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GuesthouseRICO一周年イベント「KYUKAMACHI(きゅうかまち)マルシェ」レポート

昭和の共同住宅に14店が出展

新通にある「GuesthouseRICO(ゲストハウス リコ)」の一周年イベント「KYUKAMACHI(きゅうかまち)マルシェ」が、近くの共同住宅で開催されました。
場所は和歌山市新通にあるGuesthouseRICOから徒歩1分。築56年の昭和の香りが残る木造アパート「KIBOU-SOU(希望荘)」。イベントのきっかけはGuesthouseRICOのゼネラルマネージャーである宮原さんが、不動産オーナーから空き家の相談をされたのがきっかけだそうです。

年季の入った外観が目を引くこの建物が「KIBOU-SOU」。木造の窓枠が時代を感じさせます。そんな会場の楽しみ方を話してくれたのが、RICOマネージャー・橘麻里さん。「元住人は日曜大工が好きだったようで、座って手の届くところに肘掛が作られていました。他にもいろんな仕掛けが建物の中に見つけられます。それが生活を垣間見れたようで、面白いんです」と。

さっそく中に入ってみました。
玄関から目に飛び込んできたのは大きな靴箱やカウンター。1階は簡易床が敷かれた通りを進み、共同部屋へと繋がっています。

そこには手作り雑貨「ほかほか共同作業所 陶芸部」、コーヒー店「THE ROASTERAS」、和歌山産食品ブランド「FROM FARM」、菓子店「Cookie&Muffin8739」、奥の部屋ではヨガ教室やライブも催されていました。

階段を登り2階に行くと、畳部屋や昭和の注意書き、極端に狭い水回り、円卓、木目の天井、歪みの効いたドアなど、ひと昔前の名残をところどころに感じます。

ブースは、和歌山の人気店を中心に集結。飲食店「一年ニ組包子屋小豆」「Deli+Table ti.po」「SANDOYA」「Utoto」「なかむらたかし」、来年オープンをめざす地産加工食品店「くくたち」はイベント初出店。本屋は「PLUG books」「もしも文庫」。観葉植物の「GREEN HENGE」、ハンドトリートメント「Kishu Herb Spa」。貼り絵ワークショップも開催。休憩部屋には染織家・土井知子さんの作品が天井一面に飾られ、落ち着く空間でした。

宮原さんの知り合いを中心に、声をかけて集まった今回のマルシェ。14店が出店されたそうです。
印象的だったのは、4~6畳と小さめのスペースに、ひと部屋2ブースが出店。出店者と客の距離が縮まりやすく、自然と会話がはずむ光景が広がっていました。食べ物のほかにワークショップや休憩場所があり、ゆったりとした時間に。100人以上が来場されたそうで、賑わっていました。

宮原さんは「長い時間、楽しんでくれた人が多いように感じました。子供や近所の人にも来ていただいたので、地域とつながるきっかけになってくれればと思います。気軽に来れるイベントとして、これからも開催していきたいです。」と喜んでいました。

RICOに続く新しいスポット。地域と繋がる場所として、今後も期待したいですね。


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編集後期

地元との繋がりの場になりつつあるGuesthouseRICO。屋上ビアガーデンや流しそうめん、映画、カフェ、プラネタリウムなど、今までにないイベントで地域を盛り上げています。KIBOU-SOUも、これからが楽しみですね。