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キラリ☆和歌山人

中山勝裕さん:良誠工業株式会社 代表取締役社長

2015/05/25

今回のキラリ☆和歌山人は、和歌祭でのご活躍が目覚ましかった良誠工業株式会社の中山勝裕社長
和歌祭前日におっとっと広場で行われた朝市でも役員をお勤めになるなど、和歌浦を愛し、精力的に活動してらっしゃる中山社長のお話を聞いてきました。

「和歌祭を次世代へ引き継いでいく、という意識」
責任重大なお仕事です…!
責任重大なお仕事です…!
――和歌祭でのご活躍拝見しました。

見てた?(笑)

――神輿卸しが今まさに!という時に、拡声器で「行くでー?」と仰っていましたよね?

そうそう(笑)

――中山社長の和歌祭での役割としては?

担ぎ手がいてたでしょ?
その担ぎ手が灯篭にぶつかったりしないように管理するのが黄色い衣装きてた人たちで、全体を管理するのが僕たち紫の衣装の役割。
4人いてるんやけど、その責任者が僕なんです。
御神輿は下から担ぐ人と階段の上から落ちないようにロープで支える人がいるんですが、その人たちに指示を出したりするんです。

――責任重大なポジションですね。

石段の中腹で御神輿を揺らしたり、上に放り投げたりする場面があるんやけど、その指示も僕たちが出すんです。
そこの場面が一番盛り上げやなって思ってるから、少々無茶するやろからな。
昔は頭怪我したりしてる人もいてたんですよ。
最近は怪我なくお祭りを終われるようになりました。

――中山社長の指示のおかげですね。

いやいや、皆が気を付けてるやろし、だんだん担ぐことにみんなが慣れてきたのもあると思います。

――経験の部分もあるわけですね。

御神輿出して歩くようになったんが15年くらい前からかな。
そこからのメンバーもいてるからね。
指示を出す中山社長。
指示を出す中山社長。
15年間和歌祭を支えてきました。
15年間和歌祭を支えてきました。
――和歌祭実行委員会設立時からのメンバーだったんですね。

それまでは商工祭の主催で渡御行列を何年かに1回、呼ばれた時に和歌山城でするだけだったんです。
それを15年前から地元で開催しよう。
地元で徳川の時のコースを歩こう。
御神輿をみんなに見てもらわなアカン。
ということで、当時の会長に言われ、集結し実行委員会を立ち上げたんです。
御神輿を担ぐだけでも100人は人数が必要でしょ?

――御神輿は1トンっていいますもんね。

若い人の人数集めるのに力に貸してくれって言ってもらって。
僕、兄弟が多くて一番上なんやけど、弟とか友達とかにいっぱい声かけて130人集まってくれて、御神輿を出せたんです。
――当時はかつがれていたんですか?

なんか知らんけど、昔から今のポジションやったわ(笑)
当時は喧嘩とかもあって、ひきはがしたり、宥めたりもしましたね。

――ご長兄ということもあってぴったりの役だったんですね。
和歌祭は小さいお子さんからお年を召した方まで、様々な年代の方が参加されてますよね。


最近は「引き継いでいく」って意識も浸透していて、子供たちもいっぱい出てくれてるしね。
行列の種目ごとに株さんがいてるんやけど、株さんが種目の稽古をつけたりしてくれていて、子供たちにも身近に和歌祭があるし、僕の従業員の子達も出てくれている。
今は実行委員の世代交代が終わって僕の弟が2年前から実行委員長を務めてくれているし、地元の若い子達が祭りという枠に捉われずに団結してくれてるのが嬉しいよね。
また時間がたてば次の世代、次の世代と引き継いで行ってくれると思う。

――和歌祭はこれからどうなっていくと思われますか?

年々盛り上がってきてるから、あと数年後にちょうど400年の節目を迎えるんやけど、その節目は本当に盛大にしたいと思ってる。いろいろ考えてると思うで(笑)
若い世代も力を合わせて。
若い世代も力を合わせて。
歴史ある祭りが今もなお引き継がれています。
歴史ある祭りが今もなお引き継がれています。
――すごく楽しみですね。

その頃僕、還暦近いもんな。大丈夫かなぁ(笑)

>>「和歌祭」のイベントレポートもあわせてチェック!<<

「和歌山の壮大な自然をもっと見て貰いたい」
色々な話を聞かせて頂きました!
色々な話を聞かせて頂きました!

――そんな和歌浦愛をものすごく感じる社長は、FaceBookに和歌浦の朝日をたくさんアップされていますよね?

そうそう、見てくれたん?(笑)

――本当にきれいで素晴らしくて。写真をとるようになったきっかけは?

ホンマはもともとダイエットが目的で、朝、ウォーキングしようと、和歌浦を歩いてて。それで、毎日歩いて景色眺めてると毎日毎日、海の波とか雲の流れとか、朝日とか波とか違うんよなぁ。景色が綺麗で。
それを楽しみに歩いてたんがだんだんジョギングになって、それがランニングになってって、大会出るようになったりしたんやけど。趣味が習慣になってしまってね。もう、行かな気持ち悪い(笑)
――体調のことを考えてってのが始まりだったんですね。

マリーナの方まで往復5~6kmかな?
それで、綺麗やなぁって思ってるうちに携帯でそれを撮るようになってきて。

――特別なカメラとか使ってらっしゃるんですか?

メインはランニングやジョギングやから首からぶら下げたら邪魔になるでしょ?
だから専ら携帯のカメラで撮っています。今の携帯は画像が綺麗やからね。
でも朝日が出てしまうと光の加減で携帯だとボヤーっとしてしまうんで、ジョギングするのに邪魔にならない程度の小さいカメラもポケットに入れて行くんです。
行きは走っていって帰りに写真撮りながら早歩き。調子がいい時は走っても帰ってきます。

――本当にきれいですよね?

蓬莱岩のとこの朝日がホンマに綺麗で大好き。その日の波の感じや、雲のかかり方とかね。
Facebookの同じグループの方にも「使ってかまへんかなぁ?」って声かけていただいたりして、うれしいですよね。


――和歌山にこんなにたくさん自然があるのはありがたいですよね。

そう。和歌山にはええとこがほんまにいっぱいあるんです。
近くやと、雑賀崎や加太もええとこやし、高野山やって開創1200年やってるしね。
見たかったんよ、マッピング! 和歌祭と日がかぶってて行けなかったんですが。
他にも熊野古道も本当に素晴らしいし。
こういう壮大な自然があるから、色んな人にその素晴らしさを知ってほしいし、和歌山に見に来てほしいよね。

中山社長、格好良いっす!
中山社長、格好良いっす!
◆編集後記◆

実はFacebookの素晴らしい画像に一目ぼれし、唐突に「インタビューをさせてください!」とお願いをしたんです。それなのにも関わらず、気さくにお話していただいた中山社長。

インタビューでは和歌浦、そして雄大な和歌山の自然への愛を本当に感じる事ができました。
そして、「盛り上がるのは和歌浦だけじゃなく、和歌山全体が盛り上がっていけばいい」という大きな和歌山への情熱も感じ取ることが出来る、大変素晴らしいお話を聞く事ができたと思います。

写真を見ていただいたらわかるように、祭りではきびきび頼もしく、インタビューでは気さくに、作品見ると、かっこいい!そんな沢山の一面をお持ち中山社長。
お茶目でダンディーな魅力が溢れるそのお姿に、取材させていただいたまいぷれ編集部の私もファンになってしまう程です!

貴重なお話を本当にありがとうございました!
そんな中山社長の会社はこちら
総合建設業 良誠工業株式会社

住所:〒640‐8452 和歌山市松江北1丁目2-5
TEL:073-452-0131