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キラリ☆和歌山人

小幡和輝さん:元現役高校生社長

2013/11/20

今回ご紹介するのは、現役高校生社長
合同会社 和―なごみ  代表の小幡和輝さんです。
小学校・中学校の時にひきこもりだった小幡さんは、今では耐久高校の定時制に通いながら、合同会社を設立して「ESPOIR(エスポワール)」というカフェの経営やまちおこしをされています。
全国にネットワークがある小幡さんに会社を立ち上げた経緯や今後の展望を伺いました!
登校前に取材にわざわざ湯浅から来てくれました。
登校前に取材にわざわざ湯浅から来てくれました。
まいぷれ――自己紹介をお願いいたします。
小幡さん――耐久高校定時制4年小幡和輝です。
合同会社 和―なごみ 代表の現役高校生社長です。

まいぷれ――高校生社長って全国に何人くらいいるんですか?
小幡さん――僕が把握しているのは、全国に10人ほど。
現役高校生社長は5人くらいですかね。
僕以外みんな東京・福岡・大阪などの大都会で起業しています。

まいぷれ――会社を立ち上げたのはいつですか?なぜ会社を自分で経営しようと思ったのですか?
小幡さん――会社の設立は今年の2月1日です。
立ち上げた経緯としては、まちおこしに学生が参加して欲しいと思ったからです。
自分がまちおこしをしてすごく楽しいと思い、友達を誘って参加していましたが、中高生が参加するのは僕が誘ったイベントばかりで、主体的にまちおこしに関わる中高生はほとんどいませんでした。
そこで、中高生がまちおこしが出来るようなカフェを経営しようと思いきって企業しました。

あと、自分を有名にしたいと思って起業しました。
和歌山で高校生で会社立ち上げた人はいないみたいだったので!

まいぷれ――経営しているカフェの特徴は?
小幡さん――出資から経営まで全て高校生でやっています。これは全国でここしかないです!行政や学校が一切絡んでいないですからね。

お店は「ESPOIR(エスポワール)」フランス語で希望という意味のカフェで、ドリンクにこだわっています。
カクテルを作るのが趣味の方にドリンクの作り方をレクチャーしてもらったり、珈琲専門店のマスターに入れ方を教えてもらったり、オリジナルブレンド豆を作ってもらったり…
料理は高校生では難しいので、ドリンクだけでもプロになる勉強をしましたS。

まいぷれ――バイト代は出るんですか?
小幡さん――バイト代は交通費だけです。みんなボランティアで本気でやりたい子ばかりです。
実際バイト禁止の高校で、ボランティアという事で許可をとって来ている子もいます。
学校の決まりでバイトが出来ない子がここで接客など社会に必要な事を学べる場になればと思っています。

自分の過去を語る小幡さん。
自分の過去を語る小幡さん。
まいぷれ――高校生とは思えないくらいしっかりとした考えを持っていますね。
昔からそうだったんですか?
小幡さん――いやいや。実は僕、ひきこもりだったんですよ。小学校・中学校時代は不登校でほとんど学校に行きませんでした。
耐久高校の定時制に通い始めて色んな人に出会い、人生が変わりました。
自分の体験を話して、不登校でも頑張れるんだということを伝えたいです。
今は高校や中学校に講師として呼んでもらい、セミナーをすることもあります!

まいぷれ――今まででうれしかったことは何ですか?
小幡さん――自分のブランディングに成功したことです!
メディアから取材したいと言ってもらえるようになりました。
実際、WAKA!!という高校生向けのイベントは第1・2回は自分からメディアに売り込んだり、宣伝したりしていました。
でも第3回からはメディアから取材したいと依頼が3社以上から来ました!
他にもソーシャルビジネスマガジンaiterna(オルタナ)リクルートなど全国誌にも取り上げられたんです。
それが一番うれしかったですね。

全国からわざわざ和歌山まで来て会いに来てくれる人もいます。
全国にネットワークを広げていますよ♪
まいぷれ――会社の今後の展望は?
小幡さん――雑誌の発行とWEBサービスを考えています。
大阪と東京に仲間をつくったので、そのメンバーや和歌山の高校生とみんなで力を合わせてやっていきたいですね!

まいぷれ――小幡さん自身の将来はどう考えているのですか?
小幡さん――ぶっちゃけ分かりません(笑)
面白いなと思う事をやっていきたいです。
ラジオやメディアにも多く出演!
ラジオやメディアにも多く出演!
大きなイベントを主催して、全国からスーパー高校生を和歌山に呼んできます!
大きなイベントを主催して、全国からスーパー高校生を和歌山に呼んできます!
まいぷれ――最後に和歌山の中高生に想いを伝えてください!
小幡さん――和歌山で面白いこと・楽しいことを経験して下さい!
和歌山の若者の9割は外に出ていきます。県外に出て初めて面白いことを経験した人は和歌山には帰って来ません。
でも、和歌山で面白いことをした人は和歌山が好きになって、県外に行っても和歌山の広告塔になります。
そしていつか和歌山に帰ってくると思うんです。
みんなが帰ってきたとき、和歌山は最高に面白くなると思います!!
10年後の和歌山を一緒に面白くしましょう!!
★☆編集後記★☆
小幡さんは個人的に前から知っていたのですが、取材してさらに彼の考え方や和歌山への愛を知りました。
小幡さんに会いたい!という人が全国から高校生や大学生が訪れてくるそうです。

彼も今年は卒業生。
来年の進路も気になります!
まいぷれでは、今後も小幡君を追いかけていきたいと思います!