など



「防災を日常に!」みんなで意識していきたいですね!!

「地震や津波がきたらどうしよう...」といつも不安でいるなんて人生楽しくありません。
でも、ときどきそんな不安や恐怖に襲われることもあると思います。私もあります。
そんな時は、「防災」を見直すときだと思っていきませんか?
もちろん、不安な時じゃなくてもいいんです。半年に1回でも1年に1回でも持ち出し品のチェックをしたり、避難ルートを子どもと歩いたり、家族と話をしたり。
今回のような防災講座に参加して、同じ子どもを持つママ達と話をすることも大事だと思います。
これからも「子どもを守る」ための防災を頑張りましょうね!!

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