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気になるあの店@和歌山

昭和レトロなゲーム「スマートボール」の遊び方や景品についてじっくり聞いてきた

スマートボール・ニューホープ(東ぶらくり丁)

2016/08/04

100円で遊び始めたのですが…
当たってる!どんどん玉が出てくる! ちょっと長戸さん才能あるんじゃない…?

白い玉を50個集めれば、あまり見たことのないチョコ1つと交換してくれます。
スーパーやコンビニでは見かけないチョコ
スーパーやコンビニでは見かけないチョコ

全国にあるスマートボール270台のうち37台がここに。

ひとしきり遊び終えた後、店長の武内さんにお話を聞きました。
――私たち、スマートボールに初めて挑戦しましたが、思った以上に楽しかったです! 見たところ機械自体はかなり古いですよね。お店はいつからはじめられたんですか?

店は昭和32年からやっています。元々は僕の父が、別の場所で「ホープ」という名前で店をしていました。今のぶらくり丁に移転してきた際に改名して「ニューホープ」にしたというわけです。機械が古すぎて、もうこの機械を取り扱っている工場も修理屋もいないので、壊れた場合は僕がひとつひとつ直しています。直らないほどの故障が起きた場合は、使えなくなってしまいます。

――親子二代でお店を守っているなんてとても素敵ですね。これだけおもしろかったら、昔はみんな夢中になって遊んでいたんじゃないですか?

そうですね(笑)。昭和40年頃は本当に繁盛したと聞いています。その頃は全国のいたるところにスマートボールを扱う店があって、和歌山市にも7~8店舗あったと記憶していますよ。
――市内にそんなにあったんですね。みんながハマって遊ぶ、スマートボールの魅力って店長さんから見てどんな部分でしょうか?

そうですね、パチンコほどのギャンブル性がなく、気軽に安いお金で楽しめるのが魅力だと僕は思います。使っても1,000~2,000円ほどですね。

――たしかに、1回100円で35球が出てきて遊べるので、小額でめいっぱい遊べますね。ちなみにコツがあれば教えてください。

コツは「リズムよく打つ」、これが一番。一発ずつ慎重にうつよりも連発でリズムよく打つのがやっぱり大事だね。あと台を見極めること。

――なるほど・・・リズムですね、次に挑戦する際には、コツを大事に遊びます!

頑張って50個揃えてNo.1チョコをねらってくださいね(笑)

――そのチョコに関してですが、スーパーなどで売られているのを見たことがない種類ですね。普通に買えないチョコなのですか?

そうですよ(笑)このチョコは普通には販売されてないんです。実はパチンコ店などのホール専門に卸しているチョコなんです。

――ええ!?パチンコ店などのホール専門、ということはまさしく「大人しか味わえないチョコ」ですね(笑)

そうですね、普通では手に入らないので、ぜひ頑張ってチョコゲットして欲しいですね。

――このチョコを一番沢山取った人は最高いくつゲットしましたか?

基本40個のチョコで打ち止めのルールだけど、40個取った人も過去には居ました。

――40個・・・!? 凄いですね。スマートボールって本当に奥が深いんですね。

そうですね。奥が深いからこそ、単純に見えてみなさん、ハマって楽しんでもらえるんだと思います。
店主の武内さん、笑顔がとても素敵な方でした。今では全国でも270台しか存在しないというこのスマートボール台。そのうちの37台がこのニューホープさんで取り扱ってるわけですね。初めてスマートボールを体験して、なんだか子供の頃に戻ったような気分で、100円でわいわいとはしゃいでとても楽しかったです。風俗営業なので、基本18才未満はお断りだそうですが…、まだスマートボールで遊んだことがないという方がいれば、ぜひおすすめしたいです。台がない地域もあるなかで、せっかく和歌山にあるのに遊ばないなんて損じゃないですか!?