そこまで迫った、第三木曜日。今年のボージョレ・ヌーボーの特徴や飲み方など、「わいんでぐち」のシニアワインアドバイザー出口美穂さんに教えていただきました。また、外食でボージョレを楽しめるお店もまとめてご紹介いたします。

ボージョレ・ヌーボーの、ボージョレとは「ボージョレ地区」のことを指し、ヌーボは「新酒」という意味。つまり、ボージョレ・ヌーボーは、ボージョレ地区で作られたその年の新酒を指します。

ボージョレ・ヌーボーは、製造方法が普通のワインとは異なります。ワインは、葡萄の収穫後、発酵を繰り返し熟成させ、最短でも1年後に瓶詰めされ販売されます。ヌーボーは、その年にできた葡萄の収穫後、発酵は大体4日～1週間前後といわれ、瓶詰めされたものが販売となります。そのため、「今年はどんな葡萄が仕上がっているのか」、試し飲みという感覚に近いといわれていて、「今年も無事に収穫ができた。」という感謝の意を込めたイベントです。

既に11月は、寒い季節のためワインがだめになる心配はありません。暖房の熱が届かない、涼しい場所がオススメです。また、飲み方は18～20℃前後の常温が良いといわれています。渋みだけでなく、フルーティーな果実味など、まろやかな味わいが広がります。もちろん、冷やして飲むことは間違いではありません。お好みの温度や、味わいがあるので、お家で飲まれる際には、色々試してみてはいかがでしょうか。

一般的には2016年の評価はよくない、と噂されていますが、7～8月は乾燥して暑い日が続き、例年の2倍近い日照時間続いたことで、実が形成される大事な時期には良い条件が揃ったといわれています。そのため、果実味より酸味がプラスされ、「キュート」というより「エレガント」な味わいの新酒になっているそうです。

■ピエール・ポネル・ボージョレ・ヌーボー　750ml　￥2,160
■Dド・ラ・プレーニュ・ボージョレ・ヴィラージュ・ヌーヴォー　750ml　オープン価格
■ルイ・ジャド　ボージョレ・ヴィラージュ・ヌーヴォー　750ml　￥3,780
■ロイック＆ノエル・ビュリア・ボージョレ・ヴィラージュ・ヌーヴォー　750ml　￥4,300
■ティエリ・カナール・ボージョレVキュヴェオマージュア・ジェラール・カナール　750ml　オープン価格
■コラン・ブーリセ・ボージョレ・ヴィラージュ・ヌーヴォー　750ml　オープン価格

※船便（12月下旬のお届け）
■カーウ゛・ド・ベレール・ボージョレ・ヴィラージュ・ヌーヴォー　750ml　￥1,890

※ボージョレ以外のフランスの新酒
■ラバスタン・ガメー・ヌーヴォー（地ワイン）　750ml　￥1,404
■コラン・ブーリセ・マコンヴィラージュ・ヌーヴォー（白）　750ml　オープン価格

※オーストリー・ホイリゲ（新酒）11月11日金曜解禁
■ツァーヘル・ウィーナー・ホイリゲ（ヌスベルグ）ゲミシュターサッツ　750ml　￥3,220

■ジェンマート・ノヴェッロ・マルケ　
フルーティな、ベリーやりんごを感じさせる香り。まろやかで余韻が豊か。その香り高さから、アンティパスト（前菜）と一緒にいかがでしょうか？
　
■コルヴォノヴェッロ　
スミレ色を帯びた濃いチェリー色、フルーティーでフローラルな香り。香り高く繊細、ビロードようなまろやかさが特徴です。2015年物の印象は、シチリアの豊かな太陽を浴びたワインらしく、すみれ色を帯びた濃いチェリー色は、すでにヴィノ・ノヴェッロの枠を超えたものがありました。フルーティでフローラルな香り高さは「コルヴォ・ブランド」ならでわ！新酒特有のピリピリ感もなく、まろやかな味わいが楽しめました。

■サンジョヴェーゼ・ルビコーネ　
白感覚で飲めるさわやかさ
口当たりのよい飲みやすさ
鮮やかなルビー色のフレッシュでフルーティな香りやテイストの心地良いやや辛口の軽いタイプの新酒赤ワインです。
色んな料理と気軽に楽しめます。

《その他アラカルトも充実。》
ボジョレとチーズのセット　￥2,000
ほか、生ハム2種盛り合わせや、海老のアヒージョなどございます。

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