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ママタイムズ

ママたちの思いが詰まったイベント「MITEkero(ミテケロ)」のこと

ママたちがホッと一息つけて、また育児や家事が楽しくできるようなハンドメイドのイベントです!

2016/03/30

3月6日(日)~9日(水)に岩出のcafe Largo(カフェラルゴ)で開催されたイベントMITEkero(ミテケロ)
和歌山でもハンドメイドのイベントは数々ありますが、こちらに並ぶ作品は特にオシャレで洗練されているものが多い印象。さらにママ作家さんならではの目線で作られている作品が多いので、子育て中のママ達のその時欲しいものがたくさんありました!

今回はそんな「MITEkero」を運営しているママの1人、明渡(あけど)さんにイベントについてや子育て、ママ友との事などいろいろお話して頂きました。
ご主人がオーナーを勤めるカフェのスペースを利用。開期中はたくさんの作品が並ぶ。

尼崎で始めたハンドメイドのイベント「MITEkero」。

2年前、兵庫県尼崎市から和歌山に引っ越してきた明渡さん。
尼崎にいた時、育児サークルで出会ったママ友達。たまたま作るのが好きな人が集まっていて、「じゃあ、一緒に何かやってみようか」ということで始めたイベントが「MITEkero」。今まで尼崎では5回開催されている。上の子が幼稚園に入って少し時間が出来たころから企画を練りだし、下の子が年少さんの頃に始めた。メンバーはママ作家さんと、当日のお店の運営スタッフなど、あわせて10人くらい。スタッフのこどもが通う幼稚園のママ友達や、知り合いなどにそれぞれ案内した。公園でチラシを手渡したり、友達の作家さんに声をかけたりしているうちに少しずつ規模が大きくなり、開催を楽しみにしてくれるお客さんも増えていった。

もともと和歌山より人口密度が高く自転車で来れる圏内にたくさん人が住んでいたということもあるが、明渡さんはママネットワークの凄さを感じたそう。



「MITEkero」に並ぶ作品は自分達が欲しいもの♪

和歌山で開催された「MITEkero」でもママ目線の作品を発見!水筒を肩にかけたとき痛くならないカバーなんです♪カワイイですよね~!
和歌山で開催された「MITEkero」でもママ目線の作品を発見!水筒を肩にかけたとき痛くならないカバーなんです♪カワイイですよね~!
尼崎で開催された「MITEkero」の成功の要因の1つは、出展された作品がどれもママ達のニーズにどストライクだったことだ。
「MITEkero」を運営しているメンバーはみんな子育て中のママ達。自分達が欲しい物=お客さんとして来てくれたママ達の欲しい物だったのだ。
ママ目線だからこそわかる「ママがその時欲しい物(季節や行事、子どものアイディア商品など)」をしっかり押さえていたからこそ反響も大きかったのだと思う。
和歌山と尼崎では交通手段などの違いでお客さんのニーズも違う。
和歌山は車中心で、一戸建てが多いのに対して尼崎は電車・自転車移動が主で、マンションなどの集合住宅に住む人も多い。

和歌山でも「MITEkero」をやってみようと決意

和歌山のママたちにも、ミテケロの作品をご紹介したい!という気持ちが芽生えて…。
そこで、昨年の秋、和歌山でも「MITEkero」をやってみようと決意。今回で2回目の開催となった。明渡さんのご主人がオーナーを務めるカフェのスペースを利用、カウンター席は残してホッと一息つけるカフェスペースに。今回、和歌山でお友達になった作家さんが他の作家さんに声をかけてくださったりして30名ほどの作家さんが出展。作品の半分以上は尼崎のママ作家さんが送ってくれたものだそう。
「一人でたくさん作れなくても10点作れる人が10人集まればいいんです、そうすることでいろいろなテイストの作品が並びますし、作家さん同士も刺激になる。
運営の手間はかかるけれど、たくさん作ることより、“作ったのは初めてだけど、出してみたい”という人を大切にしたいです。
ミテケロに来てくれた友達から誰かが一生懸命作った作品だと思うと大事に使おうと思うと言ってもらった時とてもうれしくてやっててよかったなぁと思いました。」

子育てや家事とのバランス。自分の時間作りはさじ加減が大切ですね。

たくさんお客さんが来て、自分達の作品を買ってもらえるのはうれしいこと。けれど、できればじわじわと息の長い活動ができたらいいと明渡さんは言う。
 本はママなので子ども達や家族を1番大切にしたいです。子育てを犠牲にせず、家族の理解と協力を得られる範囲で活動できたらと思います。しんどいしやめようか・・・となったら続かないですし。
寝る間を惜しんで作品作りをしても次の日イライラしてしまっては家族に迷惑がかかります。そうなるときっとパパからもクレームが来るでしょうし。さじかげんが大切ですよね。」

「MITEkero」での出会いがママの心地よい刺激になってほしい

「毎日、子育てや家事をしていると行き詰まるときがありますよね。MITEkeroがそんなママ達の心地よい刺激になればいいなぁと思っています。作品を気に入って買って頂ければうれしいですが、ただ遊びに来てしゃべって“楽しかった”、“帰ってまた子育て頑張ろう!”と思ってもらえればMITEkeroの存在価値があると思うんです。尼崎の時も1日何回も来てくれて「作品見るの楽しい♪」「ここの空気吸いに来た」「また来るわ」と言ってくれる人もいて、スタッフみんなで喜んでたんです。幼稚園や保育園の行事などと違って、気負わずママ同士繋がれたらいいですよね。今回もMITEkeroにたまたま居合わせて、知らないママ同士がお友達になったということもあったんです。繋がりが発見できるのも魅力ですね。」

ママ達の思いが詰まった「MITEkero」これからも楽しみです。

「年齢が違っても「ママ」であることは一緒。和歌山に来てまだそんなに経っていませんが、MITEkeroをきっかけにつながりができていけばいいなと思います。ママは子どもが成長するにしたがって環境が変わるのでこれからどうなるかはわからないけど、その時出来ることを出来るママたちでやっていきたいですね。」

今回明渡さんのお写真は紹介できませんでしたが、とても優しく素敵な方です。お話できて本当によかったです!次回の「MITEkero」も楽しみにしてます♪

Photo Garally


◆◆◆編集後記◆◆◆
取材を始めると「MITEkeroは私一人じゃなく、お友達のママ達、作家さんみんなで作っているものですから、私だけ話すのもおかしいですが・・・。」とおっしゃっていた明渡さん。
今回は代表でお話を聞かせて頂きましたが、イベントの様子はもちろん、作品に対する思い、そして家族やお友達のことをとても大切にされているのが伝わりました。
今回の和歌山での開催時も駆けつけてくれた尼崎のお友達のお話を聞いて、本当に羨ましく思いました。子どもを通じて知り合ったママ友がMITEkeroを一緒にやっていく中で、なくてはならない存在になっている。それってすごいことですよね!みなさんも何でも話せるお友達大事にしてください。

ライター紹介

まいぷれ編集部 かおちゃんママ

二人の男の子の母です。子育て中のママ達に便利で楽しい情報をお届けするため、取材に出掛ける日々。
みなさんのお話もぜひ聞かせてください~♪