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【無料上映会】リンダ・オオハマ監督「東北の新月」|和歌山市

東日本大震災の被災者自身の言葉や「厳しい状況の中でも希望を持って生きる姿」を通して伝えたかった「人間の力」と「愛」。

「新月は、やがてかならず被災地を照らす満月になる」リンダ・オオハマ監督

カナダ人日系3世の映画監督、リンダ・オオハマさんが約5年間かけて制作したドキュメンタリー。

2011年3月11日、カナダ人日系3世の映画監督、リンダ・オオハマさんは、カナダ・バンクーバーの自宅で、インターネットから流れて来る東日本大震災の映像を見て、祖母の母国に起こった惨状に目を覆いました。
しかし、7歳の孫の「ずっとそばにいるよってメッセージを送ろう」という言葉をきっかけに、カナダでキルト布を使った募金活動を開始します。
同年6月、義援金25万ドル(約3,000万円)と支援の巨大キルト布を携え東北に来ました。
パッチワーク教室を開いたり、瓦礫を片付けたりするボランティア活動に専念する彼女を、映画監督と知った多くの被災者から「私たちの姿を映画に」と頼まれました。
しかし、当初は映画化を断り続けていたのです。

被災者の前向きに生きる姿に触れ、映画化を決意。

津波を襲った町でガレキ処理の手伝いをしていたリンダ・オオハマさんがふと目にした一輪のアヤメ。震災にもめげず懸命に生き延びようとするアヤメの姿は美しさを超え、神々しささえ感じたのだそう。
津波を襲った町でガレキ処理の手伝いをしていたリンダ・オオハマさんがふと目にした一輪のアヤメ。震災にもめげず懸命に生き延びようとするアヤメの姿は美しさを超え、神々しささえ感じたのだそう。
最初は、あまりに悲惨な状況を目の当たりにして映画を作る勇気が出なかったリンダ・オオハマさん。
けれど、物質面だけではなく、心や夢、人との繋がりを復興させていこうとする前向きな東北の人たちの姿に心を動かされ、映画化を決意されたそうです。
被災地の状況を各国に呼びかけたいという思いで、「東北の新月」の自主制作にとりかかることになりました。

約2年半をかけ、岩手、宮城、福島3県の100人近い被災者の「今」を撮影。震災当日とその後の話を聞いた。

津波に足を取られながらも生還して救護に当たった女性、福島県相馬地方の伝統行事「野馬追(のまおい)」を継承しようとする男性、福島第1原発から半径20キロ圏内でいち早く理髪店を再開させた夫婦…「被災者」とひとくくりにはできない、それぞれの人生があります。リンダ・オオハマさんの穏やかな人柄に大勢が心を開き、映像は35人分、180時間超に及んだそうです。

「苦しいことがあっても希望を持つことが前に進む力になる」

この映画はリンダ・オオハマと被災者が完成させた渾身の記録です。
13日(金)和歌山市三沢町の中央コミュニティーセンターにて無料上映会。
13日(金)和歌山市三沢町の中央コミュニティーセンターにて無料上映会。
「東北の新月」が和歌山でも上映されます!!
世界各国、日本各地で上映されている今作が、この度和歌山でも上映されることになりました!
2017年10月13日(金)
【時間】19:00上映開始 (開場18:30)
【場所】中央コミュニティセンター 多目的ホール3階
【料金】無料
【内容】
 ・上映会「東北の新月」 A New Moon Over Tohoku(98分) 
・上映終了後リンダ オオハマ監督舞台挨拶
【お問い合わせ】
「東北の新月」鑑賞会実行委員会事務局 林 秀晃
電話090-9882-8848

みなさまぜひお越しください。