キラリ☆和歌山人
今回のキラリ☆和歌山人は
株式会社紀州まちづくり舎の三浦研祐さん。
ポポロハスマーケットってご存知ですか?ぶらくり丁で毎月開催されるイベントなんです!
まいぷれ和歌山では
イチオシ情報でもおなじみですね♪その運営に関わる三浦さんをインタビューしてきました!
「ポポロハスを楽しかったね、だけでは終わらせない。」
マーケットだけではないんですよ。
――NPO法人市民の力わかやま!!どういった活動をされているんですか?
前は所属していたんですが、現在は所属していないんです。今は、株式会社まちづくり舎という会社を立ち上げていろいろな活動をしているんです。
元々NPO法人では、ITの力で和歌山を変えようといった活動をしていて、その中で、震災時にITを使って逃げれるシステムや、病院をITでつなぐという活動をおこなっていて。その中で、遊休不動産を活用して「まちづくり」を手伝う。という活動を僕はしていました。
――具体的にどんなことをされていたんですか?
主に空家や空き店舗の調査が多かったですね。
その空家をどうやって活用するか考えたり、リノベーションスクールを開催したり。
――その中のひとつでポポロハスマーケットなどイベントをされているんですか?
実行委員をさせてもらってるんですが、ぶらくり丁も今は開いていない店舗がたくさんあるので、イベントにマーケットとしてお店をだしてもらい、そこから実店舗に繋がればと思っているんです。
――ただただ楽しいイベント!ってわけではないんですね。
毎回ポポロハスには6,000人から8,000人のお客さんが来てくれて、すごく盛り上がるイベントになってきたんです。そこからぶらくり丁にお店を出すきっかけにしてほしいですね。楽しかったねだけでは終わらせない。ぶらくり丁にお店を出すオーナーさんを探しているイベントでもあるんです。
――そんな役目があったんですね。
そこで店舗になれば、雇用と産業が生まれる。参加人数を増やすことで、実用化、実例が増える、そしていろんなところで活動すれば、まちづくりをする方がたくさん増えると思っています。
――素敵です。
この前のポポロハスでもハンガリーにずっと住んでたご夫婦がポポロハスに出店してくれて、そこで、PLUGというお店の方がそのご夫婦と会って、早速PLUGでハンガリーのイベントをやっていたりして。イベントを通して、人と人が繋がるのを見るとものすごく嬉しいんですよね。
ポポロハスの会議にお邪魔しました。
みなさん真剣です。
対面での売り買い。いいですよね!
――人と人が繋がるイベントなんですね。
お店の人同士はもちろん、お店の人と買い物に来た人も、会話して販売している。今は、人と人とのつながりが希薄になっていってて、近所の人と喋れないとかよく聞きますよね。
――私もそうです(笑)
人と人とで会話できる商店街、会話できるまちに人と人と繋がりがあってモノの売り買いが出来る場所がもっと増えたらと思います。
――ポポロハスでは、いろんなアーティストや作家さんがいらっしゃるので、これは何ですか?と聞いたりすることも多いですもんね。
対面でモノの売り買いが出来てて、今の時代にはあまりない空気感というか風景で、ぼくらがやってること間違ってないな、ええなぁ。って。人間味あふれた心の通う接客っていうのが、嬉しいですよね。
――ポポロハスの開催で苦労された点はありますか?
最初はぶらくり丁に賛成はされませんでした(笑)
――どうやって打破されたんですか?
とりあえずやろう!!やってみよう!!って。(笑)まずやってみることが大事だと思ったんです。昔はもともと賑わっていた場所だったんでね。
そしたら反対してた人たちも涙流しながら「昔を思い出したわ、ありがとう。」って言ってくれて。
――いろんな引き金になっているんですね。
和歌山で自分でモノづくりしている人って結構多くて、入れ替わり毎回いろんな人が出店してくれているんです。こういう人とこれからもまだまだ繋がっていけるし、増えていくやろな。と思っています。
「歩いて回れる、そんな街が共存している未来を」
――次回のポポロハスはなにやら大きなイベントになるそうですね。
市駅のマッピングと、グリーングリーンプロジェクトとポポロハスマーケットとで大きなイベントになる予定です。
――グリーングリーンプロジェクト?
市駅はこれから建て替えなんかですごく注目されるエリアになると思うんですが、昔は市駅前ってのは大渋滞だったらしいんですよね。ただ、今現在はがらーんとしている。そこで、実験的に市駅の前の道路に芝生をひいて歩けるようにして、ブックカフェやピクニック出来るようにしたり、市堀川に遊覧船も走らせます。
――なんだかとてもオシャレですね!
ポポロハスでも水辺を使っていろいろな体験イベントをするんですよ。カヌー体験や、SUP体験とか…。
――水辺大活躍ですね。
色んな観光地を見ても、大阪でも水都ってやってたり、京都でも川沿いが栄えている。市堀川は整備さえているのに観光資源として、活用されていないのがもったいないよね。
次回のイベントは川沿いに江戸時代風の建物をを建てて、河岸にしてしまうんです。
――次回のイベントまで決まってるんですか?
9月26日と27日にマチドリというイベントを開催するんです。
街中の遊休不動産を使って二日間実際にお店をオープンさせてしまうんです。お店に色の名前をつけて、営業してしまう。当日は城下町バルもあるんで、一緒に全体で楽しんでもらえたらなと思います。将来お店を開きたいという若い方に新しくチャレンジしてもらうきっかけになるイベントになったと思います。
――そうですね、他の地域でも聞いたことない新しいイベントですね。
ぶらくり丁の周辺や外れたところから、ぶらくり丁の入り口くらいまで。中心街の店舗が開いていないってのはやっぱり寂しいからねぇ。今回のイベントでお店のオーナーさんと店舗の家主も繋がる。二日間の賃貸契約を結ぶわけですからね。ここでもいろんな人とが繋がっていけばいいと思う。そもそもお店って絶対に1人でしなきゃいけないわけでもないので、一緒にお店やろうとか、シェア店舗なんて感じで、色々な実現の仕方が出来ればいいですよね。
そして、楽しそう、こういう街に住みたいなとイメージさせるようなイベントにしたいですよね。
――そうですね、あこがれの街とか各々の理想の街ってありますもんね。
和歌山は車社会やけど、中心街は人が歩いて、人と人とが会って集まって繋がれる。歩いて、買いものして映画見て子ども遊ばせてって環境があればええなぁ。大型複合施設は施設で郊外にあって、街中は街中で楽しい。郊外の大型店と歩いて回れる街が共存している、そんな街に30年後はしていたいですよね。
――それを実現していくには大変な労力がいりますね。
そう、ですが熱い想いを持った人はたくさんいるんです。ただ、「誰がそれすんねん!」と(笑)みんな街をよくしたいとは思っていても自分の仕事もあるからどうしても片手間になってしまうでしょ?でも色々アイデアはあるんだ!という人の受け皿になりたいということで、株式会社紀州まちづくり舎を立ち上げたんです。
――ほっほーーーー!!!
NPO法人であれば利益を出さないというのが前提なので、今まで出来なかったいろんな企画が出来る様になりました。そして、利益を出して、まちづくりを継続する、利益を街に還元するというのも大事なことだと思っています。
――慈善事業でやってて資金が尽きたので、ハイ終わり。にはできないですもんね。
そうなんです。なので、利益も追求しつつ、まちづくりに責任を持って雇用と産業を生める仕組みを作っていかなければと思います。
――最後に次回ポポロハスマーケットの三浦さんだから知っている楽しみ方を教えてください。
今回は街中を使い倒しております(笑)
来て楽しむのはもちろんなんですが、こういうことやりたい!!!って人は下見に来たり、誰かとコラボしたい!!と探しに来たり、誰かと繋がりたい!と交流を求めたり。人と繋がってください。一緒になんか出来ないかなって思う人がたくさん繋がってくれると嬉しいですね。
僕もこういう仕事をしていると三浦さん紹介してって言われて、いろんな人に会えるのが楽しいです。
是非、ポポロハスマーケットをいろんな形で利用して頂きたいです。
◆編集後記◆
インタビューは2時間。
ポポロハスマーケット開催前のお忙しい時期にも関わらず、快くインタビューを引き受けて頂きました。
お話だけ伺うと、やっていることは楽しそうに見えますが、志や根柢のテーマは大変深く、やはりアイデアを具現化するということで、大変な思いもなさっていると思います。
ただ、そんな苦労を微塵も感じさせずに楽しそうな三浦さん。
だからこそ三浦さんの周りにはたくさんの人が集まってくるんだと思います。
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[ 居酒屋・ダイニングバー・創作料理 ]
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