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キラリ☆和歌山人

西廣真治さん:NPO法人世界がエルトゥールルが世界を救う 理事

2015/11/26

今回のキラリ☆和歌山人はNPO法人「エルトゥールルが世界を救う」の西廣理事

皆さん、エルトゥールル号ってご存知ですか?和歌山在住の方なら、チラッと聞いたことがある…なんて方も多いと思います。このお話は、トルコの軍艦が串本沖で遭難して、串本の地元の人々がトルコの方々を助けたというお話なのですが、実はそれだけで終わりではないって知っていましたか?

そんな気になる実話を、世界平和のために、そして和歌山のために!と活動された方が今回の西廣理事なんです。

「海難1890」和歌山の映画なのに、なぜ、東映で全国上映なのか?
いつから映画化の話がはじまって、どんな経緯でこの映画ができたのかっていうのを聞いてまいりました。


トルコと和歌山の友情、そして恩送りを伝えたい
2010年 JCIでの写真。<br>
2010年 JCIでの写真。

――「NPO法人 エルトゥールルが世界を救う」素敵な法人名ですね。なぜ西廣さんはエルトゥールル号のお話と関わるようになったんですか?

そもそものきっかけは僕が青年会議所で2010年の青年会議所の理事長をやっていた時に、JCI世界会議が大阪で開催されたんです。世界中からくるゲストをみんなで迎えよう。何も出来ないかもしれないが高いホスピタリティで迎えよう!と一つの青年会議所が一つの国をサポートして迎えることになったんです。

――5年前ですね。

そう、そこで、僕たち和歌山はトルコをおもてなそう!と理事会で決まったんです。なぜなら僕自身、薄っすらとエルトゥールル号の話を知っていたからです。その世界会議でトルコからの団長は「和歌山なのか!僕たちは和歌山に助けられた!」とすごく感動してくれて、エルトゥールル号の時に日本人に串本の人に助けてもらったというお話をたくさんされた。「僕たちトルコの人たちはみんな知っている。」と。
一方、ほとんど僕たち和歌山の人たちは知らなかったんですね。
――エルトゥールル号の話が浸透してきたのもつい最近ですもんね。

遭難事故から百何十年とたっているのに、みんな知っているというのはすごいな、素晴らしいなと思いました。先祖が受けた恩を自分たちがうけた恩ではないのに返したいと思ってくれている。恩を返したい。という想いで恩をくれた人に直接返すのではなく誰かに返したいという「恩送り」をおこなっている。頂いたものを誰かに返したい。トルコではそれが当たり前に先祖代々繋がって今もなお繋がっている。それが出来るのがなかなかないなぁと思いました。
トルコの人たちはエルトゥールル号遭難事件の恩をイラン・イラク戦争で日本人に返してくれた。日本人を助けてくれたのは、結局は95年前を振り返るんですよね。そういう恩は大事で無償の真心がすごい。
そして、エルトゥールル号に直接関わっていないトルコの団長と僕は、トルコと和歌山ってだけでホントにすごく親密になれたんですよ。和歌山に帰ってきてからも、こういうことが世界平和につながる、何かできないかなぁ?って考えるようになったんです。

――そこで、いろいろな活動をされるように?

僕自身、倫理法人会に所属していて、倫理法人会自体が「報恩・感謝・貢献」の精神なんですが、全国に倫理法人会でセミナーを開いているので、そこでこの「トルコと和歌山の友情」と「恩送り」の話を伝えることができる。名刺にもエルトゥールル号のイラストをつけたんです。

――これですね。(頂いた名刺を指しながら)

そしたら全国の倫理法人会からトルコと和歌山の話を聞きたいと講演の依頼が舞い込んできたんです。全国のなナイトセミナーやモーニングセミナーで精力的に講演を行い認知が増えてきたんです。
――地道な活動をコツコツされていたんですね。そこからどうやってNPO立ち上げたり映画の話に繋がっていったんですか?

大きなきっかけは串元の町長に会ったことですね。Facebookでエルトゥールル号や串本に行きたいと話をしていたら串本に行くならと、町長の奥さんの友達を紹介していただいたんです。
串本に行き、お会いして、串本を案内していただいた後、みんなで食事をしよう。ってなったんです。そしたら、串本の町長がその場に来てくれたんです。


――すごいですね!

町長がその時に熱い話をしてくれたんですよ。実は10年前からなんとかこのエルトゥールルと串本のことを映画化したいと町長の同級生の映画監督にプッシュしてきたらしいんです。でもあまり、進展しない。映画なんか作ってどうするんよ。夢物語やな。若者も少ない。などマイナスな意見もあったようです。でもなんとかこの話を全国に知ってほしいと。

和歌山市に帰って浦さん、冨田さん、島村さん(NPO立ち上げの理事長と理事と監査)で映画もそうやけど、今はトルコと日本の友情を世界を発信することによって世界は平和になるやろなぁ。と話をしていたんです。
それなら、僕たちは世界平和を目指そうよ!と、エルトゥールルは世界を救うという名前を付け、NPO法人を立ち上げたんです。

――素晴らしい行動力ですね。

串本の無量寺から手紙が見つかっているんです。串本町がトルコからもらった手紙の返事なんですが、トルコから医療費を食糧費もたくさんかかっただろうから、かかった費用を請求してくれ。という手紙に対して、「我々はお金が欲しくてやったんじゃない。ただだただ負傷者が治ってほしかっただけ。お金があるなら負傷者や被災者や被害者家族にお金を上げて欲しい。私たちは要らないです。」というような返事を返していたんです。
素晴らしいことですよね。その頃、コーブという映画が出来て、和歌山はイルカを狩猟していると悪者にされていましたが、違うよ、そんな人間じゃないんだよ、素晴らしい人たちが和歌山にはたくさんいるんだよ。と、なんとかこの辺りを世界に知ってほしいと思ったんです。それで、まずは和歌山の人が知らなければいけないと思い講演会をたくさん開催しました。そして、この話の映画化を支援しましょう。映画化に向けて寄付してください。と呼びかけて会員さんを集ったんです。いろんな方が共感してくれて今や、850人のメンバーになりました。

――それだけ多くの方々の心を動かしたんですね。

そして、映画製作会社にNPO法人エルトゥールルが世界を救うから映画の出資金として、全部で2,000万円を寄付。
実は映画ができるかなんてその時はまだわからなかった。でも、制作会社にお渡しした時に私達NPO法人も協力しましょう。というお約束をしたんです。そこからもこの話を広めるため、周知活動で、精力的にいろんなところで講演をしました。中学校や学校、団体など。実は明日も行くんですよ(笑)


――お忙しく活動されていますね。

そのほかの活動では、知事のもとへ「エルトゥールル号映画化に向けて」と表敬訪問したり、串本の町長さんに和歌山市に来てもらったり。
僕自身、取材をたくさん受けることで、多くの方にいっぱい知ってもらえた。
活動の中で、ご縁ってすごいなぁって感じることがあって、トルコでイラン・イラク戦争の時に閉じ込められた方がいて、串本にいってなんとかお礼を言いたいとおっしゃっていて。
わたしが居るのはあなたたちの祖先がトルコを助けてくれたおかげで、私は、トルコで助け貰ったんだ。と串本に行って、串本の人みんなにお礼しにいったんですよ。その方も今はNPO法人エルトゥールルは世界を救うの仲間です。


「感謝と恩の違い。誰一人欠けてもこの映画は完成しない」
――ご縁あってこその活動なんですね。

百何十年前の出来事が今も、お互いに交友関係を築けているのはすごいことですよね。
受けた恩がどんどん巡り巡って、いろんな人が幸せになっていってる。
お互いに助けてもらったという、時空を超えた二つの物語がある。そして、最近においても、トルコ地震で助けたり、東北地震で助けられたりしている。

――いい相乗効果が生まれてますよね。

2013年にトルコの大使が変わる。ということで、横井大使が串本に来てくれたんです。その時に串本の町長が映画化を目指している、映画化に向けて串本は盛り上がっているんです。という話を横井大使にしてくれたんです。
そして、トルコにて横井大使から、トルコに訪問した安倍首相とエルドレン大統領にエルトゥールル号映画化の話が伝わったんです。

その話を聞いた両代表がそれは素晴らしい!是非支援しましょうということで、両政府からも映画に出資して頂いたんです。
そして、ボスポラス海峡の海底を開発に携わっていた日本企業からも出資の声が上がり、やっと映画化が実現できるような資金が集まって、映画化が現実となったんです。
――鳥肌立ちました!!!その話題の「海難1890」ももうすぐ公開ですね。

やっとここまできました。何年か前のふとした活動からここまで大きなことになったっていうのが本当に嬉しい。俳優陣のラインナップもすごいでしょ?

――はい。実はローカルの単館シネマとかそういった作品化と思ってました、すいません。

最初は僕もまさか東映さんがついたくれるとは思っていなかった。こんな大きな話になったからね。
僕は、映画の撮影はどうしても地元串本でやってほしくて、っていうのを東映さんに訴えていたら、東映さんから地元で撮りたいけど、串本にセットがない。時間もない。どうしよう。って連絡が来たんです。
そこで、青年会議所の仲間の土建屋さんにこういう理由で困っているという話をしたら「やりますわ!!」と手を挙げてくれて、地元の人とほとんどボランティアで造成してくれたんです。たくさんの方が映画化に協力してくれたんです。
そして、僕もエキストラで出演させて頂きました。

――出演!!詳しく聞きたいです!!

ワンシーン撮るだけで一日中かかったよ。朝の4時に串本向かってその日は泊まってきましたよ(笑)

――メイクとかもしていただいたんですか?

僕らはドーラン渡されてはい、塗ってくださーい!って(笑)出演シーンなんてほとんどないんだけどね。


――映画の裏話までありがとうございます。
今回の映画化において西廣さんの役割ってすごく大きいですよね。最初の映画化の起爆剤になったと言っても過言ではないです。


色々な人とのつながりで、この映画が誕生したんだよねぇ。本当にご縁だよね。
今僕たちがいるのも先祖代々の人たちがいてこそ存在するし、この映画もそう。誰一人欠けてもこの映画は完成しなかった。一つのことを完成するのにいろいろなご縁があった。監督とも町長とも、僕は偶然会ったかもしれないけど、必然だったかも知れない。会わなかったらこういうことも出来なかったよね。

――西廣さんの感謝の心がいろんなつながりを、枝葉の広がりにしていったというのがすごいですよね。

感謝もそうだけど、この映画のテーマは恩だと思っています。
僕がエルトゥールルの話と関わって思ったのが、
感謝と恩の違い。いい意味で束縛の度合いが違うんですよね。恩には束縛がある。悪い意味ではなくね。自分がしてもらったからこそ、返さなければという使命感。
そして、恩を返すことによって自分も大きなパワーになるっていうことに気付いたんですよね。
僕が好きな言葉で、「かけた恩は水に流し、受けた恩は岩に刻む」というのがあるんですが、この話はまさにこれだ!!と思いました。百年くらいかけて、恩を返してくれたわけですからね。

(C)2015 Ertugrul Film Partners
(C)2015 Ertugrul Film Partners
(C)2015 Ertugrul Film Partners
(C)2015 Ertugrul Film Partners
――私もそうなんですが、地元和歌山の人でもこの話をこの数年で初めて知ったという方もたくさんおられると思います。

そうなんよ!!こんな話があるのに知らない人がいてるのがもったいないよね。

――和歌山の人はアピール下手とかいわれますもんね。奥ゆかしいというか。

いいことやってやった!!って大げさに言いまわるのは違うけどイイものを伝えれないのは歯がゆいですよね。
まぁ、今までなんでそうやったのかって理由もあるかもしれない。あまりに伝えすぎると壊されるっていうのもあったのかなって思います。

――今回の伝える手段として、「海難1890」は大きな役割をになってくれることになりそうですよね。

僕が思うに、和歌山の活性化は地元に誇りを持つことやと思う。
和歌山は素晴らしい人を輩出した。素晴らしい地域だし、素晴らしい人もいっぱいいてんねや!と。
みんながそう思うことで、郷土愛に繋がると思うんです。
和歌山や地元にお世話になった、和歌山って良さそうなところやなぁと。それがUターンやIターンに繋がるんじゃないかなぁ。その根幹を作れるのが教育だと思います。
こういう話も知ってほしいし、花岡青洲やフレッド和田、南方熊楠、山田猪三郎…そういう人を子供たちに伝えれるようにしていったらいいんじゃないかなぁ。

――学校でもたくさん講演されてますよね?

もっと子供たちにも知ってほしいと思っていたんです。
思ってたらそういう話が舞い込んでくる。学校の先生よりも我々のような人間が行った方が聞いてくれたりね。校長先生にやってくれといわれて行ったりね。

――ニュースでも知事が学生に映画を見せたいと話題にのぼっていましたね。

こうなれば理想だなと思っていたことが叶った。思いは叶うんですよ。
(C)2015 Ertugrul Film Partners
(C)2015 Ertugrul Film Partners
◆編集後記◆

とあるセミナー会場で初めてお会いした時に名刺を頂き、株式会社ちひろの代表取締役である西廣社長がなぜエルトゥールル号にこんなに関わっているんだろうという私の疑問から「このインタビューを受けてくださいませんか?」とお願いしたんです。
各地での活動を線でつなげていったのがまさしく西廣社長とNPO法人の方々だったんですね。
お話してみると気さくで楽しく、しかもわかりやすい!!さすが各地で講演会を開いているだけありました。私の失礼で不躾な質問にも笑顔で答えてくれました。
こんな壮大なドラマが動いていた映画。
和歌山のみなさんも是非ご覧になってください。そして、和歌山すごいやろ!と誇りを持てると思います。

映画公開は12月5日(土)
全国の映画館で公開ですよ。

>>海難1890の公式HPはこちら!<<
そんな西廣さんの会社はこちら!
四季の味 ちひろ株式会社ちひろ)

紀州の美味しいを堪能でき、落ち着いたおもてなしを受けることができる、ちひろ。
今の時期はクエ鍋がオススメ♪


住所:640-8343 和歌山市吉田801
TEL:0120-31-3933

>>「四季の味 ちひろ」のお店詳細へ<<

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