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「あがらビール」に決定!和歌山大学×紀州応援酒場 三代目 ビールプロジェクト

2017年3月26日に行われたビールプロジェクトのネーミングお披露目イベントの様子を取材してきました。

紀州応援酒場 三代目が新しく発表した地ビール。今回和歌山大学の学生と、紀州応援酒場 三代目がコラボレーションし、新しいビールのネーミングコンペが開催されました。約1ヶ月の応募期間で259個の名前応募があり、この内最終候補は4つ。当日会場で最終投票もおこなわれ、名前決定・お披露目イベントとなりました。

事前のプロジェクトの様子はこちらをクリック

和歌山自慢の4つのおつまみと、三代目のビールを堪能

会場は和歌山市役所十四階農園で開催されました。一歩入ると、人が溢れ約60人近くの参加者がいました。既に会場内では、参加者がこぞって三代目地ビールを飲むために列をつくり、一足先に到着し飲み始めただろう方はおつまみも味わっていました。

<今回用意された和歌山自慢の4つのおつまみ>
・紀州甘辛屋 生姜の佃煮・味噌・ジャムの3点セット
・紀州高下水産 紀州備長炭を使った干物
・cafe moco 生姜チップス
・呑多呂商店 スーパージンシャー(ジンジャーエール)
写真左から 生姜チップス/3点セット/干物
写真左から 生姜チップス/3点セット/干物
呑多呂商店 スーパージンジャー
呑多呂商店 スーパージンジャー
乾杯の様子
乾杯の様子
開演直後、乾杯の挨拶がおこなわれネームの第一・第二審査を行った関係者が次々にプロジェクトの成功や学生たちへ励ましの言葉を送りました。中でも、株式会社松源 代表取締役社長 兼田守さんは「“念ずれば花開く”や“為せば成る為さねば成らぬ何事も、成らぬは人の為さぬなりけり”という言葉があるように、夢は描かず手に入れろ!その方法を探すのが人生の面白いところだ。三代目 吉田店主の夢は今後は続いていくだろう、学生の方々も諦めないで頑張って欲しい!」と激励の言葉を伝え、乾杯しました。

みんなで考える「和歌山愛を発見!ワークショップ」

乾杯のあと、しばらくするとマイクを持った西上さんが司会を始め、参加者を巻き込んだコーナーが開かれました。その名も、和歌山愛を発見ワークショップ。“和歌山市のいいところ”を付箋にかき集め、その合計数でテーブルごとに争うルールです。
ワークショップの様子
ワークショップの様子
ワークショップの様子
ワークショップの様子
豪華プレゼントが用意されていると聞いて、6つのテーブルの参加者が勢いよくペンを握ります。開始の合図のあと、制限時間ギリギリまで黙々と付箋を書き出し真剣そのものでした。

【付箋に書かれた和歌山市のいいところ一部抜粋】
・和歌山市の女性は綺麗
・松源がある
・きいちゃんが可愛い
・駐車料金が安い
・自然が豊か
・雑賀崎からの夕日が綺麗
・ぶんだら・おどるんやなど祭りがある
・港祭りがある
・松下幸之助・小久保監督など有名人の出身地
・暖かい人が多い
・大阪が近い
・秋葉山のプールはオリンピックの練習場
・加太は海、温泉、しらす、淡島神社、友が島で有名
・和歌山城は立派、桜が綺麗、無料動物園があり園長は熊のベニーちゃん
・学生の街
・ラーメンが美味しい
・おしゃれなカフェが多い
・ローカル放送がある
・吉本芸人がよくくる

など、沢山出ました。「よさこい」という和歌山市独自の祭りや、物価の違いによる駐車料金の安さ、和歌山のトレードマークの和歌山城などなど。小さな日常的部分から、和歌山市の街並みについて、市民の目で見る「良さ」が発表されました。
最終結果では、良いところを87個書き上げたFチームが勝利。優勝商品は、紀州高下水産から鯛の干物がプレゼントされました。

名前決定!和歌山地ビール名前お披露目

ネーミングの最終投票と開封後の集計が終わり、名前がお披露目となりました。最終候補に上がった4つの名前は以下の通りです。

1)あがらビール
2)きのくにビール
3)飲もーらビール
4)黒潮ビール

この中から選ばれたのは、「あがら」の3文字でした。
和歌山地ビール名前が決定の瞬間 写真左端 隈絵梨さん
和歌山地ビール名前が決定の瞬間 写真左端 隈絵梨さん
“あがら”を命名した、隈絵梨さん。笑顔で喜びの気持ちを語ってくれました。

「私は、大好きな和歌山の方言から“あがら”をつけました。和歌山にしかないものってなんだろうって考えた時に思い出したからです。年配の方は親しみがある言葉、若い方や県外の方には新しい言葉です。和歌山のことを知らない人たちに“あがら”の言葉の意味を説明することで、和歌山とのご縁が繋がっていくと思いました。
 また、私の子どもは現在8ヶ月で0歳とこのビールと同い年です。この子が二十歳になった時、初めて飲むビールを“あがらビール”にします。」

話し終えると、会場中に拍手が響きました。子どもが成人後、ビールを親子で飲む姿をみんなが想像し微笑みあう瞬間でした。

最後に、紀州応援酒場三代目 代表取締役吉田さんから参加者と関係者に向け、感謝の言葉を続けました。
「このビールを介して、県外の人が和歌山っていいところだよねって知っていただくツールとして使っていきたいと思っています。ビールが売れればいい、ではなく、どれだけ和歌山市に寄与できるかと考えています。つきましては今後も、和歌山大学の学生に色々とアイディアなど頼むこともあると思います。このイベントの成功は学生の力のたわものであり、和歌山大学の学生は和歌山の宝です。この「あがら」というブランド名を本日いただいたので、今度は私が大切に温め、育て、精進してまいります。今後ともご支援のほど宜しくお願いいたします。」と、イベントを締めくくりました。