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キラリ☆和歌山人

山下 仁さん:唐舩御船歌連中 副代表

2015/06/23

今回のキラリ☆和歌山人は山下 仁さん。前回、良誠工業株式会社の中山勝裕社長に「和歌浦で凄い事をしていらっしゃる方を教えてください!」と甘えてみた所、紹介して頂きました。
普段は和歌山市内の学校で校務をされていますが、そんな山下さん…実は学校のお仕事とは別に、凄い事をなさっているお方だったんです!それではどうぞ!

「和歌山の伝統文化、唐舩御船歌をゼロから復活させた立役者」

――はじめまして。

初めまして。(名刺を手渡される)

――唐舩御船歌連中(とうぶねおふなうた) 副代表!!

そうなんです。やらせていただいています。
――和歌祭でも重要な演目の一つでもある唐舩御船歌、関わられたのは和歌祭が地元で開催された時からですか?

実は、地元で開催しようとなった時、当時残っていたのは山車(だし)だけで、しかも竜の頭と鳳凰のみ残っているという状態だったんです。そして、音源っていうのが僕の手元に全くない状態だったんですね。

――もしかして…ゼロの状態からのスタートですか?

ゼロだったんです(笑)。そこで、東照宮の宮司さんに協力していただき、昔、御船歌をやっていた人を紹介していただき、御船歌を継承したという方とお会いできたんです。手書きの資料や、和歌山の文化会館で御船歌を歌ったカセットテープが出てきまして、復活させたいのでもらえませんか?と譲り受けたんです。
そして、そのテープを仲間と一緒に聞いたんですけどね。あまりにも歌が難しくて複雑で、「僕らじゃ無理やな。」ってなったんです。御船歌は和音階なので、複雑なんです。

――断念されたんですか?

そうなんです。そこで一回諦めているんです。その時、たまたま僕の友人が論文で和歌祭のことを書きたいというので、僕がもっていた資料を全部貸したんです。その論文を見た和歌山大学の米田教授たちが、「和歌山の伝統の文化なのできちんと記録に残したい。資料を見せてくれませんか?」と直接僕に会いに来てくれたんです。それから、和歌山大学の吉村准教授たちが歴史的興味や歴史が好きという趣味から御船歌を音として掘り起こしてみようか!と興味から唄を昔の物と同じように再現してみようとなったわけです。
山下さんの作品 和歌祭。
山下さんの作品 和歌祭。
――教授たちや准教授たちのご協力のもと、御船歌の復活に近づく事ができたんですね!

そうそう。それから、唐舩の株を前のリーダーがやめたので、引き継いでもらえないかという依頼で、ぼくが立て直すきっかけになって。御船歌が准教授たちの手によってカタチになってきたっていうのを聞いていたので、そこで2011年に准教授たちに祭りの本番で歌ってください!って(笑)

――ついにゼロからの復活となった訳なんですね!!

僕が資料と音源を手に入れた。歴史好きな准教授たちが興味から唄を復活させてくれた。これがきっかけだったんですが、タイミング良くいろんな巡りあわせで、復活できたんです。

――ほんとに凄い巡り合わせで…凄いですね!!

いえいえ、本当にすごいんは准教授の吉村さんたちですよ。

――現在はどういった活動をされているんですか?

復活して4年。現在は和歌山に来た留学生に和歌山の伝統をみせてあげるということで、御船歌を披露したり、何かイベントで歌ってと言われればみんなで行ったり。
でも御船歌連中の高齢化が進んでいるんです。和歌山大学の准教授が御船歌の指導者で、口伝えの継承をしてくれているんです。そこで、学生さんが一緒に歌っているが、卒業と共に、和歌山を離れていってしまうんですね。和歌浦以外の人でも興味があれば一緒にやってほしいなぁって思います。


「生徒たちが、自分の感性と気持ちの赴くままに楽しんで欲しい」

――フェイスブックを拝見したんですが、写真、お美しかったです。

いつも仕事が終われば和歌浦に来てそこに集まるカメラ好きな仲間と写真を撮るんです。
仕事で、現在城東中学校の校務をしているんですが、去年までの赴任先の貴志中学校で写真部の指導をしていたんです。


――顧問ですか?

いや、教員ではないので、顧問とは言わなくて、技術指導かなぁ。
――どういった指導をされていたんですか?

構図、構成、光の加減なんかは生徒へは一回撮ってみてどうしたらそうなるか一回自分で考えてごらん?と一考えてもらうようにしているんです。その上で、同じところから僕も一緒に撮って、僕の撮ったのをみて、いろんな気付きやヒントや考えるきっかけを与えてあげれるようにしています。

最初はバラバラに撮りに行ってたんですが、みんなで集まって撮影会をするようになったんですよ。
そもそも写真を撮るのに楽しくなかったら面白くない。撮影会っていうのは半分遠足みたいなものでしょ(笑)?
楽しみながらいろんなことを吸収してもらえたらいいなぁと思うんです。
和歌浦、友ヶ島でも撮影会をやったんですよ。
カメラ仲間と山下さん。
カメラ仲間と山下さん。
貴志中学校では三年間させて頂きました。今まで貴志中学校では作品を見てもらう、発表するっていうのが文化発表会のみだったんです。

でもせっかくなので、全国のコンテストにだしてみようと思ったんです。小中高のサイエンスコンクールに生徒たちの作品を応募したんです。ただ漠然と写真を撮り続けるより、目標を持って活動していく方がわかりやすいんじゃないかと思ったんです。
――目標があることは大事ですよね。

目標を定めてあげることで何をすればいいかってのが明確になったと思います。たまたまコンテストのテーマが環境だったんです。それで、自分たちの思う環境を思うように好きなように撮ってごらん?って。
それが、初年度の初めての応募で、日本一。環境大臣賞入賞。

――え、すごいですね!!

初甲子園で初優勝したみたいなね(笑)
その年は、ほかの生徒も入賞して、二年目は銀賞1人入賞1人。
入賞した生徒が和歌山の文化奨励賞頂いて、市から表彰されたりしたんです。三年目は僕が違うコンクールの指導賞いただいたりもしました。

貴志中学校の生徒さんの作品
貴志中学校の生徒さんの作品
――山下さんの指導がすばらしかったんですね!

いやいや才能あふれる生徒に恵まれたおかげです。

――それにしても賞尽くしで…驚きでした。

僕は賞とることは終点じゃなく、金賞銀賞入賞、ありがたいんですが、賞を撮った写真がいい写真、賞を撮っていない写真が悪い写真ってわけではなく、審査員の好みだと思うんです。賞を狙いに行くと、審査員に媚びた写真になってしまうのが、もったいないとおもうんです。

生徒たちが、自分の感性のまま、気持ちの赴くままに写真を楽しんで欲しいですよね。
でも、賞をとればそれは励みや自信になると思うので、そこを自分の自信や活力、糧にして、これからいろんなことに挑戦してほしいんです。

――素晴らしい指導ですね!

指導という立場ではなく、社会人としての助言みたいな感じですよね。
教員免許を持っているわけではないので、自分の子供にこうしてあげたいという親の気持ちに近いかもしれないです。
――山下さんは個展もひらかれていらっしゃるとか。

ハイ、三年間の集大成を。
――山下さんの個展ではなく、生徒さんの個展なんですね。

そう、みんなに作品を見てもらえるのが、年一回の文化発表会だけならもったいないなぁって思っていまして。文化発表会で見た方たちは、ほんとに生徒が撮ったの?ってびっくりするような作品ばかりだったんです。もっと一般の方にも見てもらいたいという思いから、知り合いのギャラリーコーディネーターの方に相談したら快くOKしてくださった、ギャラリーTENのオーナーさんと出会いまして。
全てを飾ることが難しいので、厳選して僕の写真の先生にも一緒に選んでもらったんです。
生徒達は、自分の作品がギャラリーに飾られるということで、ふざけられないやろし、それも励みになると思ったんです。
――すごく素敵な取り組みですね。

今回、僕が思ったのは中学生の写真展は前の赴任先の貴志中学校に限ってやったことなんですが、もっともっとこれから学校単位に限らず、すべての写真が興味あるという生徒にこういう機会をあたえてあげられたらなぁ。と思っています。
写真撮るときのマナーとか、基本的な知識を教えてあげられたらいいなぁ。って。そして、写真人口の底上げをしたいですよね。
今、現在赴任している城東中学校では、写真部というのはないのですが、写真同好会っていうのがあって、そこで生徒に写真のこと教えているんです。貴志中学校ともつながりをもっていて、校長先生の許可もいるんですが、なんとか写真部の指導も継続していけるようにと、僕の来てくれるのを待ってくれている。

――お忙しいですね!

いや、本当にうれしいことです。

――これからはどういった活動をされる予定ですか?

全ての学生にギャラリーなどの展示の場や発表する場を与えてあげられたらなぁ…っと思っています。

――いいところを伸ばしてあげる活動ですね?

若い人たちの感性ってすごい豊かなんです。若い人たちがどんどん活躍できるように手助けしてあげたいですよね。
◆編集後記◆

今回お会いした山下さん。気さくでとっても笑顔がチャーミングな方でした。
お話して感じたのは、自分が前へ前へというわけではなく、誰かの助けになってあげたいという縁の下の力持ち的な立場を貫いてらっしゃる方だなぁ。と思いました。
私の無茶ぶりに答え、寝転んで写真を撮る姿なんかも披露してくださるホントに優しい方です。

カメラ音痴のまいぷれ編集部の私に「後ろをぼかす」という技術まで仕込んでくれました。
こんなチャーミングな山下さんに会いたい方は、夕方に和歌浦に行ってみてください。きっと笑顔で迎えてくれると思います。

唐舩御船歌連中

毎年5月に開催される和歌祭を中心に活動されています。ひと際注目を集める山車と共に、太鼓の音を奏でながら、和歌山に伝わる伝統文化の舟歌を唄います。

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