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商店街でみんなで一斉にお買い物する「キャッシュモブ」

ぶらくり丁商店街内を約40人が“お買い物マーチ”

今ぶらくり丁周辺では、まちを盛り上げようとさまざまなイベントが開催されています。先日の「POWER OF わかやま」や「Craft×暮らふとBEER FESTIVAL」が開催されました。今回は20~30代が集まる「TEAM3℃(チーム サンドシー)」が主催するイベント「キャッシュモブ」がぶらくり丁で行われたので、その様子をご紹介します。
6月18日、ぶらくり丁&東ぶらくり丁商店街で「キャッシュモブ」が開催されました。
みなさん「キャッシュモブ」はご存知ですか?

「キャッシュモブ」っていったいなに?

キャッシュモブとは、アメリカから派生した地域活性企画で、大勢で一斉にパフォーマンスする「フラッシュモブ」に、買い物=「キャッシュ」を組み合わせた内容です。ある店に一斉に買い物に行き、購買という応援と、大勢というインパクトでSNSなどの発信を行います。

キャッシュモブを開催するのは全国で和歌山が初めて。今回が6回目となり、毎回40~100人の参加があるそうです。今までぶらくり丁、七曲商店街、明光商店街、屋形商店街で実施されています。

今回改めてリ・スタートを切り、ぶらくり丁商店街で開催されると知り、スタッフが参加しました。

40人で一斉にお買い物マーチ!

みなさんは普段、商店街で買い物しますか?
「商店街にどんなお店があるのかわからない」「そもそも商店街に行かない」そんな方も多いのではないのでしょうか。かつては袖が触れ合うほど込み合っていたという「ぶらくり丁商店街」。
今は休日でもがらんとした寂しい雰囲気ですが、今回はSNSで呼びかけて約40人が集まりました。初参加の方は10人。親子連れの子供~大人までいろんな世代がそろい、雑賀橋からスタートしました。

訪れるお店は非公開のまま、先導についていきます。
1件目は「井戸くだもの店」さん。
第1回キャッシュモブの時にも伺ったお店です。
お店に着くと、まずは始まりの合図のハイタッチから!
キャッシュモブスタッフのお兄さんが店前に並んで、みんなとハイタッチして気分を盛り上げ、買い物開始です。
お店にはいろんな果物があり、みんな興味津々!そもそも、普段“くだもの屋さん”に訪れる機会自体少ないのではないでしょうか。近くのスーパーの野菜・くだものコーナーで済ませてしまうのが一般的な意見。たくさんの果物がところ狭しと並べられ、その中から選んで買うというのは貴重な体験です。

店主さんが特別に「イエローキング」という果物を試食させてくれました。初めて聞く名前の果物ですが、とっても美味しくてみんなで争奪戦。この日一番売れた商品になりました。

他には冷えたスイカやアメリカンチェリーなど、みんな思い思いに手にとりました。周りからは「こんな果物があったよ!」という会話が広がり、大勢で楽しんで買い物をしてる姿がありました。
次に訪れたのは「島清金物店」さん。5世代続くお店だそうです。

「金物店って何を売っているお店だろう」と思った方もいるのではないのでしょうか。
実際にお店に入ると、並んでいたのはグラスなどのガラス製品、ヤカンなどの調理器具など金物製品、お箸やお弁当箱などの日用品までさまざま。何でも屋さんのように、たくさんの商品がありました。

商品の種類が多いと、買うのも悩みます。釣り好きな人はウロコ取り、家でバーベキューする人は七輪、家に飾る鉄製風鈴など、思い思いに購入していました。みんな「欲しかったけど、普段なかなか買いに行けなかったもの」を掘り出している印象でした。
最後に訪れたのが、スイーツ店の「almo(アルモ)」さん。

自然栽培・無農薬・有機栽培を行う「にこにこ農園」さんの野菜と果物を使った、スイーツや焼き菓子が並んでいます。この日はみんな店に入るや否やジェラートに一直線。夏の暑さをしのぐため、冷たい食べ物に買い物が集中しました。

種類は、「お米のミルク」「ほうれん草りんご」「ほうじ茶ミルク」「ブロッコリーホワイトチョコ」など、いろんな組み合わせの味がそろっています。買ったスイーツ片手にみんなでお話しをしながら、今回のキャッシュモブは終了となりました。
参加した30代男性の方にお話しを聞くと、「あっという間でした。初めて知るお店もあって、楽しかったです。みんな何を買ったのか話し合えて面白かったです。」と答えてくれました。

「キャッシュモブ」に参加するには?

この「キャッシュモブ」のイベントは今後も数ヶ月に一度定期的に開催されるそうです。今後の予定は「キャッシュモブジャパン フェイスブックページ

《参加方法》
Facebookのイベントページに詳細が発表されます。
ドレスコードや集合場所が発表されるので、チェックしてみてください。
《参加費》
無料 ※各自キャッシュモブ(買い物)する際に発生する費用は実費です。買う金額や物は自由です!

編集後記

まちを盛り上げようといろんなイベントがありますね。今回は比較的若い世代が開催しているとあって、若年の方の参加が多いのが印象的でした。このような顔の見える買い物体験をすることで、地元の個人商店街とのつながりが生まれて、活気付いていくのではないでしょうか。地元を盛り上げたい方、意欲的な人に出会いたい人は、一度参加してはいかがでしょうか。

ライター紹介

ライター:IKUE
和歌山市在住。30代女性。「和歌山をみんなで楽しく暮らす」をモットーに、まちの面白いこと新しい試みを発信していきたいです。

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