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「第1回リノベーションスクール@加太」開催レポート

加太の未来を若い力で考えるワークショップ型イベント!

加太エリアの未来を想定しながらリノベーションを学ぶ◎

2月に開催された「第1回リノベーションスクール@加太」。受講生は「A・B」2つのユニットに分かれ与えられた物件を題材にそれぞれ事業プランをたて、講師にレクチャーやアドバイスを受けながら最終日に考えたリノベーションプランを発表する2泊3日の短期合宿型ワークショップです。
今回、ユニットBのローカルユニットリーダーを務めた佐竹幸さんを取材させていただきました。

佐竹幸さんと息子さん
佐竹幸さんと息子さん
~佐竹幸さん~
和歌山市加太の漁師の家に生まれ、小さいころから漁港や海辺でのんびりした環境で育った。
大阪デザイナー専門学校の絵本創作学科卒業。アートでコミュニケーションを図る活動「art home FURARI」を始め、アートコミュニティづくりや五感を磨く活動、体験の場を企画されています。
世界で一枚のオリジナルTシャツを作る「Tシャツアート祭り」の開催や、「加太竹燈夜」で竹あかりをプロデュース、秋には親子で仮装して町歩きを楽しむ「加太ハロウィンウォークラリー」を企画されたりと加太の内外を結ぶ橋渡しの存在として活躍されています。

受講生は学生から社会人まで様々で、中には加太に来るのが初めての方も多く地元を知り尽くすローカルユニットリーダーは、リノベーションスクールを開講しているスクールマスターをはじめ、佐竹さんは受講生、地元の人をつなぐ橋渡しのようなとても重要な存在です。

加太の町を知るところからはじまります♪

川沿いにある「つつみ邸」
川沿いにある「つつみ邸」
元は倉庫だった
元は倉庫だった
今回の物件は加太駅から徒歩約15分の場所にある「つつみ邸」。川沿いに位置し、元は倉庫だった為とても広い物件です。
1日目は実際に加太駅から物件周辺を歩き、エリア分析をしていきます。周辺住民にこの町の歴史や特徴をインタビュー◎ 得た情報を元に事業計画を立てていきます。ユニットBはこのエリアを“アートやものづくりの兆しがあるような場所”と考え、それをベースに具体的にリノベーションプランを考えました。

広い建物を活かし「シェアアトリエ・シェア工房」、「海洋ごみ・環境問題を考える場所」としてリノベーションプランを打ち立てまとめていきます。アート作品など「作り手の手間」には見えない価値があり、それを“見える化”したり、加太の海岸に流れ着いた流木で、ワークショップを開催するなど、「つつみ邸」を拠点に彩りあふれる町並みになる構想です。
受講生たちと意見を出し合いながらプランを考えていく過程で様々な発見があったそうです。加太では当たり前なことでも、加太を知らない受講生から意見を聞くととても新鮮に感じたり、“昔、台風で川がよく氾濫したのでこの辺りはあまり栄えなかった。”のだと、加太の歴史を聞いて初めて知ることなど、ユニットワークは“あっ”という間に時間は過ぎ2日目は、ほぼ「徹夜状態」だったと佐竹さんはおっしゃってました◎ 

最終日プレゼンテーション
最終日プレゼンテーション
加太の景色
加太の景色
本来なら、最終日公開プレゼンテーションを行うのですが、コロナ禍で一般参加者の公開は取りやめとなり受講生のみになりました。2泊3日という限られた時間で、実際に加太の町を歩き、その土地で出会った人の温かさを感じたり、はたまた地元の人たちとのコミュニケーションの難しさなどを体感し、得たものは多かったと思います。まだまだ課題は山積みですが、「つつみ邸」リノベーションプラン進行中ですので、次回のレポートもお楽しみに♪ まいぷれ和歌山でも加太を盛り上げていきますよ!

【おまけ】加太に来たら是非体験してほしいおすすめのアクティビティ♪

佐竹さんに「加太に来たらバギー体験がおすすめ!」と、教えてもらいました♪ 加太の自然をバギーに乗って体験できるアクティビティ!普通自動車免許をお持ちの方ならOK◎ 加太の語り部が一緒なので公道の走行も安心です!約2時間のコースで砂浜を走ったり、海と山に囲まれた加太を満喫できますよ♪