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【後日談2】SKP(スーパーキッズプロジェクト)セミナーに参加してきました

2020年、高校受験・大学受験がまるっと変わる!?慌てないために飛び級学習を始めよう!

7/3(月)、またまたパームシティ前にある<紀州松下村塾>内で開催されたSKPセミナーに参加してまいりました!講師の先生は例に漏れず、日本の夏をさらに熱くさせる漢「大坪充典」先生。前回(後日談記事)よりもパワーアップした先生の講義を聞きに、平日のお昼時にもかかわらず人がたくさん集まっていました。


今回は、もう少し掘り下げたお話を聞いてまいりましたのでご紹介させていただきます。どうぞ!


日本の教育が「変わる」の意味、本当に理解していますか?

前回のレポートでもお伝えしましたが、2020年に日本の教育は大きな転換期を迎えることになります。今年のゴールデンウィークにもいくつか重大な発表がなされていましたが、みなさんピンときていますか?ちなみに私はきていませんでした。



「まだ、うちの子小さいから関係ないわ~」って思ってるお母さん!残念ですが大坪先生に怒られます。

「そうは言っても、受験生になってからで間に合うと思うし大丈夫」って油断しているお母さんも、大坪先生に間違いなく怒られます。

「うちは指定校推薦狙ってるから平気よ~」って言ってるお母さん。やっぱり大坪先生に怒られます。



前回、「基礎学力テスト」と「大学入試共通テスト」と呼ばれる2つの試験が、今後の大学入試のキーマンだとお伝えしましたが、今回はそれぞれがどんな試験なのか簡単に説明します!



●基礎学力テスト
高校2年生から2回受験する基礎学力を測るテストで、教科は「国数英」の3教科。数学でいえば数1の内容、英語はコミュニケーション英語が中心へ。これは基礎学力がどの程度定着しているかを段階的に確認するための取り組みなんだそう。

このテスト結果は、指定校推薦などにも反映されることがほぼ決まりつつあり、いくら推薦といえどもきちんと基礎学力を定着させていなければ難しくなるのです。こわい。


●大学入試共通テスト
通称、共通テストと呼ばれるこの試験は、従来のセンター試験とは違い、選択式の問題ではなく記述式が導入されることでも注目が集まっています。現段階では数学・国語のみの導入だそうですが、全体の問題のおよそ30%が記述式になることで試験の難易度はぐっと増すことになるでしょう。なんてこと。

もう一つ、大きな変化としては英語の4技能(読む・聞く・話す・書く)評価でしょうか。今までの英語は「語学」としての試験。つまり、文法中心の学習だったものが「言語」としての学習に変わるのだそう。語学とは、つまり我々でいえば日本語と同じで、読めて・聞けて・話せて・書ける。言語としての英語を学ぶべきだと国が方針を決めたんですね。英語の試験に関しては、民間の試験・検定を活用することも決定しており、今後ますます難易度が高まることを意味しています。

英語を中学2年生で挫折した私には、どんなホラーな話よりもホラーです。



大坪先生は、言います。


「わかりますか。大学入試がこうも変わろうとしている。大学入試だけではない、高校入試だって変わる。現状和歌山はまだですが、お隣の大阪を中心に全国でもいくつかの県は、入試改革に乗り出しました。」



高校入試の判定としては、内申点と入試結果の配分がキーマンですよね。内申点を多く加算する高校もありますが、現状トップ校では当日の入試結果が重視されるそうです。もちろん内申点も大事ですが、当日の試験結果が優遇される…これはどんな変化を意味するのでしょう。そのテストの範囲も懸念事項なんですって。

ある都道府県の今年の数学の入試問題。点数は配分の多くを占めた単元は、場合によっては終わらない、中学3年生で習う図形。トップ校を十二分に狙える中学生ですら、点数をとることが難しかったそうです。


理由は簡単、「習っていないから」。


ですが、これは暗にトップ校からのメッセージでもあると大坪先生は言います。

「これは、トップ校からの警告なのです。習っていない?なら、なぜ予習をしないのか。そんな足並みでは、トップ校の授業についていくことはできない。そういう意味が込められているのです。」

「だから私はSKP、すなわち飛び級学習を始めました。学校の授業がわからなくなるのは、知らないからです。掛け算ができる小学一年生が、1+1の足し算で躓きますか?2次方程式が解ける中学一年生が、正の数・負の数で挫折しますか?答えはNOです。予習ができる子をつくる、これが学習のすべてなのです。」


なぜ「飛び級」が必要なのか。なぜ、「今すぐ」始めないといけないのか。その理由の背景には、日本の教育改革があったんですね。


日本で一番「地味」「しつこい」「見辛い」教育!?

SKPのお話を一通り終えた後は、教材を実際に触ってみようとのお達しが。受講しているお母さん達も一斉に問題を解き始めます。小学生の国語が一つと中学生の数学の問題が一つ。私も一緒に解かせていただきました。

初見では、SKP教材のすごさはわからないんです。…というより、大人はなかなか理解できないんだと大坪先生。


日本一、「地味」「しつこく」「見辛い」教材。


ペーパーの教材と、ビデオの教材を見せて頂いたのですが、確かに、一見なんの変哲も無い教材に見えます。某通信教育などのテキストと比べても「地味」。先生の姿も映りません。

ですが見ているうちに分かること。とにかく「見辛い」。画面上で先生が解説をしていくのですが、お世辞にも綺麗な画面とは言えず…。問題がでて、その後画面が切り替わって綺麗な解説がでる…なんてことはなく、先生の手書きの解説が綴られていくのです。

その間にもうひとつのポイント「しつこさ」も発見。基本の解説が、問題を挟むたびに毎回登場。毎回手書き。この刷り込みには「参った!」としか言えません。予習学習の一番の難点である新しいことが理解しにくいというポイントも、ここまで徹底的に解説を受けることができれば、「必ず」わかるようになるのだそう。だから、お子さんが集中して、ぐんぐん自分で問題を解いていくことができるのですって。

「机に座るのも嫌いだったのに信じられない…」そこで、初めて保護者の方にSKPの魔法を見ていただけるのですね。最後は、お母さん達必死で問題を解いてました。お子様にもぜひ解かせてあげてくださいと思いました。

ところで、数学の答え合わせはまだですか先生。答えが気になって夜も眠れません。


半世紀の間に教えたこと、教わったこと。

大坪先生は塾業界に約半世紀も携わる大ベテラン。いろいろな教育方法を試しては捨て、また新たな教育法を試しては捨て、を繰り返されたのだとか。その中で、いいと思った教育法は、たくさんありはしたものの「教育の本来の姿」というものを見出せなかったそうです。勉強ができるだけじゃガリ勉だなんて叩かれる時代。でも、本当の「勉強」をしたことの無い子が社会で挫折するのもまた少なくはない事実。それは学習を通して人間力の形成がおろそかになっていたから。どうすれば、学習と両立できるのだろう。そう悩んでいた時、SKPの可能性を発見しました。


「SKPのすごいところは、数学や英語だけじゃない。誰しもが避けて通りがちな、国語を大切にしていることなんです。」


「国語だけなんです、感性・個性を磨いて、人生の道筋を作れるのは。勉強だけしてりゃあいいなんていいません。ですが、どんな学校に行っても、どんな大人になっても、どんな夢を叶えたとしても、人とつながって生きていく上で、豊かな感受性で物事を受け止められる方が幸せになれると確信しています。だからSKPを奨励しています。お子さんへ幸せな未来の道筋を、お母さん、お父さんが示すことのできる素晴らしい教育法なのです。」



メラメラと熱い大坪先生節が炸裂した90分。最後はちょっぴり大坪先生のことがわかったような気がしました。根性論が似合いそうな感じですが、おっしゃることは真逆。


無理なことは言いません。
無理なこともさせません。


勉学とは、本来楽しいものであるはずだったと、ならば今後の学習は楽しいものでなければいけないと。自分でやるから楽しいんですよね。仕事も同じです。私も学べることがまだまだあるなと思ったセミナーでした。


すっかり夏らしくなった今日のこの頃。この記事を執筆しているのが7月に突入したところなのですが、巷では台風が発生したりして、ああ夏だなーと。大人の私は台風で仕事が休みになったりしないので、できれば穏便に通り過ぎてほしいと思ってます。ああ無情。

さてさて学生さんはというと…ちょうど今季の期末テストが終わった頃でしょうか?結果はいかがでしたか。噂によると、とある塾さんは爆発的に結果が伸びているそうですよ!夏休み前の通知表が楽しみですね。また夏といえば夏期講習!SKPを導入した紀州松下村塾では新しい試みがなされるそうです。その名も「数学難民、一掃!夏の終わりにニガテ0(ゼロ)宣言!」。もう少しだけ受付募集ということなので、ぜひ問い合わせてみては。